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実は10月1日、私の家に1年間ホームステイしていたマレーシアのA子がバリ島で結婚式を挙げることになっていた。実質的には籍も入って結婚しており、息子も1歳になっている。今年の正月に息子の顔を見にマレーシアに行った。 結婚式に参列して欲しいとのことで今年2月末、ネットのDeNAトラベルでインドネシア・ガルーダ航空の予約、バリ島アヨディアリゾートホテルの予約をして支払いを済ませた。また前泊するための日航関空ホテルの予約、新幹線の往復切符も手に入れA子の息子のお土産などの準備。さらに私が着ていく衣装なども準備して万全をきたしていた。 27日に尾道を出発するので、この連休に荷物のパッキングをして旅行の準備をすることにして昨日昼からパッキングを開始していた。ところが15時のTVニュースでインドネシアバリ島のアグン火山(標高3031メートル)が爆発の危険が出てきてインドネシア政府が警戒レベルを最高に引き上げたと報道された。全く寝耳に水の出来事で有り、楽しく準備をしていた手が止まってしまった。 急いで外務省の「海外安全ホームページ」を開くと「インドネシア:バリ島アグン火山の警戒レベル引き上げに伴う注意喚起(新規)」が掲載されていた。 内容は「現在は山頂から9キロ圏内と、山の北、北東、南東、南から南西部の12キロ圏内への立ち入りが禁止され、現地警察は住民を避難させている。万が一火山が噴火した場合、航空機の運航への影響やぜんそくや気管支炎、肺気腫、心臓疾患といった健康被害が生じる可能性があるとしている。 在デンパサール日本国総領事館では、アグン火山やその周辺への渡航を予定している方に対し、中止や延期を呼びかけている」とあった。また他のネットニュースでは9400人が自主避難したと出ていた。 ひょっとしたら行けないか、行ったとしても帰れなくなる恐れがあると思った。そこで家内がすぐにA子に電話するも繋がらない。それでLINEで「バリ島が大変」とメッセージを残す。2時間半ほど経ってA子から電話が掛かってくる。結婚式は中止して来年4月に改めてやるとのこと。 こうなるとバリ島に行く理由も無くなり急いで旅行のキャンセルを始める。 新幹線切符は新尾道駅へ持っていき手数料を払ってキャンセル完了。その間、家内は前泊予定の関空ホテルに電話したが旅行社経由で予約していたのでそこを通さないとだめ。連休中で旅行社に連絡するがどうにもならない。25日月曜日まで待つことになった。日にちが悪すぎる。 また航空機とバリ島のホテルについてはDeNAトラベルを利用して手配していたので電話をかけると飛行機については手数料を払えばキャンセルできるとのこと、ところがホテルはキャンセル出来ないとのこと。また海外旅行保険は自分でするように説明を受ける。 かなりキャンセルが可能なので一応ホットする。最終的な金額ははっきりしないがなんやかんやで20万円近くは無駄になるようである。 来年4月の結婚式には今時点で出席するかどうか決まらない。 普通ならバリ島の火山が爆発したとしても大して気にもならないで有ろうが当事者に当たると大変なのだと思い知り、こんなこともあるのだと初めて経験した。と同時にがっかり気が抜けた
2017年09月24日
この17日、18日、私にとっては久しぶりに農作業を含めて何も予定の入っていない休みであった。17日は台風18号が接近し昼前から雨になり、徐々に風が出てきた。ずっとNHK・TVをかけていて台風の動きを見ながらごろごろとしていた。九州各地、特に大分県などは大変な災害が発生していた。 尾道はほとんど何にも災害が無くてホットする。いつも思うことであるが、日本各地に比べ、尾道ほど災害が少なく安全な場所は無いと実感している。それが証拠に、多数の古いお寺・神社などが今も残っている。また南海トラフの地震が発生したとしても、津波の高さは一番低いと見積もられている。 Iターンを考えている人は是非、尾道に来られたら良いと思う。 17日21時頃には雨がやみ、風も収まってきた。それで夜は窓を少し開けて寝る。翌18日は起床時雲一つ無い秋晴れまさに台風一過ですごくさわやかであった。 ところでカープは9月14日にDeNAに勝って優勝マジックを1としていた。16日のマツダスタジアムでのヤクルト戦で地元優勝を決めると選手もフアンも心に決めていた。14時からの試合で有ったため診療しながら時々院長室のTVを覗いたりしていたが残念ながら4:5で負け優勝はならず。 翌17日は台風のため試合前中止、TVニュースでは朝早くから試合を信じて球場前にならぶフアンの姿が映し出されていた。 18日、甲子園球場で2位の阪神との直接対決となる。