月別アーカイブ
2025年05月(2)
2025年04月(1)
2025年03月(2)
2025年02月(1)
2025年01月(3)
2024年12月(1)
2024年11月(2)
2024年10月(2)
2024年09月(2)
2024年08月(2)
2024年07月(3)
2024年06月(5)
2024年05月(2)
2024年04月(1)
2024年03月(2)
2024年02月(3)
2024年01月(2)
2023年12月(1)
2023年11月(6)
2023年10月(3)
2023年09月(2)
2023年08月(2)
2023年07月(3)
2023年06月(2)
2023年05月(2)
2023年04月(2)
2023年03月(2)
2023年02月(8)
2023年01月(2)
2022年12月(1)
2022年11月(2)
2022年10月(1)
2022年09月(2)
2022年08月(2)
2022年07月(1)
2022年06月(2)
2022年05月(3)
2022年04月(3)
2022年03月(2)
2022年02月(2)
2022年01月(3)
2021年12月(1)
2021年11月(2)
2021年10月(3)
2021年09月(3)
2021年08月(2)
2021年07月(3)
2021年06月(2)
2021年05月(1)
2021年04月(2)
2021年03月(2)
2021年02月(2)
2021年01月(4)
2020年12月(2)
2020年11月(2)
2020年10月(2)
2020年09月(2)
2020年08月(2)
2020年07月(2)
2020年06月(1)
2020年05月(2)
2020年04月(1)
2020年03月(2)
2020年02月(7)
2020年01月(2)
2019年12月(2)
2019年11月(6)
2019年10月(3)
2019年09月(3)
2019年08月(7)
2019年07月(2)
2019年06月(3)
2019年05月(3)
2019年04月(4)
2019年03月(2)
2019年02月(3)
2019年01月(6)
2018年12月(2)
2018年11月(3)
2018年10月(2)
2018年09月(2)
2018年08月(2)
2018年07月(2)
2018年06月(2)
2018年05月(2)
2018年04月(4)
2018年03月(4)
2018年02月(2)
2018年01月(2)
2017年12月(3)
2017年11月(2)
2017年10月(3)
2017年09月(3)
2017年08月(4)
2017年07月(4)
2017年06月(5)
2017年05月(3)
2017年04月(2)
2017年03月(4)
2017年02月(3)
2017年01月(6)
2016年12月(3)
2016年11月(2)
2016年10月(2)
2016年09月(3)
2016年08月(11)
2016年07月(1)
2016年06月(3)
2016年05月(2)
2016年04月(2)
2016年03月(2)
2016年02月(2)
2016年01月(2)
2015年12月(3)
2015年11月(4)
2015年10月(5)
2015年09月(2)
2015年08月(5)
2015年07月(2)
2015年06月(5)
2015年05月(3)
2015年04月(2)
2015年03月(4)
2015年02月(1)
2015年01月(3)
2014年12月(2)
2014年11月(4)
2014年10月(4)
2014年09月(5)
2014年08月(3)
2014年07月(4)
2014年06月(2)
2014年05月(4)
2014年04月(5)
2014年03月(4)
2014年02月(3)
2014年01月(3)
2013年12月(5)
2013年11月(4)
2013年10月(5)
2013年09月(3)
2013年08月(7)
2013年07月(4)
2013年06月(4)
2013年05月(4)
2013年04月(4)
2013年03月(5)
2013年02月(4)
2013年01月(10)
2012年12月(3)
2012年11月(5)
2012年10月(4)
2012年09月(4)
2012年08月(7)
2012年07月(6)
2012年06月(4)
2012年05月(4)
2012年04月(3)
2012年03月(4)
2012年02月(3)
2012年01月(4)
2011年12月(4)
2011年11月(7)
2011年10月(4)
2011年09月(5)
2011年08月(8)
2011年07月(3)
2011年06月(4)
2011年05月(5)
2011年04月(4)
2011年03月(4)
2011年02月(5)
最近の記事
05/18 読書とスマホ
05/05 今年のGWと憲法記念日
04/10 満開の桜見物と五十三次版画鑑賞
03/24 院展観賞
03/09 令和6年度北部圏域ネットワーク(医療・介護連携)会議
外部グログ

大先生(元院長)のブログ

読書とスマホ

 私が毎月購読している月刊雑誌「致知」の6月号の特集は「読書立国」であった。最近本を読む人の数が少なくなってきてそれに伴って本屋の数も減少している。日本全国各地にたくさんあった書店の激減が如実である。1999年、日本の書店は約二万二千店あった。それが2014年に一万四千店になり、令和7年の現在、1万店を切り、なおその減少数は加速している。ここ尾道(人口12万人)でも旧市内には1軒しかない。
 ちなみに幕末には江戸に八百軒、京都に二百軒の本屋があったという。今年のNHKの大河ドラマは「べらぼう」で江戸中期に活躍した蔦屋重三郎の波乱万丈の話しが放映されている。花魁などこの物語に登場する人たちがごく普通に本を読んでいる姿が描き出されている。江戸末期の識字率は9割を超え世界で群を抜いていたとも言われている。この一般庶民の識字率の高さが明治維新をなさしめた要因であったことは、今や定説とある。
   IMG_20250518_0001-3.jpg   IMG_20250518_0002-3.jpg
 今月号のトップ記事は京都大学名誉教授の中西輝正氏が特別提言として『「古典・歴史の学びこそ人格を磨く要因であり読書文化の復興が人類の命運を決する」と言われている。活字離れ、書店減少、読書文化の衰退・・・。これらは私がかねて危機感を抱いている日本社会の重大な問題です。日本の歴史上、かってないことが今起こっていると捉えています。活字離れは三十年程前から進行していた現象では無いかと思いますが、そこに覆い被さってきたのがデジタル化の波です。もちろんITが発達することのメリットは否定しません。しかしスマートフォンの登場と共にSNSや動画配信サービスが瞬く間に普及したことにより人々は活字を読む習慣から一層遠のくようになりました。文字情報を読み取り、それを頭脳や心に焼き付け蓄積する。このような人間だけが持っている大事な精神活動の機会が奪われ、読解力や語彙力も低下しています。加えてスマートフォンの端末やアプリ、プラットフォームの大部分はGAFAに代表されるアメリカの巨大テック企業が手掛けており、その使用料として年間」6〜7兆円もの富が海外に流失しているのです。これも日本の衰退に直結する非常に由々しき問題であるにも係わらずあまり知られていません。・・・・』
   IMG_20250518_0003-3.jpg   IMG_20250518_0004-3.jpg
 このSNSの問題についてはお茶の水女子大学名誉教授の内田伸子氏と東北大学加齢医学研究所教授川島隆太氏の対談「AI時代に負けない生きる力を育む子育て」の中に弊害が述べられている。スマートフォンやタブレットなどデジタル端末の急速な普及は、私たちの生活を便利にする一方、人と人、親と子の繋がりの希薄化や学力低下、読書離れなど様々な問題の要因になっていることが指摘されている。発達心理学と脳科学――。それぞれの専門分野から日本の教育のあり方に鋭い分析と提言を行っている。この中で川島教授はデジタル端末が子供達に与える影響について脳科学の視点から紹介している。『7年ほど前に論文で発表したことですが、スマホなどインターネットを利用する時間が長い子供ほど、利用頻度が低い子供に比べて、脳の発達が阻害されるというデーターが綺麗に出たんです。言葉を司る前頭葉と側頭葉の発達が右脳も左脳も止まり、白質という情報伝達の役割を果たす部分も、大脳全体にわたって発達が止まっていました。東北大学の学生の中にも依存症のようにずーっとスマホをいじっている人達がいますが、彼ら彼女らの脳を調べると、明らかな白質の変化が見られました。つまり若くして脳の老化が始まっているということです。さらに心理学の専門家に調査に入ってもらったところ、スマホに触れる時間が長い学生は、自尊心、自己肯定感や共感性が低かったり、感情の抑制が出来なかったり、神経症状が出ていることも分かりました。デジタル端末に長く触れることでなぜ脳がそうなるのか、はっきりした原因はまだ明らかになっていませんが、研究所の若手研究者が遺伝子に注目していましてね。どうやらデジタル端末の長時間の操作が特定の遺伝子に何らかの影響を与えて、脳の発達を抑制する要因になっているのではないかということがうっすらと分かってきたところです。いずれにせよ、デジタル端末を操作することで、気づかないうちに脳が大きなダメージを受けているのは間違いありません』と述べている。
 ところで最近のニュースでは若い人達が係わる事件が多く報道されている。これもひょっとしたら読書をしなくなってスマホゲームなどにのめり込み、人間としての心が希薄になっているのかも知れないと思った。私はスマホを持っているが電話とカメラ代わりに使うぐらいでLINEなどもほとんどしないし、ネットにもほとんど繋がない。
 また読書に関しては月刊雑誌「致知」を隅から隅まで読むのと、月に1冊程度は必ず読んでいる。今月は戦後GHQに焚書とされ一般人の目に触れないようにされていたが、2020年に復刻された菊池 寛作「大衆明治史(上)・(下)」(昭和18年8月に汎洋社刊)を最近購入して読んだ。
   IMG_20250420_0002_0001-3.jpg
 上巻は大政奉還から日清戦争及びその後の三国干渉まで。下巻は日清戦争後の陸軍増設から日露戦争及びポーツマス講和条約、そして明治終焉までで中々リアルに書いてあった。GHQがいかに日本国及び日本人の精神性を破壊するために焚書を行ったのか、いままで色々の復刻版を購入して読むたびに戦勝国が正義で日本が悪だと思わせるために焚書を行ったのだと少しずつ理解できるようになった。

