AM9:00〜PM0:45PM2:00〜PM6:20
木・日・祝日
7:30モーニングコールであったが少し早目に起床。本日の支度をしてホテル1階のレストランで朝食。バイキングスタイルで結構美味しく食べた。9:15バスにて観光に出発。スペインは朝8時と言ってもまだ日が昇らない。少し暗い感じのなか出発。 現地に住んで居られる日本人女性の方がガイドとして今日1日案内してくれる。日本語の説明で本当に助かる。 まずスペイン広場に行く。そこには『ドン・キホーテ』の作者セルバンテス没後300年を記念して作られた広場で中央にセルバンテスが彫刻された塔がありその前には愛馬の「ロシナンテ」にまたがり槍を持った「ドン・キホーテ」とその従者「サンチョ・パンサ」の銅像があった。小説「ドン・キホーテ」を全部読んだことは無いが、風車に立ち向かう話は記憶がある。 それからプラド美術館に行く。ガイドさんの説明によれば世界三大美術館の一つと言われているが、人によっては他の美術館を上げる人もいるとのこと。またこのプラド美術館の収蔵品の中に略奪品が1点もないことが自慢であるおっしゃっていた。 団体予約で前もってチケットを入手しており、拝観時間も決められていたので待ち時間もなく、正面ではない横の入り口から入館した。館内での写真撮影は一切禁止のため、スマホやビデオをショルダーバッグに入れて観た。特にスペインが誇る3大巨匠、ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコの作品を時代を追って観た。いずれも高校の美術の教科書に載っていた絵でエル・グレコの「聖三位一体」、ベラスケスの「ラス・メニーナス」そしてゴヤの「裸のマハ」、「着衣のマハ」そして「我が子を喰らうサトゥルノ」を観た。これらの絵をこの目で実際に見ていることの驚きを感じた。パンフレットの一部を転載させてもらう。 プラド美術館を出たところ正面に立派な教会が目に入た。ヘロニモスレアズ教会である。
その後ソフィア王妃芸術センターに行き門外不出のピカソの「ゲルニカ」を観た。ここは写真撮影はOKであるがフラッシュはNGだった。現地のガイドさんは36年前からスペインに在住している方で絵の説明なども本当によく勉強されていてすごく良く解った。 その後ダリの「偉大なる手淫者」の絵を観たあと昼食に行く。途中コロンブスの記念碑をバスの車窓から観た。昼食のメインはシーフードとイカスミの2種類のパエリアでサラダとデザーとがあり結構豪華であった。 その後バスにて世界遺産の古都『トレド』に移動する。行く途中の風景はオリーブ畑と小麦畑(現在は刈り取られている)が続く。途中一回ドライブインによってトイレ休憩をする。 お土産物などを売っていたので何がスペインの土産なのか観てみた。トレドはBC.192年から、永い間栄え6世紀に西ゴート王国の首都になった古都で、スペインの黄金期を築いた王フェリペ2世が、都をマドリッドに遷都するまで首都で有った。ローマ、イスラム、ユダヤ、キリスト教の諸文化の後がそのまま残っている。 まず旧市街が一望できるタホ川の対岸からトレド市街が一望できるミラドール展望台に行き街全体を眺め、写真に収める。旧市街は昔城壁で囲まれていたとのこと。旧市街は観光バスが入れないので途中まで行き、エスカレーターで丘の上まで登る。 最初にサントトメ教会を見学。ここにはトレド出身のオルガス伯爵の葬送を題材にしたエル・グレコの「オルガス伯爵の埋葬」が有った。この絵の中にグレコ本人が描かれているとのこと。 次にカテドラルを観に行く。ここでは男性は帽子を脱がなくてはならない、女性は衣服の一つとして認められており脱がなくても良いのだとか。このカテドラルは完成に270年かけて造られた大聖堂で、総大理石の床、約750枚ものステンドグラスなどの装飾が内部を彩る。また天井に描かれたフレスコ画も素晴らしかった。宝物は黄金の主祭壇の彫刻で聖体祭ではキリストの体を表すパンを納めて街を担いで歩くとのこと。
