AM9:00〜PM0:45PM2:00〜PM6:20
木・日・祝日
TVの天気予報のお姉さん達がよく「今日は久々の晴れ間です、洗濯日和です、有効にお使いください」などと話している。梅雨時、雨はもちろんよく降るが降らなくても曇って湿度が高くじめじめしてうっとうしい。 それで晴れになると一気にテンションが上がるのだが、私の場合は普通の日は朝から夜までフルタイムで仕事をしているので、仕事日に晴れてもあまり嬉しくない。 診療室の裏の畑で家庭菜園をしているが、休みの日の晴れの日ほど本当に貴重で有難い。畑の草取りが出来るし、この梅雨の時期が丁度「玉ネギ」や「じゃがいも」の収穫時期と重なるために休日の雨はノーサンキュウである。 17日に「じゃがいも」の収穫をした。今年は「インカのめざめ」と言う種類を植えた。良く出来て1個の種芋から大小取り混ぜて10個前後が出来ていた。味もなかなかである。オーブンで焼き芋にしても美味しい。 収穫した後の畑は今のところ利用する予定がないので本日、耕運機耕耘機で耕し肥料を入れた。3月には肥料を十分入れて色々の野菜などを植えたが「なすび」・「ピーマン」・「オクラ」などが肥料負けしてしばらく葉が枯れかけたり萎縮したりして成長が止まっていた。梅雨の雨によって少し肥料が薄まったのか、どうにか今は成長を取り戻している。トマトやキュウリは収穫できるまでになった。 元々じゃがいも畑にはそんなに多くの肥料を入れてなかったが、先の畑の教訓を加味して「こだわり健肥」4袋、牛糞2袋と少し少なめに入れた。 ところで私の診療室は尾道市北部の農村地帯に位置している。5月の初旬から診療室の国道を挟んで直ぐ西隣で建設工事が始また。これは尾道市北部の5つの農協支所が合併して「JA尾道市 尾道北支店」並びに「JA尾道市 尾道北営農センター」の新しい建物が出来るのだとか。 建築現場の工事壁に完成予定の建物の絵が貼ってある。中々しゃれたモダンな建物である。今日現在は基礎の鉄筋を組み立てている。 日本の人口は減少しており、ここ尾道でも毎年1000人位ずつ人口は減少し、当然農業に従事する人も減少してきている。今迄のような組織では無駄が多く成り立たないと言うことは想像に難くない。それで合併に踏み切ったのではないだろうか、いずれにしても直ぐ肥料などを買いに行けるので私の農作業には大いに便利になると思われるのでありがたい。 また農協への人の出入りが多くなればそれだけこのあたりも賑やかになって有難い。 完成は11月30日だがその後の各支所の移転を考えれば営業は来年になるのであろう。 今年の梅雨は休みの日に晴れの贈り物をいただいて有難い。
2018年06月25日
今年の「歯と口の健康週間」は「のばそうよ 健康寿命 歯磨きで」の標語のもとに4日〜10日まで全国で展開された。 尾道市では毎年歯の健康週間に合わせて就学前のお子様を対象に検診や歯磨き指導、F素塗布、親指の石膏模型造りなどを行う「歯っぴーフェスティバル」行事を行っている。今年で24回目を数える。 今年は9日に行われ私や従業員の衛生士も参加した。私は検診を担当、衛生士は歯磨き指導などを担当。天気も良く440名を越えるお子様が参加され、付き添いのご父兄を入れれば1000名以上の方が参加され大盛況であった。 お子様達を検診させて貰ったが虫歯の有るお子様はほとんどいない。また日本歯科医師会は30年前に「8020運動」つまり80歳で20本の歯を残す運動を開始したが当時達成者は7 %程度であった。現在では運動の効果もあり平成26年度の歯科疾患実態調査の結果 50.2 %の人が達成している。確実に日本人の口腔内は良くなってきており嬉しいことである。 ところで最近人生100年という言葉が盛んに言われるようになってきたが、私のように70歳を過ぎた人が対象ではなくて今のこども達が目指すことになるのであろう。 しかし現在だんだん顕在化してきているのが8020達成後の問題である。と言うのも脳血管障害などで寝たきりになったり、認知症になったりすると、自分で歯磨きが出来なくなったりしてせっかく8020を達成したのに口腔内が悲惨な状況になり、ひいては食事がうまくとれなくなってくる。 介護の分野では「フレイル」・「サルコペニア」・「ロコモ」という言葉が飛び交うようになってきている。「フレイル」とは年齢に伴って、筋力や心身の活力が低下した状態で、転びやすくなった、外出が少なくなった状態を表し、「サルコペニア」とは筋肉量、筋肉機能の低下を伴う症候群のことで「加齢性筋肉減少症」とも呼ばれている。そしてフレイルやサルコペニアにより運動器の衰え、障害が出てくることが「ロコモ」であるとされている。 この事は歯を喪失し口腔機能が低下すれば→食欲低下、摂取量低下をきたし→低栄養・体重低下に陥り→サルコペニアとなり筋力低下を来たす。→そうなると歩行速度や活動度が低下し→ロコモとなる。そうなれば消費エネルギー量がさらに低下する。→そうなると食事摂取量が更に低下し→低栄養を招くという悪循環路が形成され要介護状態へと陥る。 この悪循環をいかに断ち切るかが「人生100年」へのこれからの課題であり、歯科としての重要な役割がある。そのことを踏まえて今年の標語「のばそうよ 健康寿命 歯磨きで」が出来たものと思われる。 仮に要介護状態となっても何とか口から食事が出来る様に「さいだ歯科医院」ではご家庭への訪問診療や、歯科衛生士による口腔ケアを実施し、誤嚥性肺炎予防などにも寄与している。
2018年06月11日