2025年05月18日

今年のGWと憲法記念日

 現在まさに大型連休中である。私の医院では原則毎週木曜日が休診日なので先週4月27日(日)から5月8日(木)までの12日間で休んでは1日仕事し、また休んで1日仕事をするというパターンで結局仕事をするのはたった4日しかない。正にゴールデンウイークである。
 例年この時期は休みを利用して家庭菜園で夏物野菜の植え付けや畑の周りの草取りなどに精を出す。今年も27日にはナス・ピーマン・シシトウを植え、昼から第82回尾道みなと祭りを観に行った。小学生や、中学生が元気良く「ええじゃんSNNSA・がり」踊りを踊っているのを見物した。力一杯踊っているのには感心した。
  IMG_7269-3.jpg   IMG_7277-3.jpg
そして29日には、マルチを貼ってトマト・キュウリの苗を植える。そして5月1日と3日には畑の周りの草取りをした。4日にはトマトとキュウリの支柱立てを行い、あらかた農作業は終わった。
   IMG_7281-3.jpg   IMG_7312-3.jpg

 ところで5月3日は憲法記念日と言うことで国民の祝日であるが、今の日本人の何パーセントがこの憲法が制定された本当のいきさつを知っているのだろうか?
 実は、これは日本人が作ったものではなく、GHQの脅しによって無理やり作らされたものであったことを知っていますか?
 新聞やTVなどのマスコミは平和憲法だとして改憲に否定的な立ち位置にいるとしか思えないのは私だけなのであろうか?そもそも日本が何時独立したのか知らないのではないだろうか?視聴者の皆様からの受信料で成り立っていると常々放送しているNHKは一度世論調査をして国民に聞いて貰いたい。
1、日本は独立国ですか?  そうだと答えられたら何時独立されたのでしょうか? 何故アメリカのように日本には独立記念日がないのでしょうか質問していただきたい。
 答えは1945年8月15日に天皇陛下の終戦の詔勅でポッダム宣言を受け入れて負けを認めた。そして1945年8月30日にマッカーサーが厚木の飛行場にパイプを加えながら降り立った。
  5f4af46e24000062001ec639-3.jpg
そして9月3日に東京湾に停泊していた米国戦艦ミズーリ号甲板で日本側全権代表重光葵が降伏文章にサインをして正式に日本の降伏が決まりここで完全に戦争が終了。アメリカを中心とした連合国によって日本は占領された。その後矢継ぎ早にGHQによる日本解体政策が実行される。例えば小学校の教科書では神武天皇など日本の歴史記述については炭で黒く塗られて日本人のルーツなどの記憶は消し去られていく。そんな中でマッカーサーGHQは大日本帝国憲法を改正するように時の政府近衛内閣に要求した。
  1746154581-39821681-1180x648x1180x649x0x0-niht1-image-1-3.jpg
 たまたまこの5月3日に経営出版社からスタンフォード大学フーバー研究所リサーチフェロー(1977〜2023)の西鋭夫氏が研究所の地下倉庫で見つけた膨大な資料の中から日本国憲法の成立に関する極秘資料を7年前に発見して『フーヴァートレジャー「解禁・日本国憲法秘史」』というオンラインビデオ口座を制作していたが、今回特別価格(21,780円)で再度発売となり同時に付録として『最終決着「日本国憲法」史料コレクション』及び『幻のGHQ憲法草案:英語原文』がついていたので購入した。
 GHQの命令により日本側は憲法学者の松本烝治を筆頭に大日本帝国憲法を改定してマッカーサーに提出したが即座に拒否され、1946年2月6日に外務大臣吉田茂、松本烝治、白州次郎が待ち受ける大臣室にホイットニー准将達が来てアメリカ側が6日間で作成した英文の日本国憲法が手渡した。このときホイットニー准将はこれを受け入れないと天皇陛下を東京裁判にかけると脅す。このときの生々しい会話録は西鋭夫氏が発見した資料の中に残されており、また手渡されたマッカーサー草案の原本5通のうち1通がフーバー研究所に残っていた。日本国憲法の第9条はマッカーサー草案第8条に記載されていたものと同じであった。
 止む無くそれを受け取り日本語訳にしてあたかも日本人が協議を重ね国民からも賛同されて作成したように見せかけ1946年11月3日に発布し1947年5月3日に施行させたのが今の憲法である。
このようにして出来た憲法のいきさつを多くの国民は知らないと思う。是非この点についてもアンケートをして貰いたい。GHQが押しつけた憲法であることを知れば多くの国民は憲法改正に対して機運が盛り上がると思われる。あるいはNHKには「現憲法の成立」についてドキュメンタリドラマも製作して欲しい。何故にこういう事実をマスコミは報道しないのであろうか。改憲に反対(護憲派)の野党議員にとってはかなり不利な状況になると思われるし、マスコミにとってもまずいことになるのではないだろうか?
 ところで最初の質問の答え日本国の独立の日については、1951年9月8日にサンフランシスコにおいて日本国と連合国との間でサンフランシスコ平和条約が締結され、同時に日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約も署名された。そして11月18日に第12回国会で承認された後、翌年1952年(昭和27年)4月28日に公布・発効され正式に独立を果たした。よって独立記念日は4月28日である。
 なお第二次世界大戦で敗れたドイツは戦後56回イタリアは20回も改憲を行っている。
いい加減日本国民は目を覚まし、日本人が作った真の憲法を持つべきでは無いだろうか?