トレドの街中は中世のままの姿が残されている。市の規則で外観は決して変更してはならず、内装のみ変更可能として中世の街並みを保ってきているとのこと。結構街中を歩いた。バスにてマドリッドに戻り、夜はホテル近くのレストランで全員で食事をする。 続きはPART 4へ
2023年10月30日
空港からおよそ1時間で市内中心部のホテル『ヴィラレアル』に着く。ホテルの前にはネプチューンの噴水が有り、通りを挟んで向かい側には国会議事堂がある。 1時間後に希望者は添乗員さんがマドリッド市内を散策しながら案内してくれるというので全員が参加する。前もって添乗員さんが配布してくれたマドリッド散策MAPをもって歩いた。 まずマドリードの中心地であるプエルタ・デル・ソル(太陽の門広場)に行く。 ここは昔この町が城壁に囲まれていた時代、太陽が昇る東側の門が有ったことに由来しているとか。広場の中心にはカルロス3世の銅像があり、またマドリッドのシンボル「熊とマドローニヨ(山桃)の木」の銅像があり多くの人が集まっていた。また周りの建物が素晴らしく驚く。 何かイベントがあったのか教会の音楽隊とおぼしき人達が楽器を奏でながら行進していた。またこの広場のマドリード自治政府庁の前に、スペイン国道の起点となるプレレートがありそこに立って記念写真を撮っていた。私もと思ったが多くの人が順番待ちだったので止めた。
王立劇場の建物や修道院の建物を見ながら王宮のあるオリエンテ広場に向かう。 途中ハムなどを売っている多くの店があった。窓越しにのぞいてみるとイベリコ豚の足1本丸ごと生ハムとして売っている。お値段は高いので1本が765ユーロ、中間が500ユーロ(日本円で8万円)安いので200ユーロの値札があった。高いのにも驚いたが足1本丸ごと買う人がいるのにも驚く。 オリエンテ広場にはフェリペ4世の銅像があり、王宮及びその庭を外から見る。糸杉が結構植えられていた。ここでUターンをして帰路につく。最初一緒だったツアーの人たちも他に行きたい所が有るのか、三々五々に分かれたため最後は私たちともうひと組のご夫婦だけとなった。添乗員さんはホテルまで送ってくれるとのこと。 途中サンミゲル市場の中に入ってみた。市場には大勢の人が買い物に来ていたが、添乗員さんから「人での多いいところではリュックやショルダーバックは後ろや横に掛けないで前の方に持ってきてさらに片手で抑えるように注意を受けていた」のでその様にして中を見て回った。 それからマヨール広場に出てきた。大きな熊のぬいぐるみを着て子供たちを驚かせたり、若いカップルが抱き合っていたりと日本では見慣れない光景であった。 途中路地の向こうにサン・イシドロ教会の建物を見た。この教会はスペイン初のイエズス教会として17世紀初めに建てられたとのこと。添乗員さんの話ではこの教会に支倉常長一行の天正少年使節団が寝泊まりしていたとのこと。
今晩は夕食がついてないので各自が適当に食事をするようになっていた。日本出発時気がついてなくて驚いた。ホテルに帰りながら夕食の算段をするためバル(日本の居酒屋の感じ)のお店のメニューなど見て回った。多くのバルは外でも食べれるようになっている。 もうひと組のご夫婦は気に入ったバルが見つかりそこで食事をすると言うことで分かれる。私たちもホテルの直ぐ近くまで帰ってきたのでそこで添乗員さんとお別れする。 それで家内とホテルのレストランにするかどうか話したが、結局ホテル近くのスーパーマーケットに行く。日本のコンビニ程度の大きさでしかも日本の様に明るい照明ではなくて薄暗い感じの店に入りパン・牛乳・バナナ・缶ビール・ヨーグルトを買った。その際、明日出発時に枕銭がいるのでお釣りに1ユーロがいくつか入る様にして貰った。英語の片言でなんとか通じた。ホテルの部屋でゆっくり食べた。疲れたので早急に寝ることとした。続きはPART 3へ
2023年10月27日
今年2回目の海外旅行である。1月終わりにエジプトに出かけたのはプレ金婚旅行で、今回は金婚旅行と思い、阪神航空フレンドツアー社の<名門ホテル「アルフォンソトレセ」に泊まる太陽の国スペイン9日間>のツアー旅行に参加した。 10月7日に出発。新尾道駅を15:21の「こだま」で出かける。このたびは新大阪まで乗り換えなしで出かけた。この方が時間がかかるが、ゆったり気ままに乗っておられる。新大阪で「はるか」に乗り換えたが、これも自由席。今回もスーツケースは前もって関空に宅配便で送ってもらうサービスを利用。私はショルダーバック一つ、家内も手提げ鞄一つで楽ちんで有った。
