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11/28 ウォーキングの始める。
11/07 食の安全保障
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ウォーキングの始める。

 私は30年以上、毎年8月に定期健康診断を受けている。今年も8月終わりに検診結果が届いた。毎回コメントに「肥満傾向、脂肪肝を認めます。バランスのとれた食事と適度な運動を心がけ、体重のコントロールに努めましょう」と記載されている。
 酒は日本酒にして一合程度、ビールなら缶ビール1本程度、たまにもう少し多い時もあるが毎日飲んでいる。外食は滅多にしないし、家内がつくる食事はバランスもとれていると思っている。しかし運動だけはからっきし駄目である。
 1ヵ月に1〜2回くらい、家内と散歩に行くのが関の山で、後は通勤のため家から駐車場まで歩き、診療室内を歩く程度である。また農作業をするときは歩いたりしゃがんだり、立ったりはするがそれほどの運動量はない。
 本やインターネットを見ると『高齢者に対しては、「ストレッチングや体操を1日10分程度」、「散歩やウォーキングを1日20分程度」、「下肢および体幹部の筋力トレーニングを1週間に2回程度」のいずれかの運動を年齢や身体能力に応じて行うことが推奨されています。また筋肉量の維持や増強には、運動が欠かせません。筋肉量を維持するためには、少なくとも1日6,000〜8,000歩は歩くことが必要ですが、さらに筋力を増やすには筋力トレーニング(筋トレ)を行う必要があります』と書いてある。
 いかにしても少し考えなくてはと思っていたところ、家内が6月終わり頃から毎日5,500歩程度を歩くようになった。
 そこで思いきって歩くことを決め、スマホを持って休日は朝6時頃から自宅から西に向かい吉和漁港の先、福地浜1番踏切まで歩きUターンして祇園橋まで歩きそこでUターンして自宅に帰る。それで大体6.5km,7,5000歩ぐらいで、所要時間およそ1時間。
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 仕事の日は昼休みに「さいだ歯科院」から宮前橋を渡り藤井川の東側を遊亀橋まで歩きUターン、国道184号線の西側を歩き三成商店街の旧道に入り三美園口の交差点まで歩きそこでUーターンして診療室まで帰ってくるコースを歩く、大体5.5km、5,700歩程度で所要時間45分くらいの行程である。
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 もうすぐ歩き出して3ヶ月になるが体重は4〜5kg程度減少し、BMIが適正範囲に入った。それと今までさほど便秘傾向は無かったが、歩くと腸の運動が活発化するのか排便も快便である。
 また歩くことによって色々季節を感じたりする。歩き始めた9月の頃は歩き終わると汗びっしょりであったが今頃はあまり汗も出なくなった。そして今日朝は路上駐車をしている車に霜が降りフロントガラスは白く凍っていた。また吉和漁港辺りから見ると尾道水道に朝日が差し込んできれいである。船を係留する浮きの上にアオサギがいたりする。
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また藤井川には鯉が泳いでいたり、渡り鳥の鴨が泳いでいたりする風景を見ながら歩くのは楽しい。
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 健康長寿ネットによると高齢者の運動習慣がある人とは「1回30分以上運動を週2回以上、1年以上継続している人のことを言う」とあった。
厚労省の調査では運動習慣のある人は65才以上の男性で46.2%、女性では39.0%となっている。また65才以上の男性の1日の平均値は5,597歩、女性では4,726歩であり健康日本21(第二次)の目標値である男性7,000歩、女性6,000には届いていない。私はウォーキングと診療室で歩く歩数を合計すれば何とか目標値をクリヤーできるのではと思っている。
歩き始めてから雨の日の2日と訪問診療に出かけた2日以外は今のところ毎日歩けている。これからも歩き続けてまずは1年継続しようと思う。