2025年05月05日

満開の桜見物と五十三次版画鑑賞

 尾道は今桜が満開である。毎日通勤する時通る国道184号線の栗原川土手沿いに1.5qほどの桜並木がありこの時期綺麗な花を見ながら出勤するのは最高である。先日5日の土曜日、昼休憩に診療室横の藤井川の土手に咲いている桜の花を写真に収めた。今年は一気に開花したせいか、まだ花びらは落ちていない。
 IMG_7179-3.jpg   IMG_7189-3.jpg
 そして翌6日の日曜日、尾道の桜の名所「千光寺」まで家内と歩いて花見に出かけた。途中尾道駅横のさくら広場の桜をみたりしながら郵便局近くの宝土寺と天寧寺へ通じる踏切を渡って登り始めた。家内も私も少し歳を拾ったせいか家内は階段を手すりを持たなければうまくスムーズに登れない。山の途中で一休みしながら桜を観たり尾道水道の眺めを楽しみながら登った。本当に綺麗な桜である。
 IMG_7203-3.jpg   IMG_7205-3.jpg
 展望台まで足を伸ばしたが途中30数年前まで菊人形展があった時代、いろいろな菊が展示してあった場所が広場になっていて、尾道の彫刻家 円鍔勝三氏の「あけぼの」という銅像が桜の木の下に設置されていた。また桂由美氏の「恋人の聖地」と書かれた場所に「永遠の愛」と題したハートの中に仲良く寄り添う二匹の愛らしいネコのモニュメントがあった。
 IMG_7210-3.jpg   IMG_7211-3.jpg
天気も良く展望台の上からはぐるっとパノラマで景色が見えてまた違った感覚があった。
 IMG_7216-3.jpg   IMG_7215-3.jpg
 その後、尾道市立図書館の前を通ったら「江戸庶民の美 大津絵と浮世絵版画 -幻の東海道五十三次- 」と題する展示会が開かれていると塀に宣伝してあり早速観にいった。75歳以上の高齢者は有り難いことに入場料が無料である。係りの人に聞いてみたところ、尾道市民でなくても75歳以上の高齢者で有れば無料だという。太っ腹な尾道市だなと感心した次第である。
   IMG_20250408_0001-3.jpg   IMG_20250408_0002-3.jpg
 幻の東海道五十三次と言われた歌川広重の丸清版五十三次の版画がお江戸日本橋から京都三条大橋までの55点が展示されていた。そして各版画の横には大正時代の写真と現在の写真が並べて展示され、その版画に描かれている状況が説明してあった。また版元が違うせいか一番目の日本橋の絵は良く見慣れた絵と違っていることに気がついた。
  IMG_20250408_0002-3-3.jpg   IMG_20250408_0002-2-3.jpg
 さらに五十三次と言うので53枚の絵かと思ったら55枚あるのに驚いたが、考えてみれば江戸(出発地点)から京都(終着地点)までの間だが五十三次という意味なのだろうと思った。
五十三次の絵に続いて展示されていたのがその東海道の宿場町・大津(54番目の絵 パンフレット表紙の版画絵で、大津絵を販売している様子が描かれている)で旅人達に売られた土産「大津絵」であった。
  IMG_20250408_0001-3-3.jpg  
 パンフレットによれば「浮世絵版画は江戸時代の庶民が主として鑑賞目的で楽しんだものですが、大津絵は旅人が知人への土産として、あるいは自分用に購入した日用品に近い存在でした。ともに江戸庶民の美意識が色濃く反映されたものと言えます」とあった。それぞれについても説明があったが絵の中に皮肉くった道歌が書き込まれており、面白く見て回った。
  IMG_20250408_0002-1-3.jpg   IMG_7224-3.jpg
 その後、元土堂小学校に通じる道を歩いて帰ることにした。途中「旧千光寺山荘」が改修され3月31日にオープンした「尾道倶楽部」の前を通ったのでパンフレットをもらいに立ち寄ってみたらロビーの横がカフェになっていて尾道水道の眺望が良くて、カフェラテを注文して飲みながら休憩をした。
  IMG_7236-3.jpg   IMG_7235-3.jpg
家内がかなり疲れていたので尾道駅からはタクシーにて帰る18時過ぎに帰り着く。中々良い半日を過ごした。

2025年04月10日

院展観賞

 先日尾道市瀬戸田町にある平山郁夫美術館に行った。丁度3月1日から4月7日まで「再興第109回 院展 静かに滾る想い」と題して特別展示会が開催されていた。美術館に行くのは今回が二度目である。一度目は1997年開館して間もなくの頃訪れたことがあり、およそ1/4世紀振りである。尾道市と言っても瀬戸田町は平成の大合併で一緒になったこともあり、しかも「しまなみ海道」の橋を3つ渡る必要があり中々足が向かなかった。
  IMG_20250322_0001-3.jpg   IMG_7141-3.jpg
 建物の外観は覚えていた。中に入るとロビーがあり廊下がギャラリーとなっていて、ミュウジアムショップの一部となっており平山郁夫氏の絵が飾られており値札も付いていた。
   IMG_20250322_0004-3.jpg
 第一展示室には彼の5歳から中学校までの幼少期の作品、美術学校在学中〜東京芸術大学で助手をしていた頃の作品が展示されていた。通常は第二展示室には主に「しまなみ海道シリーズ」が展示されており第三展示室は大きな展示室で屏風などの大作の展示がなされているが、今回は院展の絵が第二展示室と第三展示室に飾られていた。
展示室と展示室の間の壁には平山郁夫氏の生い立ちなどが書かれており奥様とのエピソードなども記載されていた。これらを読むと本当に偉大な画家であられたのだと思った。
 第二展示室は主に同人と呼ばれる無鑑査の方々の絵が飾られていた。その中でも特に優秀な作品には内閣総理大臣賞、次に文部科学大臣賞などの作品があった。全ての絵が日本画で有り、油絵と違って私にはなんの抵抗感もなく受け容れられる感じがした。
 日本美術院の会員区分をみると同人になるには大変な努力が必要だとつくづく思った。
   IMG_20250322_0002-3.jpg   
一般人→ 研究会員(1度でも入選した人)→ 院友(3回以上入選した者)→ 特待(4回以上の奨励賞もしくは日本美術院賞(大観賞)の受賞者)→ 招待(2回以上の大観賞もしくは10回以上の奨励賞と大観賞の受賞者)→ 同人(招待者の中から同人の審査によって選ばれた者)となっている。
誰でも成れるわけではなく本当に努力を何年も重ねられて来られた人だけが得られる名誉と地位であろう。
   IMG_7127-3.jpg   IMG_7128-3.jpg