球場には行けないが運良く休みであったので、14時から居間と自分の部屋両方のTVをかけてRCC放送とNHK・BS1を見比べながらTV観戦をする。試合は優位に進めるも追加点の欲しいときに凡打で点が入らず「三振なら俺でもすらー」と言ったり「フォアボールを出すと俺でもフォアボール出せらー」など悪態をつきながら観戦。それだけ力が入っていた。同点に追いつかれ困ったなと思うが、8回にバティスタのタイムリーで1点勝ち越したときには万歳がでる。 そして9回2アウト後、代打伊藤がショートフライで3アウト試合終了。思わず大声で「ヤッター」と声が出る。セリーグ優勝が決まった瞬間である。球場内も割れんばかりの万歳の声が両方のTVから聞こえ、スクリーンに三塁側のスタンドが大写しであった。この瞬間、今日の台風一過の空のように今迄もやもやしていた物が吹き飛んで嬉しさがこみ上げてきて少し目頭が熱くなり感極まった。2連覇は37年振りとか。 夕食はワインを開けてカープに乾杯しながら食べる。夜も遅くまで各局がカープの放送をしていたのを観ながらいつの間にか寝ていた。少しお酒が過ぎたのであろう。
翌日の中国新聞はカープばかりで紙面に赤が目立った。またスポニチも1面と26面見開きでカープの優勝を報じていた。嬉しい限りで有る。次は今年こそ日本一だ。
2017年09月20日
古希を過ぎたせいか今まであまり気にしなかった言葉が耳に残るようになった。例えば定年離婚、熟年離婚、「就活」ならぬ「終活」、断捨離など今まで聴いても右から左へスルー していた言葉が何故か残ってしまう。 TVドラマやコマーシャルなど色々のところでその言葉が出てくる度に気になりだした。とりわけ人生最後を迎えるに当たり身辺整理やお墓の手配などをするのが「終活」だそうだが、エンディングングノート、散骨、樹木葬と言った言葉も出てくる。さらに断捨離という言葉をもよく聞くようになった。 少なくともまだ30年、100歳まで生きるつもりの私にはまだまだ先のことと思っている。 ところが先日家内が急に家の中を少し整理しだした。どうしたのかと聞くと終活だという。というのも1年半前にマンションに引っ越しをしてきたが、前の家に比べ面積は7割程度で収納場所も少ない。それで引っ越しの時かなり多くのものを処分したのだがそれでも不十分で、一部屋すべてを納戸代わりにしているが、物の上に物が積み上げられている。 昨今は色々処分するにも勝手に捨てられず、お金を出して引き取ってもらわなくてはならないものも多々ある。 家内の目に一番に入ってきたのがゴルフ道具である。家内は膝が悪くとてもゴルフどころではない。私はサラリーマン時代にゴルフを少ししたが、歯科医になってからほとんどしたことはない。生涯でコースを廻ったのは20回程度かと思う。好きな人なら1年でそれくらい廻るであろうに。それでも10数年前にアイアンセットを買って練習場で少し使い、ゴルフ場で2回程使ったような気がする。それ以来触ったことも無かった。 ゴルフ好きな人なら私の年になってもプレーをしておられるが、その多くの方がハンディーを持っておられ、エイジシュートなどを狙っていらっしゃるのかもしれない。 私はあまりゴルフには興味がないので家内が処分するよと言ったとき迷わずOKを出す。早速、家内はリサイクルショップに電話しゴルフセットを引き取ってもらえるかどうか確認をする。以前私の三つ揃えの背広を持ち込んだときベストのみ300円くらいで引き取ってくれたが、後は引き取りを拒否され背広は燃えるゴミとして処分したことがある。ゴルフクラブも持ち込んでみないとわからないとのこと。 リサイクルショップの人が小一時間、本などを出して鑑定し私のアイアンセットは1本1000円で10本、1万円になる。ドライバーやパターなどはたいした金額にはならなかったが、それでもゴルフバックや新品のゴルフボールなど二人分併せて2万円ほどになった。お金を出して捨てるよりは少しでもお金になって良かった。 ところで家内はここ20年以上和服を着たことが無い。そこで今度は和服を処分すると言っている。ただし母親に買ってもらった着物にはまだ未練があり捨てられないようである。 私もアルバムやここ何年も着たことも無い服、本などいっぱいあるのだが、思い切ることができない自分が情けない。 家内が少しやる気になっていたので、冗談半分に「俺を断捨離しないでくれ」というと「お父さんを断捨離すると、私食べていけないから」との返事。 少し安心するが、今までのように亭主関白でいるといつ断捨離されるかもしれない。言葉遣いや態度に気をつけ、断捨離されないように努力しなくては。 それにしても本気で断捨離の意味を考え、物への執着を捨て綺麗さっぱりと見切って部屋を広くしなくてはと思う。
2017年09月06日