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11月10日に「25年秋の収穫」と題してしてブログをアップした。その中で「今年は柿が大豊作でご近所様や従業員に持って帰ってもらうと同時に『御自由にお持ち帰りください』と張り紙をしてコンテナに入れて、ビニール袋も用意して待合室に出した。10月21日から11月11日までの間、何回か補充しながら置いていた。結構な人気でほとんどはけた』と書いた。 お持ち帰りいただいた多くの患者様の中で定期的に来院されているおひとりがこのことを中国新聞に投稿された。その投稿文「歯科で柿もらいほっこり」と題した投稿文が11月28日の「広場」覧に掲載された。その日の朝、私は新聞をさっと見ていたが気がつかなかった。帰宅したら家内がにこにこしながらお父さん柿のことが載っているよと言うので早速読ませていただいた。 『皮をむいて食卓に出し、おいしくいただいている。色が鮮やかで甘い。「歯医者に行って柿をいただけるなんて最高。2年前に亡くなったお母さんは柿が好きだったよね」などと夫と話しながら食べている』と書いてあった。ご夫婦の団らんが出来しかも亡くなられたお母様を偲ばれて良かったなと思った。また最後に「何でも美味しく食べられる歯を大切にしたいとおもった」と書かれていて私はぐっときて嬉しくなった。 というのも私は今年11月6日に開業39周年迎えた。開業した頃は日本全国、虫歯の大洪水時代であった。当時、我々歯科医師は自分たちのことを「歯大工」と揶揄していた。治しても、治してもまた虫歯が出来て来院される。 私は本来、歯科医師は歯を治療することがメインではなく、虫歯にならないようにまた歯周病に成らないようにする予防が本業だと思っている。 このことでかって私が経験をした話をすると、開業間もない頃、一応虫歯の治療が終わり、今度は虫歯にならないようにと思い歯磨き指導でお呼びしたことがある。そして歯磨き指導をはじめたところ患者様から「今日は残業を断って來たのに、なんで歯磨きなのだ」とお叱りを受けたことがある。その時はかなりショックを受けたが最近では予防が大事だと言うことが理解されだし、スムーズにメンテナンスなどを受け入れてくださり安心して指導などが出来る。 中国新聞に投稿された患者様も歯の大事さを理解されておられ本当に良かったと嬉しく思いほっこりした。
2025年12月04日