AM9:00〜PM0:45PM2:00〜PM6:20
木・日・祝日
先日69才になったがその日の朝のことである。出勤前には寝ぐせを直すため、ここ何年間も「サクセス モーニングヘアウォーター」なる噴霧用のスプレーがついた整髪剤を使用して髪を整えている。びんの裏面の説明には「寝ぐせを直してシャンプー後のようにさらっと! ミストタイプの寝ぐせ直し。髪に浸透してガンコな寝ぐせもしっかり治せます。速く乾いて、シャンプー後のようなさらっとした仕上がり。頭がシャキッとする爽快感。広がりすぎないスプレーミストで気になるところにヒット。無香料。」と書いて有り、ほぼ効能通りで愛用している。 また眼鏡もすぐに汚れるのでこれも毎日洗浄しているが、これは「ミントの香り 泡の力で皮脂スッキリ!」とキャッチコピーのついた「メガネのシャンプー」を使用している。これも噴霧用のスプレー容器に入っており、確かに形は違うのだが似ている。 ところがその日に限って両方のスプレーが並んで置いてあった。何も考えず疑うことなく日頃の動作よろしく容器をとり上げて髪にシュシュと4回ほどスプレーをし、その後、髪を揉んだところ手が泡だらけ。あれっと思って鏡をみたら私の頭は泡だらけ、そこで初めて間違った事に気が付く。 仕舞ったと思えどもどうにもならず、出勤のため着替えも済ましている。家内を呼んで水を流しながら洗ってもらう。家内に借りを作ってしまった。 まさに朝シャンである。新たに髪の毛用のシャンプーは使わないでそのまま眼鏡用のシャンプーで済ませ、改めて整髪剤をスプレーして出勤した。 「朝シャン」なる言葉はずいぶん前に流行って知っていたが、私としては朝の時間がもったいないし、水道水や光熱費がもったいないと思って否定的な意見を持っていた。それなのにまさかその私が朝シャンをするなんて、びっくりポンである。感想としては朝シャンの爽快感など感じる暇もなく、ただしまったの反省ばかりであった。 それにしてもただ単なる間違いなら安心だが、これから歳を重ね認知症でも始まればこのようなことは日常茶飯事になるのかもしれない。 朝の院内ミーティングのとき、スタッフから誕生祝の花束をいただいたが、お礼方々、朝の失敗談を話すと皆大笑いであった。 先日も広島出張のとき、携帯電話を忘れ、医院に連絡しようと思って公衆電話ボックスを探すのに難渋した。歳とともに物忘れがひどくなりそうなので、これからは車の運転同様、指差し確認が必要だと感じた。
2016年03月28日
小学校1年の6月に御調郡向島町から三原市に引っ越したのを皮切りに尾道市栗原町→佐伯郡五日市町楽々園→広島市翠町→広島市南観音町→呉市→広島市東千田町→府中市→日立市城南町→日立市石名坂→常陸太田市→北海道白糠町→北海道当別町→札幌東区→尾道栗原町→尾道美ノ郷町→現在地へと17回引っ越しをした。 30年前に自宅兼歯科医院を建てた時はこれが「終の棲家」で最後の引っ越しだと思ったが、今年1月に息子と院長交替をし、息子に名実ともに院長になってもらうにはいつまでも歯科医院の上に私が住んでいてはやりにくいだろうと思い、引っ越しを決めた。 以前広島に88歳と84歳の私の両親2人だけで住んでいたが、いくらなんでも限界と考え両親を引き取るつもりで市内にマンションを手当てしていた。結局父親は住むことが出来なかったが、母親はしばらくの間、家内と同居しそのマンションで生活した。その母親もつい先日7回忌を済ませた。それで空き家になっていたマンションにこの度引っ越しをした。 これが最後の引越しとなればよいのだが、これからさらに年を重ね介護が必要になった場合ひょっとしたら施設が「終の棲家」になるかもしれない。そうなればもう一回引越しをすることになる。 生涯90回以上引っ越しをした葛飾北斎はけた外れ。しかし転勤の多いサラリーマンなら私の比ではないだろうが、自分としては本当に良く引っ越しをしたものだと思う。 ところで引っ越し準備の最中家内の友人が引っ越しは60歳までにするものだと言っていたが、69歳になっての引っ越しは何かと疲れる。それにもましてマンションは今までの家より小さくしかも収納場所が無い。それが判っていても持っていくもの、捨てるものと荷物を選別したがどれも捨てがたく、それぞれに思い出が有り結局多くの物を持っていくことになった。「終活」どころではないな。 引っ越し前日、引っ越しをお願いした「0123アート引越センター」の女性スタッフ2名が来て手際よく段ボール箱にパッキングをしてくれた。そして当日は、若いスタッフ(男性2名・女性1名)の方3名と委託している運送屋さんの運転手さんとの4人で引っ越しをしてくれた。朝8時から積み込みを始め12時半までかかつて積み込みそして引っ越し先で降ろし終えたのが夕方6時であった。荷物を出す時、玄関から車までの距離が少し有り、又搬入するマンションには運送用の車の駐車スペースが無く道路に止めての搬入となったが、その間従業員の方々は本当にテキパキと動き、歩道を行き交う人には「ご迷惑をお掛けします」と挨拶をされながらの作業で、見ているだけで気分が爽快になる。息子2人が以前、引っ越しの時やはり「アート引越センター」にお願いしたとの事良かったなと思う。それにしても若い人たちがこんなにも頑張っているのを見て日本もまだまだ捨てたものではないと感心した。 現在引っ越し荷物の片づけをしているがまったく進まない。やっと仏壇が収まり線香をあげ手を合わせることが出来る様になった。
2016年03月17日