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2月16日から令和7年度の確定申告が始まった。私も税理士事務所に出す資料の準備を始めた。その中に尾道市から令和7年の介護保険料の特別徴収分及び後期高齢者医療保険料の窓口納付分の通知書が送られてきている。それよると介護保険料は17万5,100円、後期高齢者保険料は77万6,900円で社会保険料は合計95万2,000円であった。

一方令和7年分の公的年金の源泉徴収票が厚生労働省年金局から送付されてきている。私は国民年金であるが歯科医になる前、会社員をしていたため、一部厚生年金分が入っており総額で110万9,245円であった。

この二つを比較してみたとき。年金から社会保険料を引くと(110万9,245円―95万2,000円)残額は15万7,245円となる。実に公的年金の85.8%が社会保険料として消えたことになる。さらに社会保険料の他、所得税、住民税の支払いもしなくてはならない。これでは年金から生活費が1円も出ない。24歳から年金をかけ始め、歯科医師になってからは国民年金を掛け通常なら60歳で掛け終わるが、あと5年間65歳までプラス掛けられる制度を利用してこの結果である。来月79歳に成るが、結局生きていくためにはまだまだ働かなくてはならない。しかし働けば税金は増額される、しんどいこと。
さらに後期高齢者医療に係わる医療費の1月から10月までのお知らせが届いている。11月、12月分は3月に届くようである。

1月から10月までで医療費は199万1,790円でびっくりする金額である。これは昨年6月にPET―CT検査を行ったところ、脳下垂体、前立腺、右腎臓の三つの臓器に癌の疑いがあると診断が出たことによる。脳下垂体はMRA検査を行い、前立線は生検をしてどちらも異常がないことを確認した。腎臓は精密検査の結果癌が濃厚と診断され部分切除をして組織検査をした結果やはり癌であった。これらの医療行為により医療費が例年になく多くなっていた。丁度6月〜9月の医療費が171万7,340円となっている。よって6月〜9月分の医療費がなければ(199万1,790円―171万7340円)27万4,450円で例年と同じ程度の医療費である。
少なくとも1月から10月までの総医療費199万1,790円の内、自己負担3割分42万3,697円と私の後期高齢者保険料77万6,900円分を差し引くと79万1,193円となりこの金額は他の後期高齢者の方に助けていただいたことになる。今までは他の方のお役に立てていると思っていたが、今回は助けられる身になり保険のありがたさを感じた。
私自身が元気でいることが他の人のお役に立てることを自覚し身体を大切にしなくてはと思った。それと大病を患った際には年齢を考慮して延命治療などは行わないで、出来るだけ医療費のかからない方法を選んで静かに死んでいきたいと思った。
2月8日に行われた衆議院選挙で多くの政党が消費税の減税を訴えていたが、消費税よりも社会保険料の低減がベストと訴える政党があったが、これもありかなと思う。
ところで2月20日の中国新聞一面トップに「iPS再生医療実用化へ」「重症心不全・パーキンソン病」 「世界初 2製品承認了承」と見出しに書いてあった。

患者にとっては朗報であり喜ばしいことである。これが承認され価格や保険適用の議論がなされるが、重症心不全症に使用される「リハート」は1,000万円以上が見込まれ、パーキンソン病を対象にした「アムシェプリ」も高額が想定されていると書いてあった。今後、医療費は更に上がり国民の保険料負担もウナギ登りになるのであろうと思われる。
また同じ新聞の三面には「高額筋ジス新薬保険適用」3億円超 患者期待「一刻も早く」と見出しが載っていた。

「全身の筋肉が徐々に衰える難病「デュシェンヌ型筋ジストロフィー」の遺伝子治療薬「エレビジス」が20日から公的医療保険の対象となった。公定価格の薬価は3億497万円で、国内最高額。3歳以上8歳未満が対象となり、歩行が可能という条件もある。年齢や病状進行で投与が制限されるため「一刻も早く使えるように」との声が上がる。・・・
良い薬が出来て患者には本当によかったと思うが、医療費が膨大になることは必然である。国民全体が覚悟を決めなければならない。そして願わくはこの治療で一命を取り留め、育った子供達にはその重みを感じながら立派な人になってくれることを祈るばかりである。
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