   IMG_7131-3.jpg   IMG_7137-3.jpg


   IMG_7130-3.jpg   IMG_7132-3.jpg
 第三展示室には同人の方以外の奨励賞を受賞した人、また始めて入選した人などの絵が展示してあった。この方々の絵も素晴らしいのであるが同人の方の絵と比較する何か違った感じを受けた。私自身は批評できるような能力も何もないが、新鮮と言えば新鮮なのだがどこか丸みがないといった印象を受けた。
   IMG_7133-3.jpg   IMG_7139-3.jpg
 その後ハイビジョン室に入ると賞をいただいた何人かの人達へのインタビューが放映されていてその作品を画く気になった動機とか、どこに苦労をしたのかなどを聞くことが出来た。
今から思えば先にハイビジョン室に入って予備知識を入れてから見学すれば良かったと思った。その後ティーラウンジ喫茶オアシスで「ほっとレモン」を飲んだ。地元特産のレモンを搾ったもので濃厚で本当に美味しかった。
 ところで、この展示会のパンフレットに「静かに滾る想い」という言葉が印刷されていたが「滾る」という漢字が読めない。なんとか想像するために「静かに○○○想い」としてこの展覧会にふさわしい言葉は何だろうかとクイズ形式で色々考えた。浸る、耽る、甦るなど入れてみたが漢字は違う。家内に聞いても解らない。そこで漢字辞書を出してきて総画数14で引いたところ「たぎる 滾る」と出てきた。血がたぎるとか水などがわきかえる、激しく流れる、逆巻くなどの意味である。なるほどまさにピッタリの言葉と思った。
良い1日が過ごせた。

2025年03月24日

令和6年度北部圏域ネットワーク(医療・介護連携)会議

 先日、令和6年度北部圏域ネットワーク(医療・介護連携)会議が開催され出席をした。この中で尾道市高齢者福祉課より『「幸齢社会おのみち」〜住み慣れた地域でげんきでいきいきと安心して暮らすために』と題して尾道市の高齢化状況、「幸齢社会おのみち」の実現に向けた取り組み、在宅医療・介護連携推進事業の取り組みについて説明があった。
  IMG_7108-3.jpg   IMG_7109-3.jpg
 国は2025年に高齢化率(65歳以上)30%を超えると言っているが尾道市では既に超えており、全市では高齢化率(65歳以上)37.26%で後期高齢化率(75歳以上)は22.30%と報告された。私が属している北部圏域では高齢化率37.9%で尾道市の平均を上回っている、また後期高齢化率は21.96%でかろうじて平均以下である。しかし市中心部と島嶼部ではいずれも大きく平均を上回っていた。
 IMG_20250307_0001-3.jpg
 意外に思ったのは市中心部の高齢化率が40.22%と進行していることで、中心部は最近空き家が多くなっている。親世代が死んだ後、子供世代は居住環境の良い他都市や郊外に住むことで高齢化率が上がるのだと推察した。
そして令和9年度に後期高齢者数がピークを迎えるが、高齢化率はその後も増え続けるとのこと。いずれ尾道市もほとんどが高齢者になってしまう懸念がある。
 %83X%83N%83%8A%81%5B%83%93%83V%83%87%83b%83g_7-3-2025_103157_www.city.onomichi.hiroshima.jp-3.jpg

 その後、7グループ別れ、グループワークがあり在宅医療と介護連携における「日常の医療支援」、「入退院支援」、「急変時の対応」、「看取りの」4場面について現在困っていることやその解決のアドバイスなどを議論し各グループごとに発表をした。
       IMG_7111-3.jpg
私は歯科医で訪問歯科診療をしているがなかなかこの4場面に出くわすことはない。せいぜい口腔ケアを通じてフレイル予防に参画するとか、義歯が壊れたと連絡あれば出来るだけ早期に訪問して治療をする程度で看取りなどの場面に出くわしたことはない。しかしケアマネジャーやヘルパー、かかりつけ医師などには様々な問題があって大変だと感じた。そして一番の問題は家族間のつながりが希薄になっておりその調整が大変だとの意見が多く聞かれた。
市から配布された資料によるとこれからは「ヤングケアラーの問題」、「8050問題」などがクローズアップしてくると記載されていた。
「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うような家事や家族の世話、介護などを日常的に行っている18歳未満の子どものことを言います。ヤングケアラーの中には、勉強時間や睡眠が十分にとれないなどの悩みをかかえ、不登校や学校を休みがちになる子どももいます。友人と遊んだり誰にも相談することもできず、そのまま、進学や希望する就職をあきらめるなど、子どもの夢を持った将来が失われていきます。
 令和2年度の厚生労働省の調査では、調査に参加した中学生の45.6% 全日制高校の49.8%にヤングケアラーが「いる」という結果になっています。また同調査では、「家族の中にあなたがお世話をしているひとはいますか」という質問に「いる」と答えた中学2年生は5.7%にのぼりました。これは回答した中学2年生の17人に1人がヤングケアラーだったと言うことになります。
  12384%20%83%84%83%93%83O%83P%83A%83%89%81%5B-3.jpg
 また「8050問題」についても記載があったが、私はこの言葉を全く知らなかった。
「8050問題」とは  高齢の親とひきこもり状態等にある子が同居している世帯等で発生している問題で、80 代の高齢となった親が50代の子の生活を支えるため、経済的・精神的にも行き詰り、社会的孤立につながる可能性が高いとされる。この引きこもりの世代はバブル崩壊後の就職難にあった就職氷河期世代である。年齢的にはまさに私と息子達との関係になるが今のところ我が家では8050問題は発生しないと思われる。
        IMG_7115-3.jpg
 会議終了後に尾道市地域包括ケア連絡協議会が製作した「フレイル予防 人生100年!! いつまでも元気でおりましょうや」というポスターを待合室に掲示して欲しいと手渡された。
 そのポスターには私の診療室近くの中野地区にお住まいの104歳の石井哲代様が載っていた。彼女は小学校の教員として働き退職後は民生委員として地域のために尽くしてきました。83歳で夫を見送ってからは、姪や近所の人たちと助け合い、笑いながら過ごされているこのあたりでは有名人です。
  IMG_20250307_0002-3.jpg  IMG_20250307_0003-3.jpg
なお現在、彼女のドキメンタリー映画「104歳、哲代さんのひとり暮らし」が尾道シネマで上映されている、予告編など彼女に関するYouTubeなども多数あるようです。本当に人生100年時代、皆が笑いながら哲代さんのような生き方が出来れば日本国もおおいに変わるのでは無いでしょうか?

