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09/21 腎癌切除の道のり PART 2
09/21 腎癌切除の道のり PART 1
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院長のブログ

腎癌切除の道のり PART 2

 今度の腎臓手術は2週間ほどの入院となるのでその間メールができないと困る。病院ではWi-FiがないのでiPhone を経由してインタネットにつなぐ方法としてテザリングをauと契約したがなかなかうまく繋がらない。ちゅピCOM の人に来てもっていろいろしてもらい何とか目途が立つ。
 なお「国立がん研究センター情報サービス」が提供している小冊子に寄れば2019年に日本全国で腎がん(腎盂がんは含みません)と診断されたのは21,347例(人)である。
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 9月10日、 家内の妹が私と家内をJA尾道総合病院(以下JA尾総)に送くってくれ、10時に到着。入院用荷物を入院センターに預け、麻酔科と歯科の入院前受診をする。病室はAタイプを希望していたが、空きがなくCタイプだと言われる。これだと前立腺の生検の時の1日入院と同じになりとても我慢できそうにない。それで一部屋しかない特別室でも構わないことを申し出たところ再度調整すると言われた。その結果最初に申し込んだAタイプになった。
 病院の中のレストランで昼食をとり13時に入院センターに行き荷物を受け取り病室に案内してもらう。部屋は広く、使い勝手がよくPCも病室内で使用可能であった
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窓からは尾道水道や向島、因島大橋鉄塔が見え申し分ない。
 入院して直ぐに手術場の看護師さんが来て明日の手術のことを説明してくれたが、なんと昔から「さいだ歯科医院」に来てくれている患者さんでそのお子様達も私の患者さんで有った。家内は15時のバスにて帰る。
 夕方口腔外科の浜名先生と石田先生がご挨拶に来られた。申し訳なくありがたかった。
 9月11日、 いよいよ手術日で朝から食事は無く代わりに180mlの飲み物が手渡され飲む。手術は12:45からとのこと。私の前の手術が長引くと少し遅れるとのこと。しかしほぼ予定通り手術室に入り手際よく麻酔がかけられる。まず背中の腰のあたりに硬膜外麻酔をされる、その後全身麻酔を掛けられたのだろうが、全く記憶にない。私の手術は後腹膜鏡下腎部分切除術で進められた。
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 16時半頃目覚めたが集中治療室にいて家内と一言、二言、言葉を交わしたが何を話したのか覚えていない。うとうとするが眠れない、何度か睡眠薬を点滴してもらったがダメで3時ころから痰が出だし1分おき位に痰を出す。全身麻酔のため管を喉に挿管したことによるものだ。喉がカラカラだったが水は飲めない。看護師さんにお願いしてストローで水を含みうがいをさせてもらう。それでもなお痰が出る。
 9月12日、 朝五時ころから目覚めてしまう。少しせん妄が出たのではと思った。朝8時ころ歯科衛生士さんが来て口の中をひと通り見て周術期の介入は終わりといわれた。またICUの看護師さんが体温、血圧を測りに来た。彼女は私が栗原中学校で歯科校医をしていたとき私に歯の検診をして貰ったと言っていた。驚く。
 9時に主治医の柴村先生が来て摘出したものは悪性の様であるが詳細は病理組織検査の結果待ちになるとのこと。やっと水分を取ることが許可された。ストローで飲む。ほっとした気分になる、それから4〜5時間色々の手当てをしてもらう。全身を拭いてもらったり、点滴の針を2本ほど抜いてもらったりした。またリハビリと称して点滴のついた器具を持ってICUの部屋を歩いてみる。少しよろよろとして心もとない。
 14時に一般病棟に移動した。ひたすらベットに横になっていた。家内が来たとき昨日摘出した組織を写真に撮っていたので見せてくれた。家内によると丁度、鶏の肝のように見えたとか。
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 写真の摘出物の分割面を見ると下の方は正常組織であるが上方は組織がドロッとしていて、私でもこれは悪性だなと判断できる代物であった。先生が言われたことに納得。
