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07/14 10ヶ月ぶりの札幌
07/09 「保険診療と審査を考えるフォーラム」に参加して
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10ヶ月ぶりの札幌

 11・12日に大学の父兄後援会全国支部長会議が有り札幌に出かける。毎年開かれる会議だが20年以上ほぼ毎年出席している。例年ANA で出かけていたが、今年は予約が取れなくてJALで出かける。宿泊は会議が開かれる「京王プラザホテル札幌」にした。札幌駅から徒歩7〜8分くらいで便利が良い。15時頃チェックインして17時半からの会議に備える。窓から下を観ているとたまたま結婚式が行われていた。気温は少し高めだが湿度が無くさわやかな日であった。
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 会議では、大学としても受験者数の確保、入学者の確保は喫緊の問題であり、その事についても話し合うが、少子化の流れの中でこれはと言う手は中々無いのが現状である。
 大学の教育レベルや国家試験の合格率を上げる以外に手はなさそうである。会議には私を含めて歯学部の1期生4人出ていた。前同窓会長のK君、現同窓会長のM君、それに旭川で開業しているA君である。会議後,懇親会があり、その後K君、M君と連れだってすすき野に出かけ、「鮨処 ひのき」やさんで軽く一杯やって帰る。会議や懇親会ではあまり突っ込んだ話が出来ないが、ここでは6年間苦楽を共にした同級生同士、色々の話に花が咲き、また他の同級生の近況など聞けて良かった。
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 次の日は例年なら道庁の赤れんがの建物を観に行ったり、大通り公園を散策したりするのだが、今年は異常に暑くてとても外を歩く気にはなれず、さりとて15:25の出発までどうすべきか悩んだ末に、涼しくて時間が潰せる所として、札幌駅にある映画館で映画を観る事にする。尾道に帰って観たTVニュースでは札幌33℃で、道内の清水町ではお年寄りが熱中症で亡くなられたと報じていた。
 タイミング良く時間がつぶせる映画として10時から12:35まで上映される「アベンジャーズ / エイジ・オブ・ウルトロン」を観た。客席はほぼ満席状態で、前から2列目の席だったので見上げながら観た。首が疲れた。この映画のシリーズは最初が「アイアンマン」でその時観て以来鑑賞したことが無かったので、今回の映画の様に進化しているとさっぱり内容が理解出来ない。それでもエンタテイメントだと割り切り鑑賞した。60歳以上は割引きが有り、1100円で2.5時間潰せた。
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 その後札幌駅から新千歳空港に移動。従業員様にお土産を買う。そのお店も他のお店も、TAXフリーの案内掲示が英語・中国語・韓国語で表記されている。さいきんTVや新聞等で中国人の爆買が報道されているが、そういえば宿泊したホテルにも多くの中国人がいた。しかも結構若い学生風の人達が多かった。空港ロビーでも大きな荷物を持った中国人とおぼしき人たちが多数大声で話しながら歩いていた。
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 昼飯は3階の食堂街はお客が多く並んだりしなくてはならないので、初めて空弁なるものに挑戦。3色丼(蟹・イクラ・うに)¥2360だったが、結構高く食堂で食べる方が安いのではないかと思った、しかも食材が食材なので塩からく塩分の取り過ぎの様な気がした。
 飛行機は新千歳を定刻に離陸、17:25無時広島空港に着陸。何か札幌まで飛行機に乗って映画を観に行った感じでくたびれた。

2015年07月14日

「保険診療と審査を考えるフォーラム」に参加して

 先日社会保険診療報酬支払基金が国民向けにフォーラムを開催した。歯科医師として仕事をするうえで、支払基金とは何かを、良く理解しようと参加してみた。平和祈念公園内の広島国際会議場で開催された。テーマは「国民皆保険と支払基金の審査」である。
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 日本人は病気になれば、保険証一つを持って病院や診療所に行けば誰でも診察が受けられる。まさに空気のような感覚である。
 支払基金の河内山理事長の言葉を借りれば、『日本が世界に誇れる国民皆保険制度が実施され50年以上が経過し、これにより「誰でも」「いつでも」「どこでも」必要な医療サービスが受けられるようになり今では社会の安定的な維持に欠かす事の出来ない仕組みとなっている』と述べている。まさにその通りである。
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 ところで国民皆保険制度の仕組みは一般国民にはあまり理解されていないようだが、実は日本の医療は契約医療である。一般国民は保険料を健保組合や市町村国保等の各保険者に支払っている。一方厚労省がそれぞれの疾患に対しこの様な方法で治療して下さいと言う手引き「療養担当規則」を作り保険者と診療側に提示し、保険者がその治療方法でOKです。一方診療側もその方法で治療しますとOKを出す事で契約が成立している。この為国民と診療者は直接に契約をしていないが厚労省を仲立ちに契約した事になり、「療養担当規則」の診療手順ルールにのっとって我々は診療していく。そして診療が終われば患者様は1〜3割の自己負担を窓口で払えば良いのである。
 各保険者は医療機関が「療養担当規則」にのっとって診療しているかどうかを判断をしてもらうように支払基金や国保連合会に審査をお願いをし契約をしている。
 我々診療側は毎月、月末にそれを〆て残りの9〜7割に相当する医療費を社会保険支払基金または国保連合会にレセプトとして請求をする。
 そうすると支払基金ではそのレセプト(請求書)が正しいのかどうかを厚労省が示した「療養担当規則」と照らし合わせて医師・歯科医師・薬剤師等の同業のプロフェッションによるピア・レビュー(同僚審査)で審査を行い、間違いなければ各保険者に知らせる。そうすると保険者が支払基金にお金を振り込み、そこから我々の所に2カ月後にお金が振り込まれる仕組みである。これをもし我々が直接各保険者に請求していたら支払われるまでに何カ月も掛かり、資金繰りに苦労する様になる。毎月診療後2カ月後に確実に残りの診療費が振り込まれる事は本当に有難いことである。この度のフォーラムに参加して改めて社会保険診療報酬支払基金の存在意義に気が付いた。
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 またこの様なフォーラムは全国各地で行われて来たが、今回は5回目であり、初めて歯科医が基調講演やパネリストとして出席した画期的なものであった。パネルディスカッションでは診療側・保険者側・学識経験者の三者の代表から色々の問題提起などがあり有意義なディスカッションであった。
 各国の医療制度の話や、一件一件血の通った審査する事の難しさ等の話があり、それらを聞きながら日本と言う国は本当に素晴らしい医療保険制度を構築したものだとおもった。願わくはこの医療保険制度が永続する事を切に希望する。

2015年07月09日

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