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今月しょっぱなから風邪を引いた。最初は軽い感じですぐ治るものとタカをくくっていた。ところがどっこい少しづつ悪化。しかし、寝込むほどの発熱は無く、少しだるい程度なので当然仕事をし、歯科医師会の会務も続ける。 1週間ほど経過したころから鼻水が黄色の粘調な鼻汁いわゆる青鼻となる。 鼻をかむとティシュからあふれ出るほどの量である。鼻の穴は鼻糞で詰り鼻からの呼吸に支障をきたし、口呼吸になってくる。しかも上の歯と下の歯を合わせると響いて痛いし眼の下辺りの頬を触ると痛みが有る。 普段患者様のパノラマレントゲンを撮った時上顎洞が発達している方には、「風邪などひいて鼻が詰まると、上下の歯を合わせると痛かったり、階段を上ったり、小走りに歩いたりすると歯が響いて痛く、虫歯でもないのに虫歯と勘違いをされますよ」と日頃説明しているが、まさにその状態である。これが1週間ほど続いた後、透明な鼻水に変わると今度は喉の奥に垂れてきて、声がかすれた声になる。寝ていると痰を排出するために咳込むようになる。そのため夜通し眠れない日が続く。これがすごくつらかった。 お医者にかかる気になれず、薬屋で咳止めなどを購入して過ごす。この方が結局高くついた。風邪が長引くために下着がいつまでたっても真冬のスタイル、上にはインナーにチョッキを着込み、下はズボン下をはいている始末。 昨日あたりから少し楽になり診療中もあまり咳が出ない、おもいきって冬の下着をやめ今の季節に合わせることにした。朝晩こそ寒いが何とかなりそうである。 なぜこんなにもしつこい風邪で悩まされたのか? 考えてみると3月は年度の終わりで連日歯科医師会の会議、行政との打ち合わせ等が続き、休みも返上して広島出張を5回もして体力を大いに消耗していたものと思われる。さらに年度初めは、やはり3月と同様に会務と行政との打ち合わせ等が有り広島出張も6回を数えた。全く体力の回復が出来なかったのが長引いた原因では無かろうかと思う。 しかしここへきて外気温が少し高くなり良い方へ向かい出した感じが有る。 68歳になると体力は自然に落ちてくるが、その事には気づかないでいつまでも若い時代のリズムでやっている。そろそろお年を考えなさいとの天からの忠告だったのかもしれない。
2015年04月26日
生活保護の方を除いて、多くの国民は皆保険制度の中にあって何かの公的保険に加入している。中小企業等の従業員が加入する協会健保、大企業が個別に運営する組合健保、公務員が加入する共済健保、そして自営業の人が加入する国民健康保険(国保)、さらに75歳以上の人が加入する後期高齢者医療制度がある。さらに40歳以上の人は強制的に介護保険にも加入している。 私は広島県歯科医師会の会員である。診療所は法人では無くいわゆる個人事業主である。そのため私や従業員及びその家族は会が運営する「広島県歯科医師国民健康保険組合」に加入している。 わが国では、今この医療保険制度について色々の所でほころびが出てきていると言われている。近年の我が国では急速に高齢化が進み、2025年には75歳以上のいわゆる後期高齢者が約2200万人に達し、総人口に占める割合はおよそ5人に一人となるとのこと。もっとも私もその一人では有るのだが。そのため昨年は消費税を5%から8%に引き上げた。それでも賄えないので10%に挙げることが決まっている。政治家は「社会保障・税の一体改革」を訴えている。 果たしてどこまで有効な手段が出てくるのかはなはだ疑問である。 ところで先日「広島県歯科医師国民健康保険組合」から保険料の改定の案内が来た。歯科医師国保の賦課料は {定額保険料}+{後期高齢者支援金分保険料}+{介護保険料}+{互助会費}から成り立っている。定額保険料は歯科医師と歯科医師以外の従業員及びそれぞれの家族で額が異なっている。また介護保険料は40歳から64歳の歯科医師、従業員、家族からの徴収となり1人3600円である。また互助会費1000円は支払った医療費の一部を還付してもらえる制度であり本人のみに限られる。この度、案内を見て驚いたのが後期高齢者支援金分保険料で100円値上がり3300円になると言うものであったが、この後期高齢者支援金分は一律に全員に賦課されている。 私の4歳の孫までもが3300円の負担となっていたのに驚く。つまり生まれた途端後期高齢者のために3300円の負担が発生すると言う事である。実際の支払いは息子が払う事になるのだが。まさに高齢者の方を74歳以下の全員で支えている事になる。 介護保険は現在40歳以上が支えているがいずれ0歳児まで支える対象になるかもしれない。協会健保等では給料の額に対し何%と決められその中身がどのような配分になっているのか判らないが、実はこの様なからくりで高齢者を支えているのだと改めて知り驚ろく。 年金も世代間相互扶助とは言うものの、結局の所現役世代が払った保険料でまかなわれている。果たしてこの医療制度・年金制度が未来永劫続くかどうかはなはだ疑問である。 ついでに「さいだ歯科院」のことを言えば全てが従業員様と折半であり、かなりの保険料を支払っている。その他に「広島県歯科医師国民健康保険組合」は医療機関別平等割保険料も払わされる。年金は厚生年金制度に加入しておりこれも半額医院持ちである。従業員さんの財布に直接は入らないが医院経費としては馬鹿にならないものが有る。
2015年04月12日