 9月13日、 6時前に目が覚める夜中に看護師さんが来て尿パックやドレーンパックを空にしてくれた時、目が覚めたがすぐまた眠れた。午後足の浮腫を抑えるために履いていたきつい靴下を脱ぐことができた。また尿パックも除去され自分の「ちんちん」で排尿できるようになった。そして夜には紙おむつが取れパンツに履き替えることができた。
 9月14日、 5時半頃目覚める。8時過ぎ朝食後、点滴スタンドを押しながら5階の病棟を3周歩いた。10時過ぎに最後の点滴が始まる。11時半頃主治医の柴村先生が病棟に回診してくれて背中の硬膜麻酔の注射針と管を取ってくれ、さらにドレーン用管の抜去をしてくれた。12時頃看護師さんが来て点滴を終了し針を抜いてくれた。これで体から全てのチューブが取れて身軽になる。ほっとする。移動も簡単だし、ベットに横になることも、寝返りも楽にできる、ただしまだ腹に力が入ると少し痛い。午後義妹夫婦がお見舞いに来てくれる。今後の見通しを主治医の柴村先生に聞くと18日の血液検査次第とのこと。早く良くなるといいなと思う。
 9月15日、 昨夜右足を持ち上げたら足の外側の筋肉が痛く、夜中見回りに来た看護師さんに事情を話し経皮鎮痛消炎剤のテープを出してもらい右足の痛い部分に貼った。起床時少し痛みが治まっていた。昼食後シャワーをする。手術日以来のシャワーで鏡を見ると随分顔が黒ずんでいた。体力回復のため5階病棟フロアーを歩く。5階フロアーは中央部に共同トイレやシャワー室、処置室、ナースステイションがあり、その北と南側に病室がある。スマフォを持って歩くとおおよそ1周が200mである。2.3q程歩いた。また病棟の東西中央部にはディルームがあり、電話をかけたり、椅子に座って本を読んだり出来る。
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 そして歩いている時に昔からの「さいだ歯科医院」の患者さんにばったり出会った。聞けば脳梗塞で1か月近く入院しているとのこと。かなり回復されている様であった。お互い頑張ろうと励ましあった。
 9月16日、 昨夜も2時間おきくらいに目覚めその都度トイレに行く。そして痰がそのたびに出る。そこで先生に話し、咳止めの薬を処方してもらう。夕食後から服用開始。
 また朝・昼・夕方と3回に分けて病棟のフロアーを15周した。入院以来、家内は毎日様子を見に来てくれてナシ・ブドウ・桃などの果物を差し入れてくれ有難さが染みる。
 9月17日、 昨夜も2時間おきに目が覚める。朝、主治医の柴村先生に話をして膀胱を広げる薬を出してもらう。寝る前1錠服用するとのこと。思うに数日間導尿で膀胱の機能が働かなかったせいではなかろうか?
看護師さんが来て傷口に貼ってあったフイルムを剝がしてくれた。その下にあるテープは自然に剝がれるの待ってくださいとのこと。腹帯もしなくてよいと言われたが用心の為今日は巻いておくことした。
病院食にも慣れた。この程度なら太り過ぎにならないのであろう。
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 9月18日、 先週の手術から8日目である。朝5時45分に看護師が来て採血をしてくれた。9時前に主治医の柴村先生がきて血液検査の結果問題ない。明日か明後日に退院をしてもよいが如何するかと言われ、家のほうが落ち着くので明日したいと申し出た。その後病棟師長様が来て退院の手続きを始めることを伝えられた。退院は明日の朝10時と決まった。
いよいよこの窓からの眺めともお別れだ。15日には綺麗な夕焼け、17日には雷の光りが雲の間から見えた。
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 9月19日、 家内が9時半頃迎えに来てくれた。そして栄養士さんが病室に来て退院後の私の食生活について色々家内に説明をしてくれた。特に塩分については薄味にすること、炭水化物やタンパク質などもバランス良く食べさせることなど事細かに話してくれた。また次回10月10日の診察の予約を取る。このとき血液検査と11日に摘出した組織の病理検査結果を説明してくれるとのこと。治療代、入院費などを支払い無事10時過ぎに病院を後にした。帰って自室に入ると本当にほっとした。無事帰れて良かった。
 なお冒頭に書いた「国立がん研究センター情報サービス」が提供している小冊子に寄れば『一般的に腎細胞がんは、治療後10年以上経過してからも再発を起こすことがあります。病院への定期通院が終わった後も、健康管理の意味も含めて、健康診断や人間ドックなどを受けましょう』とあった。