2025年03月09日

建国記念の日に思う

 今年は皇紀2685年である。皇紀と言われても今の若い人の多くには解らないであろう。そもそも日本の国の成り立ちを私たちの年代を含めて学校では習わなかった。
 ただ中学2年生の時、東宝映画「日本誕生」を映画館に観に行き伊弉那岐命と伊弉那美命が天地の間にかけられた天の浮き橋の上に立ち、天の沼鉾という装飾を施した美しい矛を何もない海原に突き下してかき混ぜ、もちあげたときにしたたり落ちたものが積もって瘀能碁呂島(おのごろじま)今の淡路島になったという場面から始まり、次の場面は一挙に時代が飛んで第十二代景行天皇の息子、日本武尊の熊襲征伐や草薙の剣の話などがあった。この映画で日本のことを少し知った程度であった。高校3年生の日本史の授業で先生が風土記によると大和と出雲は元々違っていたと、こそっと漏らされたことが今でも耳に残っている。そのほかのことは何もお話にならなかった。
  %83X%83N%83%8A%81%5B%83%93%83V%83%87%83b%83g_11-2-2025_171140_www.bing-3.jpg   IMG_20250211_0004-3.jpg 
 その後、大人になっていろいろの本を読んで少しは日本の歴史が理解できるようになった。
 私も年を経るにしたがってご先祖様に興味を持ち何年か前に家系を調べたりしたこともある。さかのぼっても6代前(1700年代)くらいしか解らない。そう思うと天皇家は初代神武天皇から数えて今は126代、ものすごい歴史がある。しかも初代神武天皇から男系男子で繋がっていることに驚きである。
 昨今、天皇家に跡継ぎの男性が少ないことによってお世継ぎ問題がクローズアップされ、女性天皇、女系天皇の話が飛び交っている。しかも国際機関からもいちゃもんがつけられる有様である。
 ところで、多くの日本人の知識として女性天皇と女系天皇の区別が出来てないのではなかろうか。人間で言えば性染色体は男がXYであり女性はXXである。そのためこの二人が結婚して出来る子供の遺伝子はXYXXしかないその中間はない。
XYの遺伝子を持つ子供は必ず男性のという遺伝子を引き継ぐため、必ず血統が繋がる。しかし男性が生まれなくて止む無く女性が天皇になられた場合、その最初の女性天皇には確かに男性の染色体を持つが、その女性天皇が一般人と結婚されてお子様が生まれ、そのお子様が男子だった場合その子供のY染色体はご結婚相手のY染色体となり天皇家の血筋とは縁もゆかりもない。女子のお子様であれば1/2の確率で天皇家の染色体を持つ可能性は残される。これが繰り返されると女性が引き継いだ天皇家の血筋がいずれ引き継がれなくなる。現在の天皇様には初代神武天皇の染色体が受け継がれているということである。女性天皇と女系天皇の違いをはっきりと認識して貰いたいと思う。また最近LGBTQなる運動が盛んであるが、生物学的にはトランプ大統領が言うように男と女しかいない事だけははっきり認識していただきたい。心の問題はまた別問題である。
 ところで実に良いタイミングで、私が毎月購読している「致知3月号」に「危機に直面する皇統を守る  国連の理不尽な干渉に屈してはならない」と題して皇統を守る国民連合の会会長、葛城奈海氏が一文を寄せている。
   IMG_20250211_0001-3.jpg   IMG_20250211_0002-3.jpg
 2024年10月彼女は国連の女性差別撤廃委員会で、皇位継承問題についてスピーチをするためにスイスジュネーブへ赴いた。事の起こりは2020年3月。女性差別撤廃委員会から日本政府に送られてきた質問の中に「皇室典範について、現在は皇位継承から女性を除外するという決まりがあるが、女性の皇位継承が可能になることを想定した措置についての詳細を説明せよ」という文言がありました。
『彼女は天皇の役割は皇祖の祭り主でありそれを担うのは皇祖の血を受け継ぐ男子の役目であることを踏まえて「日本の天皇は祭祀王です。カトリック教会のローマ法王、イスラム聖職者、チベット仏教のダライ・ラマは皆男性に限られています。これを国連は女性差別とは言いません。なぜ日本にだけそのように言うのでしょか。世界には様々な民族や信仰が存在しています。それらは互いに尊重されるべきです。(その伝統や信仰について)内政干渉することがあってはなりません。」とたった35秒の持ち時間で述べたとのこと。
           IMG_20250211_0005-3.jpg
さらに最初の「天皇」という言葉は、KingでもEmperorでもなく「Tenno」と述べました。天皇という唯一無二の存在を日本語のまま世界の人に認識して欲しいという期待と願いを込めたのです。』
しかしとても残念なことに、女性差別撤廃委員会は10月29日に公表した最終見解で、皇位を男子男系に限る皇室典範は女子差別撤廃条約と相容れないとして、改正を勧告してきた。
本当にとんでもないことだと思う。トランプ大統領がWHOから脱退するように撤廃条約から脱退すれば良いし多額の拠出金を出しているのでそれ止めれば良いと一国民としては思う。
 『私たち日本国民は常に、天皇の「国安かれ、民安かれ」という祈りに包まれながら生きています。親が子を思うが如く、国民を大御宝として大切にしてくださっているご存在を、国民もまた敬愛し、天皇と国民が君民一体となった国柄を受け継いできたのが、日本と言えるでしょう。
日本の皇室の126代、2685年に及ぶ歴史は、世界でも群を抜いています。君主国の中で二番目に古いデンマークでも55代、約1080年と半分以下。お馴染みの英国王室でさえ、40代、約960年。しかも両国とも女系が容認されているため万世一系ではありません。
起源が神話まで遡り、王朝交代や断絶が一度もなく万世一系で受け継がれてきた日本の皇室は、世界史的に見ても奇跡のような存在なのです。長く続いてきた文化・伝統には、民族の叡智や様々な思いが込められているはずです。だからこそ、価値ある物として世代を超えて大切に受け継がれてきました。
私たちには、こうした歴史をしっかり学び、日本人としての自覚を持って皇統を守り続けていく使命があるのではないでしょうか。』と述べられている。
本当のそうだと思う。

2025年02月11日

尾道市における恐怖の少子化!

 先日1月18日の「尾道新聞」の一面トップに『昨年の人口動態』という見出しが載っていた。副題として「横ばいか、微減の政策展開を 人口減少は年々加速! 出生は過去最低の502人に」とあった。この502人という数字に仰天した。
 IMG_20250125_0001-3.jpg
さらに「尾道市は昨年の人口動態をまとめた。昨年末の人口は12万6361人で一昨年に比べ1938人と2000人近く減り、人口減少は加速している。自然動態は死亡が出生を4倍以上、上回り1798人ものマイナス。出生は502人でかろうじて500人台を保った。社会動態はマイナス140人、技能研修生ら外国人は増えているが、日本人だけをみると593人の転出超過で、人口減少は歯止めも緩和もはかれず、一段と加速している。」と概要が書いてあった。
 何故私が502人という数字に驚いたかというと、尾道市歯科医師会で2009年から虫歯予防や歯周病予防の啓発のため毎年、市内の公立中学の新1年生に清掃補助用具であるデンタルフロスを一人2個配布して口腔ケアの普及に努めており、毎年歯科医師会会長が尾道市長に目録を伝達するセレモニーを行っている。
 私が会長職をしていた10数年前には2000個を配布していた記憶があり、少なくとも当時中学生は1000人を超えていたと思っていた。たまたま当時の中国新聞の記事の切り抜きが手元にあったので見たところ2015年(平成27年)6月8日の記事があった。
 IMG_20250125_0002-3.jpg
それによると『因島の3校を除く13校の1年生を対象に使い方に関するパンフレットと共にデンタルフロス2本ずつ配布した。因島の3校には因島歯科医師会が既に約290本を配布している。(平成の大合併で因島市は尾道市と合併したが、歯科医師会は合併しないでそのまま因島歯科医師会として存続している)そうすると少なくとも1145人はいたのであろう。尾道市の中学1年生は他にも私立の中学校などに通っている子もいるのでもう少し多いのではなかったかと想像できる。中学1年生といえば13歳の子供であるから2002年頃に生まれた子供(正式には2002年4月から2003年3月まで)である。
念のため尾道市のホームページで出生数について検索したところ、2000年は1191人、2001年は1159人、2002年は1144人、2003年は1162人であった。
  %83X%83N%83%8A%81%5B%83%93%83V%83%87%83b%83g_25-1-2025_171557_jp.gdfreak-1-3.jpg
グラフを見ると増加する年もあるが全体的には低下傾向である。2006年にも増加しているがこれは因島市との合併効果だと思われる。言い換えれば昨年(2024年)産まれた子供は当時(2002〜2003年)の子供の数に比べおよそ56%程度減少していることになる。
 今年から13年後(2037年)までには、親の転勤などで転出、転入する子供がいるので数は確定できないがその時の中学1年生はおよそ現在の500人程度であろう。その時(2037年)の出生数はいったい何人になっているのだろうか? 半数以下になっているのだろうか?
 今年の4月から尾道市は市内3つの小学校を統合して「尾道みなと小学校」、中学校は2校が統合されて「尾道みなと中学校」が新設されるが、この少子化のスピードが続けば教室の数がすぐに余剰となって空き教室が出来てしまうのではないかと危惧する。
 それにしても政府は少子化対策と称して予算を計上して対策を立てているようだがさっぱり効果が出ていない。
近年結婚しない男女や、結婚しても晩婚化で子供を産めないとか、産んでも一人というケースが多いように思う。
先ずは若い人が結婚する気になるような施策が必要ではないのか。
子供が生まれたら手当を出すといった話も結構だが、そもそも前段階の結婚を促すような施策が必要ではないのか。
 私は団塊の世代であるが我々同世代は、20代のころには異性に対して興味津々で憧れがあり、たまにはストリップ劇場などに観に行ったりしていた。そして多くは30歳前後くらいには結婚するのが当たり前であった。いまは異性に関心を持つよりも他に楽しいことがありすぎて、そちらに気を取られてしまうのであろうか?
少子高齢化といわれているが高齢化よりも少子化は喫緊の問題である。日本国が無くなる可能性もあるのではないだろうか。病気や肉体的な問題で出産できない人もいらっしゃるが、出来る能力が有る人には「結婚するしないも、産む産まないのも私の勝手でしょう」など言わないで頑張って欲しいと願う。