2021年11月28日

食の安全保障

 私は以前から伊勢雅臣氏発行のメルマガjog(Japan On the Globe)「国際派日本人養成講座」(https://www.mag2.com/m/0000000699)が毎週日曜日にメール配信され
読んでいる。
 この度11月7日のテーマーは「家族農業で『食の安全保障』を」であった。内容は石川県能美市の西田栄喜さんご夫妻が二人でサッカーグラウンド半分ほどしかない畑を耕し、年間600万円もの収入を得る「日本一小さい専業農家」について書いてあった。
 なお私の祖父の母親の里が同じ能美市でしかも西田と言う名だったので、親戚ではないと思うが興味を持って読んだ。その中で日本の食料自給率の問題が書いてありその部分が特に気になりそのところを引用させていただく。
『■1.国民のいのちを護る「食の安全保障」
 新たに発足した岸田内閣では「経済安全保障担当大臣」が登場しました。半導体や医薬品、蓄電池、レアアースといった分野での自立を目指すということで、国家の安全保障として重要な課題です。
 これとともに、筆者は、国民のいのちを護る「食の安全保障」も見過ごすことはできないと考えています。拙著『この国の希望のかたち 新日本文明の可能性』[伊勢]では、我が国の農業が危機的な状況にある、として、次のようなデータを提示しました。
・食糧のカロリーベースでの自給率は37%(2018)。台湾海峡が戦火に覆わて輸入が閉ざされれば、途端に食糧不足となります。大東亜戦争末期から終戦直後にかけての食糧難は、米潜水艦による輸送船撃沈、および国内各港の機雷による封鎖で、食料輸入がストップした事が主要因でした。
・我が国の農業従事者は168万人(2019)。平均年齢は67歳。ここ10年ほどは毎年10万人のペースで減少しています。このペースが続いたら、あと20年足らずで農業従事者はゼロになってしまいます。
・耕地面積は442万ヘクタール(2018)ありますが、そのうち37万ヘクタール、8.3%が利用されていません。また、耕作の放棄で荒廃した荒廃農地が28万ヘクタールもあります。未利用農地と荒廃農地を合わせて65万ヘクタール。耕地面積全体の15%、栃木県よりも広い農地が放棄されている、ということになります。
 我が国の農業は崩壊への道を歩んでおり、「食の安全保障」はなおざりにされています。
■2.スイスの小学生が1個80円もする卵を買う理由
 戦後長らく、世界のどこからでも安い食糧を好きなだけ輸入してきた我々日本国民は「食の安全保障」に関しての危機感が麻痺しています。農業経済学を専門とされる鈴木宣弘・東京大学大学院教授は、「食の安全保障」に関する外国での意識の高さについて、次のように紹介しています。

スイスのとある街で、小学生くらいにしか見えない女の子が1個80円もする卵を買っていたので、その理由を聞いたところ(元NHKの記者で、世界の農業問題を長年取材してきた倉石久壽氏)、その子は「これを買うことで生産者の皆さんの生活も支えられ、そのおかげで私たちの生活も成り立つのだから、高くても当たり前でしょう」と、いとも簡単に答えたのだという。[鈴木、1,551]
 
また現代社会では、「食の安全保障」は量の問題だけでなく、残留農薬や遺伝子組み換えなど健康への影響も考えなければなりません。

カナダの牛乳は1リットル当たり約300円で、日本より大幅に高い。だが、消費者はそれに不満を持っていないという。筆者の研究室の学生がおこなったアンケート調査に、カナダの消費者から「アメリカ産の遺伝子組み換え(GM)成長ホルモン入り牛乳は不安だから、カナダ産を支えたい」という趣旨の回答が寄せられていた。[鈴木、539]

 単に「安いから」という理由だけで、外国産の食糧に頼っていては、ある時、突然手に入らなくなったり、重大な健康被害が発覚する、というリスクがあります。そういうリスクをいかに下げるか、を「食の安全保障」として日頃から考えておかなければならないのです。』
引用ここまで。
 この文を読みながらそういえば「さいだ歯科医院」の周りでも畑や田んぼが造成され随分と家が建ってきた。また最近は耕作放棄地に多くのソーラーパネルが設置されてきている。さらに山の上でも木が切られソーラーパネルが設置されてきている。日本は本当に大変な方向に向かっていると思った。
 私は家庭菜園で少しばかりの野菜を作ったりしている。今は大根が収穫時期を迎えており先日従業員さんにもお裾別けをした。
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私がつくった野菜などは孫にも食べさせるので農薬は一切使用しない。また11月3日には種から育てていた玉ネギの苗を植えた。来年の5月に収穫予定である。実際、僅かな種類と量をつくるだけであるが、私がつくった野菜が食卓にのるとついつい嬉しくなってしまう。
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 昨日近所のOさんと話したとき大根の出来具合を見ながらOさんが「先生、農業と歯医者とどちらが本職かいね」と言われ何かすごく嬉しくなった。
今年は次郎柿もかなり豊作で大いに楽しめた。
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 これからも元気でいる間、野菜などを作ろうと思う。
 余談だが「さいだ歯科医院」は昨日11月6日に開業35周年を迎え従業員さん達からお祝のお花をいただいた。

2021年11月07日

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