2025年09月21日

腎癌切除の道のり PART 1

 久しぶりにブログをアップします。このブランクの間、人生で初めての経験をして何かと忙しかった。
現在日本では二人に一人が癌になると言われ年間100万人が癌に侵されている
毎年三原医師会病院でPET-CT検査を行っている。家内からは放射線被ばく量が増えるので間隔をあけて受診したらと何時も言われる。昨年ブログにも書いたように大腸癌の疑いと診断され市内のHクリニックで大腸内視鏡検査をしたが異常なく良かった。
 今年は6月16日(金)にPET―CT検査を行った。その結果が6月20日に送られてきた。結果は3か所癌の疑いがあるというものであった。
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一つは脳下垂体に集積がある。二つ目は前立腺に三つ目は腎臓にがんの疑いがあると書いてあった。いずれも指摘されたところにはまったく異常を感じない。
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 一番驚いたのは脳に異常ということでびっくり、家内は以前から福山の太田記念病院創始者 太田浩右先生がされている太田トホーニャ診療所に掛かっていたのでアポイントもなく6月21日(土)に行く。事情を話したら診察してくださり。即、太田記念病院で脳のMRIを撮り画像を受け取り持って行ったところ来週あたりに結果を連絡してくれとのことで帰る。ところが午後は休診なので先生の息子さんと一緒に画像解析をしたところ特に異常はなかったと連絡をいただきほっとした。これで三つの内一件落着。夜ワインを飲んだ。
 前立腺と腎臓については6月26日にいつも掛かっているF泌尿器クリニックに、PET―CTの結果を持って受診した。PSA検査のため採血された。もっと精密な検査が必要ということでJA尾道総合病院(以下JA尾総)で7月14日と7月18日にCTとMRI検査を行うように予約を取ってもらう。ドイツ旅行から帰ってきて紹介状を受け取ることにした。
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翌日、前の日に行った血液検査の結果を聞いたところPSAは2.05で今までにない良い結果で、前立線癌の疑いは無いようであったが念のため7月18日にMRI検査を受けることにした。
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 7月14日にJA尾総で腎臓の精密検査としてCT検査を受ける。1時間待って紹介元のFクリニックへの返書とCT画像のCDを持ってすぐにFクリニックに行き返書の内容と画像を見せてもらう。確かに右背中に円形のものがあるが今日の検査では悪性か良性かは判断できないとのこと。その後どうするかの話はなかった、18日に前立腺のMRIを取りに行くのでどうしたものか聴こうと思う。
 7月18日、JA尾総で前立腺のMRI検査をする。終わって報告書を持ってFクリンニックに行き結果説明を受けた。前立腺が内腺肥大しており右の内腺と外腺の移行領域及び左の外腺部に怪しい像がある。生検(針生検)をする必要があるとかで、JA尾総に生検前受診の予約を7月25日9:00に取ってもらう。それにより生検日が決まるとのこと。その時は1泊する必要があるとのこと。この年になると色々出てくるものだ、成るようにしか成らないのだから腰を据えてかからなくては。
 7月25日、 家内と一緒に出掛け、JA尾総泌尿器科で診てもらう。結局前立腺に対しては8月1日に血液検査を行い8月12日入院・生検となる。その後は結果次第である。
また腎臓についてはエコー検査でも白黒はつかないが、癌の確立が高いようである。先生からは半年後に検査をして様子を見てもよいと言われたが、癌ならその間に大きくなったり進行転移すると困るので思い切って手術をすることにした。9月10日入院、11日手術、2週間入院ときまった。
 8月1日、 家内とJA尾道総合病院に行き術前検査と入院の手続きをする。1日だけの入院なのでパーテーション付きの4人部屋とした、9月の手術の時は個室にしようと思う。
8月12日、 9時前に家内に連れられてJA尾総で入院手続きをし、11時前に手術室に入り脊椎麻酔してもらい前立腺から12か所組織を取り出して貰う、痛くはないが取り出すときバチン、バチンと大きな音がしていた。
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30分程で終わり後は顕微鏡による病理検査だが結果は8月29日に判るとのこと。病室に戻るが麻酔がよく効いていて左脚の方は左半身麻痺の感覚。ピクリとも動かせない、右足で左足を触ると大根のような感覚である。
19時過ぎまでお尻が麻痺をしていた。また尿は出そうな感覚があったがさっぱり出ない。2回導尿をしてもらう。20時半頃寝ることにした。23時半頃、隣の人が痛みを訴えて看護師が来て色々処置をしていて目が覚める。トイレに行くが尿は血液交じりでちょろちょろしか出ない。その後横になりうとうとしたが3時前に目が覚めてその後は眠れなかった。
 8月13日、 家内が迎えに来て退院する。当分の間の生活について説明を受ける。1週間はアルコールを控えるように言われた。また8月29日の腎臓手術前検査のことについて説明を受ける。
 8月29日、 JA尾総に家内と一緒に行き前立腺の生検結果を聞く。悪性ではなかった。良かった。3か月に一度くらいの頻度で泌尿器科に行きPSA検査をするように言われた。9月11日の腎臓手術の術前検査をして帰る。夜は前立腺も癌でなかったことからワインで乾杯。


2025年09月21日

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