2025年01月25日

『藤井嚴喜 フォーキャスト2025」を読んで

 トランプ次期大統領の就任式がいよいよ明日にせまった。ネット上では今年は良くなるという人達と逆に悪くなると言う人達がいる。どちらになるか解らない。
私は以前から国際政治学者 藤井嚴喜氏の有料映像配信サービス「ワールド・フォーキャスト」を購入して主に世界情勢や経済の動きを眺めている。日本のマスメディアばかり見ていると本当のことが見えてこない。昨年11月のアメリカ大統領選挙でトランプ氏が負けると大嘘のニュースを流していた。また最近コロナワクチンによる後遺症の問題が少しずつ明らかになって来た。当時ワクチンの危険性を知らせる人たちがいたが無視してと言うよりも意図的に取り上げなかった。当時テレビに出てワクチン接種を声高に推奨していた人達、今でも正しかったと思っているのだろうか。
 さてその藤井嚴喜氏が一昨年「藤井嚴喜フォキャスト2024」を出版し好評であった事から 昨年末に「藤井嚴喜フォキャスト2025」という書籍を出した。内容は表紙の帯封である程度理解できる。
  IMG_20250119_0017-3.jpg  IMG_20250119_0012-3.jpg


  IMG_20250119_0005-3.jpg  IMG_20250119_0014-3.jpg
その中で特に第1章の「世界は”4つの勢力“による争いだ」は重要である。ここが理解できないと世の中の流れが理解できないと思う。
一昨年の2024では3つの勢力の争いと書かれていたが今回はそれを見直し4つの勢力図になっていた。
     IMG_20250119_0019-3.jpg
 引用させてもらうと、
日本人の多くはグローバリズムとは「世界は一つ、人類は皆兄弟」という一種の理想主義としてナイーブに受け入れられている。一方ナショナリズムは「偏狭で排他的なもの」として否定的に捉える日本人が多い。しかしこれは国家主義や民族主義、国益第一の考え方から比較的中立的な考えとして受け入れられている。
しかし藤井氏によるとグローバリズムとはボーダーレス経済、つまり「国境なき経済を進める」事を意味する。
現代の対立軸は、このボーダーレス経済に賛成か、反対かが重要である。もちろん従来のような「保守」対「革新」という価値観の対立軸も併存している。保守とは先進国を例にすれば、自由な企業体制があって言論の自由も保障され、民主政治体制を守るという意味である。そして、そこに至る自分たちの伝統的価値観を大事にしていくと言うのが保守の考えである。それに対して、そういう伝統に価値を置かず、変革していこうというのが「革新」だ。多くの場合、経済も自由経済体制よりは平等に重きを置く社会主義的統制を重要視する。こうした点を踏まえて藤井氏は世界経済や国際情勢を「4つの勢力」に分類している。分類することにより現在の国際情勢を明確に把握することが出来る。 
図をみると
     IMG_20250119_0020-3.jpg
@ 「民主的ナショナリスト」
ナショナリズムというと「偏狭で排他的なもの」ととらえがちだが、決してそうではなく、むしろ民主国家において国民の大多数の利益を最優先して政策決定をすることだ。トランプ、安倍晋三元首相などに代表され、保守主義に基づく経済的ナショナリズムが共通している。
A 「無国籍企業的グローバリスト」
世界を一つのマーケットととらえ、国境を無視して行動する。GAFAM(グーグル・アマゾン・フェイスブック<メタ>・アップル・マイクロソフト)など無国籍の超巨大企業にとって個々の国家はビジネスの邪魔でしかない。そこで彼らは先進国の民主的なナショナリズムを嫌悪する。バイデン大統領、ボリス・ジョンソン元英首相、マクロン仏大統領、実業家のジョージ・ソロス、ビル・ゲイツなどが代表的存在である。背後に「タックスヘイブン(租税回避地)・ネットワーク」を維持するため、国家や国民、国境という存在を破壊したがる「英国守旧派」が存在する。
B「独裁的ナショナリスト」
独裁国家の指導者を指す。プーチン、習近平、金正恩などがその典型である。「無国籍企業的グローバリスト」である超巨大企業が賄賂などで独裁者を抱き込んでしまう場合もある。
C 「社会主義的グローバリスト」
以前は「社会主義的グローバリスト」の勢力はさほど顕著でなかったが、「無国籍企業的グローバリスト」に助けられている小さな存在であったが、2024年、英国の労働党政権という社会主義的な政権が誕生した。オバマ以降の米民主党、そしてカマラ・ハリスという大統領候補も「社会主義的グローバリスト」である。しかもこの社会主義的グローバリスト」は、しばしば「無国籍企業的グローバリスト」と連携している。
 今回、トランプが敗北していたら、自由民主国家、米国は崩壊し、世界の自由とデモクラシーは大きく後退していたに違いない。米国だけでなく、世界の経済秩序もアナーキー(無政府)状態と化しただろう。その結果、世界中で地域紛争が頻発し、世界の政治・経済秩序は大混乱に陥ったはずである。つまり今回の米大統領選は、世間の見方とはまったく正反対の「平和の候補トランプ対戦争の候補ハリス」の戦いでもあったのだと、藤井嚴喜氏は分析している。
     IMG_20250119_0016-3.jpg
 ここまで読んだとき昭和17年11月に毎日新聞検閲部長をしていた北条清一氏が書いた「思想戦と国際秘密結社」の内容とよく似ていることに気がついた。この本は戦後GHQによって焚書とされ日本人の目に届かないようにされていたが経営出版社より2021年復刻された本である。その中にフリーメーソン秘密結社のことが事細かに書いてあった。
それよるとフリーメーソンは世界、ユダヤ人の市民的自由主義的前衛である。フリーメーソンは秘密の外交政策と世界政策を行っている。