関空到着後、いつもどおり2階のローソンでおにぎりを買って食べる。その後4階の出発ロビーで円からユーロに両替をしてもらう。1ユーロ164円で手数料が6円ちょっと掛かっていた。その後フレンドツアー社のカウンターに行くと旅行鞄が必要と言われ、私が鞄を取りに行っている間、家内が受付を済ませ添乗員の方から注意事項を聞いた。実はこのことが後でとんでもないことを引き起こすことになろうとは思いもしなかった。 エミレーツカウンターで搭乗手続きをしてもらい出発時刻までラウンジでゆっくりする。何組かの御夫婦がラウンジにいらっしゃり、多分同じツアーでは無いかと家内と話していた。ビール2杯とワインを少々飲んだ。1時間半ほどゆっくりして無事搭乗。機体はB777で両窓際が2席で中央が3席で横1列が7席のかなり窮屈な配置で有った。 0時前にテイクオフした。まもなく軽食がでる。食べた後いつも通り映画を観る。日本映画を探し「左様なら今晩は」を見始めた。2年間同棲していた彼女が家を出て行って一人になった若い男性の部屋に突然若い女性の幽霊がやってきて引き起こす物語だったが途中、土堂小学校下の高架橋とおぼしき場所からどうやら尾道駅を写していると思われる画面に遭遇、その後尾道の街の色々な場所が映し出され驚いた。お好み焼きの手鞠、向島大橋、尾道シネマなど、まさか飛行機の中で尾道の街を観るなんて驚きであった。大林監督時代は尾道三部作なども有り尾道を題材にした映画を観ていたが、まさか今時、尾道が出るなんてと思った。その後寝るが少し寒くて途中トイレに行く。 日本時間で午前7時30分頃目覚めてまた映画を観る。日本映画「私たちの幸せな結婚」を観る。途中朝食が出たが、幕の内弁当でボリュームがあった。10時間ちょっとのフライトで無事ドバイの空港に到着。 本当は降りたところで集まることになっていたらしいのだが、関空で手続きを家内に任せで私はスーツケースを取りに行っていたため説明を聞いていなかった。さらに頂いた書類にも目を通していなかったので、降りていく人の流れに任せて乗り継ぎ方へ行き手荷物検査を終えたところで、どうも同じツアーの人がいないことに気がつく。 書類を出してみたら飛行機を降りたところで集まると書いてある。急いで添乗員さんに電話をする。私たちがいるところはCゲートで今度乗る飛行機はAゲートである。Aゲートは別のターミナルビルのためバスにて行かなくてはならないとのこと。家内と私は搭乗券を見せながら片言の英語で手荷物検査の所にいた係員に聞いたりしてやっとバスに乗り込み10分ほど掛けてAゲートターミナルに到着。ラウンジで他の人たちと合流できた。ほっとする。とんだハプニングであった。 1時間ほど休んでドバイからスペイン・マドリッド行きの飛行機に乗る。今度の機体はA380で座席も窓際1席、中央2席、の1列4席のゆったりしていて、色々の物が座席の横に置けるし、飲み物なども備えてあった。これだと寝返りが打てる。1時間ほどして朝食が出る。 また映画を観る。役所広司主演の松竹映画「峠」は長岡藩家老「河合継之助」を題材にした話で中々味のある話であった。見終わったときが日本時間15:35で現地時間10:35で本日の飛行ルートを観ると丁度アラビア半島の上を飛んでいた。まもなくエジプト・スエズ運河の上を通過するのであろう。 また映画を観る。今度は中井貴一主演「嘘八百・・なにわの陣」で、丁度見終わったところでマドリードに到着。現地時間13:25(日本時間20:35でNHKの「どうする家康」が日本では終わる頃の時間)で8時間弱のフライトで有った。 関空を出発してトータル21時間45分ほどの旅程であった。 今度は間違わないで全員で行動し各自スーツケースを受け取り、バスでとりあえずホテルに直行する。気温27℃で暑い。続きはPART 2へ
2023年10月22日