フリーメーソンの目的は241頁に書かれているが、『フリーメーソン結社の表看板は自由、平等、博愛 この三つを規範として、唯一無限、絶対の神を信じ、個人の品性を陶冶(人の能力や性質を育て上げること)して社会、国家を真善美の理想郷に改善する・・・という誠に立派なお題目を並べているのでありますが、これは、非ユダヤ人を引きつけるための偽装で有りまして、本当の肚の底・・・隠された目的は、君主政体を解体して、フリーメーソンによる世界共和国を建設するにあります。すなわち専制的世界を築き上げようとの魂胆なのであります。』とあった。
 フリーメーソンの恐るべき陰謀として過去二百年間に彼らの手によって、革命暗殺が如何に行われたかを、フリ−メーソンの研究家が発表している中に、日本の伊藤博文が安重根により暗殺されたが、これは露国ユダヤ系メーソン結社の使嗾(けしかけること)により決行されたとあった。
正に英国守旧派(無国籍企業的グローバリスト)のやり口そのものだと思った。
 ところで現在の石破政権と前の岸田政権はこの無国籍企業的グローバリストだと藤井先生は断言している。
このネットワークを牛耳っているのが、英国の旧エスタブリシュメントであり、藤井氏はこれを「英国守旧派」と称している。世界が平和になり、各国政府間の
経済連携がスムーズになれば、タックスヘイブンが活躍する余地がない。そこで民主国家を破壊し、世界が「市場原理」だけで動くようにするのが彼らの望みである。つまり彼らが狙うのはタックスヘイブンに本拠地を置く無国籍大企業が、国際的な裁判権、課税権、通貨発行権などを完全にコントロールする体制である。グローバリスト勢力の中核が英国守旧派である。何故かと言えば、グローバリストが富を蓄積している場所が、英国守旧派が管理するタックスヘイブンだからである。世界のタックスヘイブンの大部分は英国系、つまり旧英国植民地か、英国の海外領土である。「無国籍企業的グローバリスト」の頭脳は先進国にあり、そこで技術開発を行うが、主にモノを製造するのは低賃金の新興国だ。そして、それをリッチな先進国の市場で売りさばく。しかし、彼らはそこで得た利益を海外のタックスヘイブンに蓄積し、温存しようとする。先進国に利益を持って帰れば、高率の法人税が課されるし、製造拠点の新興国でも高額の税金を取られる恐れがある。独裁国家だと突然、利益が没収されてしまうことさえ考えられる。そこで彼らはタックスヘイブンをフル活用し、利益を貯め込むのである。
このタックスヘイブンのネットワークの中心はロンドンのシティである。
かって世界中に植民地帝国を築き上げた英国は、現在、ほとんどの植民地を失った。しかし今でも残っている最大の遺産が、世界に広がるタックスヘイブン・ネットワークなのだ。無国籍大企業は、米国企業であっても欧州企業であっても、これをフルに活用する。そこで英国守旧派は「大英帝国なき後の世界植民地主義の実現」を狙う。英国という国家では無く、自分たちが操るグローバルな無国籍企業に奉仕する世界体制の構築であると藤井嚴喜氏は述べられている。
 今行われているロシア対ウクライナ戦争、イスラエル対ハマス、ヒズボラ(背後にイラン)戦闘も黒幕として英国守旧派の思惑があるとされている。
 日本も色々の所から手を回されてLGBTQ法案を作り、選択制夫婦別姓法案を作ろうとしているが、これは日本の伝統文化、家族の有り様を破壊しひいては日本の国をそのもの解体しようともくろまれているのだと思う。せめて日本の政治に関わる人は戦後の東京裁判史観やGHQの「ウォー・ギルト・インフォメーションプログラム」の魔法から目を覚まし、是非とも今一度、日本の歴史を学び直し皇紀2685年の重みを受け止め正しい日本の進むべき道を歩んで欲しい。なんでもかんでも欧米が一番だと憧れないで、日本の伝統文化に根ざした国にしていただきたい。
 なお前述した「思想戦と国際秘密結社」の中(168頁)にユダヤの3S政策といのがあった。これによるとユダヤは世界に向かって常に3S政策を強調しています。3S政策とはスポーツ(SPORTS) スクリーン(SCREEN) セックス(SEX)
この政策に従えば、文化工作の目的は、異民族をユダヤ化して、烏合の衆たらしめんとするのであります。そのために、彼らは、大衆的の宣伝機関を必要とします。そこで、この大衆的宣伝機関として、彼らが目をつけて取り上げたのが、スポーツ、スクリーン、セックスの三つである。かくして、これらの宣伝機関を通じて、反国家思想、道徳破壊、社会秩序攪乱へと誘導したのである。彼らは米国文化の仮面をかぶって、エロ、グロ、ナンセンスの映画、演劇、ジャズで国民を骨抜きにしようとかかったのです。一時、この風潮は日本にも弥漫し、彼らの策略によって青年男女の思想を破壊される危機が迫ったのですが、満州事変、支那事変から大東亜戦争への発展が、国民に大きな警鐘となって、彼らの策略から脱することが出来たのである。
 「群衆が考えることのないようにするため、娯楽、遊戯により、情欲と遊郭によって、彼らの頭を思索からそらすのである。その上で我らは、新聞により芸術、各種スポーツの競技会を催して、彼らの考えを我らと彼らと戦わねばならぬ分野から除けてしまうのである」とあります。大衆娯楽のもっとも効果的なる宣伝機関として、ユダヤは映画に着眼し、米国における有力映画会社は、殆ど、彼らの手中に収められていると書かれている。
 この3S政策は正にGHQが行った「ウォー・ギルト・インフォメーションプログラム」そのものである。昭和17年に刊行されたこの本では既に3Sの本質を見抜いていたことに驚くと共に、この本が日本人の目に触れることでGHQの政策が失敗することを恐れ焚書にしたのかも知れません。

2025年01月19日

2024年から2025年へ

 12月29日に2003年3月から2004年2月まで我が家にAFS留学生としてホームステイしていたマレーシアのA子が旦那のM男と8歳と4歳の二人の息子を連れてやってきた。私と家内は長男が生まれた年の2016年から2017年の正月休みにマレーシアにお祝いを持って会いに行って以来である。あの生まれたばかりの男の子がもう8歳の小学校4年生になっているのには驚いた。
聞くと24日に関西空港についてそこからレンタカーを借りて淡路島、徳島、高松、高知、松山道後を経由して来たとのこと。レンタカーが普通車でなく軽自動車であったのには驚いた。
   IMG_7001-3.jpg   IMG_6998-3.jpg
会って話しているとA子と旦那の結婚についてもひと働きした事が思い出され当時のことを話して花が咲く。というのも2015年の11月にA子がご両親とA子のボーイフレンドもどきのM君を伴って尾道にやってきた。A子は30歳でご両親は早く結婚してほしいと願っておられた。ご両親からまだA子とM君が結婚するかどうか解らないのでなんとか二人が結婚する様に話してほしいと頼まれた。
 そこで家内が「ボーイフレンドもどきのM君」に婚約しているのかと聞くと「not yet まだだ」という。A子の話を聞けば「結婚して欲しいと彼が言わないので私からは結婚して欲しいとは口に出せない」との事。いろいろ話したところまだ確実ではないが、少しその気になってきたようだった。そして帰国後正式に結婚することが決まり無事長男J君が生まれた。
 M男は当時グーグル・マレーシアのNO.2であったがその後シンガポールへ転勤、そして現在はベトナムでグーグル・ ベトナムのCEOである。旦那の転勤に伴って家族も転居して現在はベトナム在住のため今回はベトナムからやってきた。子供の学校もその都度転校するが現在はベトナムのインターナショナルスクールの4年生で授業は英語で主に行われ、その他、北京語とベトナム語を習っているとのこと、ほとんどマレーシア語は話せないらしい。そういえばA子もご両親が将来を見越して赤ん坊の時から英語で育てていた。また旦那もロンドン大学を卒業しており家庭では会話は英語のみである。子供も達も英語で話しており私がそばで聞いていてもスピードについていけない。私も家内も子供達と話すのに英語を用いるがあまりよく伝わっていないようであった。
 お土産をもらう、マレーシアの白胡椒、スパイス、ベトナムコーヒー、チョコレート、ソフトドライマンゴー、他に四国観光で買ってきた淡路島の玉ねぎや高知の日本酒などをもらった。
   IMG_6967-3.jpg   IMG_6969-3.jpg
 夜は向島の「焼き肉えひめ屋」に行く。美味しいと喜んでM男と子供たちは食べてくれた。私たし達のマンションでは4人も泊まれないので息子の家に泊まってもらう。
 翌30日の昼は旦那のM男がA子と結婚するきっかけになった思い出の「かき小屋尾道店」にいき焼き蠣やカキフライを食べる。
   IMG_6971-3.jpg   IMG_6975-3.jpg
M男はトライアスロンをしており今年はオーストラリアの大会に出たとか。日本に来て全く運動をしていないので少し太ってきた。山にでも登りたいというので、三成小学校裏の標高100メートルの艮山(うしとらさん)に登る。山頂には日露戦争で203高地を攻略して日本を勝利に導いたかの有名な乃木希典大将の石像が立っている、戦前までは乃木神社の社殿まであったが今はない。落ち葉がいっぱい溜まって歩くと滑りそうになるが、なんとか全員上まで登った。毎日ウォーキングをしている私でも結構しんどかった。
   IMG_6990-3.jpg   IMG_6981-3.jpg
 子供たちは温泉が好きだというので福山のコロナワールドの風呂に行くことにして、その前に子供達と旦那は海鮮が好きだという事で夕食は福山の「しまなみ寿司」に行く。驚くほどM男と子供たちは気に入ってよく食べ、皿が山積なった。
そのあと風呂に行きかけたが家内の体調が優れないということで急遽取り止め尾道に帰り私と家内は家に送ってもらった。息子一家とA子一家はその後、平原の「ポッポの湯」に行ったようだ。
 31日A子達は広島市の原爆ドームを子供たちに見せて広島エアポートホテルに泊まり1月1日の朝、ANAで北海道に行き子供たちとスキーをするとのこと。ベトナムには台湾経由で6日に帰るとのこと。とても広島までは付き合いきれないので三原市にある「ラーメン康本郷本店」まで行きみんなでラーメンを食べ別れることになった。ただ東北・北海道は大雪になりそうで飛行機が飛ぶかどうかわからない状況であった。
長男のJ君が尾道ラーメンを2杯食べたのには驚く、次男のK君はラーメンが嫌いなようで白米のご飯だけを食べる。日本のご飯がとてもおいしく気に入ったようだ。
   IMG_7003-3.jpg   IMG_7004-3.jpg
この3日間、私や家内にとって本当にわが娘が孫と旦那を連れて里帰りをしたような感覚であった。
またの再会を約束して別れる。翌日無事飛行機は飛んで北海道に到着した。よかった。
 31日夜は恒例のNHKの紅白歌合戦であるが、朝ウォーキングする関係で途中まで見て23時過ぎに寝た。
1月1日元旦、いつもより35分遅れの5:25に起床し、8.5qのウォーキングをし、帰ってベランダに国旗を掲げる。その後初日の出を見るために、近くの消防署前の突堤に出かけて待つ。今年は雲一つなく対岸の向島の山影から朝日が昇ってきた、自然と手を合わせて今年1年の無事とを祈る。帰っておせちとお雑煮を食べる。
   IMG_7030-3.jpg   IMG_7039-3.jpg
昼過ぎに私の家と家内の実家の墓参りにいく。家内の実家の墓は山かげにあるため墓に供えてある水が氷になっていた。この冬初めて氷を見た。
   IMG_7045-3.jpg   IMG_7051-3.jpg


   IMG_7049-3.jpg   IMG_7050-3.jpg
帰ってから届いた年賀状を整理し、三通ほど返事を書いて郵便局にもっていく。
日本国内は昨年の能登半島地震のような大きな事件もなく穏やかな一日であったようだ。
 本当に今年が良い年であることを願うばかりである。

2025年01月02日

残された時間

 12月になっていつものように業者さんが来年のカレンダーを持ってきてくれた。何気なく見ていると来年の干支は巳年である。そういえば次男が巳年だった思いだした。2月には48歳になる。息子とは30歳離れており、来年3月に私は78歳を迎えることとなる。
そしてふと干支がもう一廻りすると息子は60歳還暦を迎えることに気がついた。そしたら私は90歳と言うことになるがさすがに90歳まで生きられるかどうか解らないと思う。つまり息子の還暦に立ち会えるのかどうかという微妙な年齢になってしまっていたことに始めて気付き驚いている。今まではただなんとなく77歳だ78歳だと思っていたが、その気づきを得てからは年齢に重みが増し唖然とした。
 思い出してみると私の父親は私が還暦を迎えた年に満88歳でなくなった。また母親と父親は丁度4歳違いであったがその母親も同じく満88歳で亡くなった。両親の遺伝子を受け継いでいる自分としては少なくとも88歳までは生きているのではないかと漠然と淡い期待を持っている。それでも90歳となるとどうかなと思う。88歳までの残された時間はおよそ4000日弱である。
 現在いろいろの本やニュースなどで人生100年時代と盛んに宣伝され、政府も高齢化100年時代だと銘打って施策をしているのでなんとなく100歳まで生きれるのかなと思うが、現実は難しいのではないだろうか。今年(2024年)9月1日付の100歳以上の人口は95,119人と厚労省が発表している。私を含めて団塊の世代が100歳に達すれば倍くらいの人数になるのかも知れない
ただ最近、結婚は晩婚化が進んでおりおそらくお子さんの還暦に立ち会える人は少なくなるのではないだろうか? ただし100歳まで生きれば立ち会えるかも知れないな。
 ところで、先日家内が友達からLINEで送られてきた写真(文章)を面白いからと転送してくれた。
          524994501098865027-3.jpg
     人は「シクシク」って泣きますよね
     「ハハハハ」って笑いますよね
     4×9=36 8×8=64
     答えを足すと「100」になります
       人生を「100」とすると
       悲しいことは「36」
       嬉しいことは「64」で
       倍近くあります
     どんなに5×9(号泣)=45
     しても、半分以下です
     人生は泣いて笑って
      「100」になる
とあった。

 日本語には「泣いても」「笑っても」とよく対語が出てくるがこの写真の文章の様に分析すれば、はるかに人生に於いて笑いの方が多い事に気がついた。
正に「笑う門には福来たる」
 これからは残りの人生、泣いたり怒ったりしないで何ごとにも笑いながら生きて、息子の還暦に立ち会いたいと思った。

2024年12月12日

HOME院長ブログ治療の流れ院内案内診療案内予防歯科3DS母子感染ホワイトニングインプラントスポーツマウスガード
患者様の声料金表院内販売グッズ スタッフ紹介スタッフ募集アクセス院長紹介お問い合わせ治療写真集取り組み