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色々振り返ってみたがあまり良いことは無かった気がする。齢を重ねてきたせいか体のあちこちにガタがきて、その対応に追われた1年であった。 1月頃から首が痛くなり最初は「寝たがい」と思っていたがさっぱり治らない。段々首を回したり傾けたりしにくくなってきた。それでカイロプラティク、あん摩、整体等あらゆるところに毎週のように通ったが良くならない。だんだんひどくなり肘までが動かすと痛くなる。また肩も五十肩の様に上に挙げられなくなる。それでやっと重い腰を挙げて8月末に整形外科に行くと肘は「テニス肘」、首は「頸椎症の神経根症」だと言われた。テニスもしないのに何でテニス肘になったのか判らない。痛み止めと湿布薬を貰ったりしたがどうにもならない。 その内、家内が三次に良い鍼灸院があると聞いてきたので、2回ほど三次まで1時間を掛けて通ってみる。確かにあん摩や整体よりも私には良い気がしたが、何分、毎週三次には通えない。幸い歯科医師会の先生で良く利用される鍼灸院が尾道にあると言う事で紹介してもらい通い出す。私には鍼治療が合ったのか、現在では8割がた良くなって来た。今は鍼とあん摩の両方に通い完治を目指している。振り返れば今年1年ほとんど私の時間をこの治療に費やした事になる。かけた費用もかなりなものである。 その他、6月のPET・CT検査では肺に影があると言われ、8月と12月に再検査し、影の増大が無いと言う事で無罪放免、また大腸検査では直腸にポリープがあったのでポリープ切除をされた。さらに10数年通っている眼科では緑内障の眼圧が少し高くなったとかで手術の話もちらほら出てくる。満身創痍である。 日本の医療費は高齢者に莫大費用が掛かると言われているが、自分の事に当てはめてもそうだと思う。これからは健康年齢を伸ばすように、注意を払い食事・運動などにも気を付けて生活していかなくてはと思った。 楽しかった事を挙げればGWに沖縄の長男一家が里帰りし、二男一家共々、小豆島へ一泊2日の旅行をした。孫達の成長を見ることが一番楽しいのかも知れない。 我が家での大きな出来事と言えば家内が裏の畑で野菜作りを始めた。最初は小さい面積だったが今ではかなりの広さになった。それで畑の野菜に水を撒くのに、水道水ではもったいなし、世間様にも申し訳なく思い、この12月に井戸を掘ってもらう。近くに川があり伏流水があるせいか15メートルも掘れば十分な量の水が出た。来年の夏は安心である。 さいだ歯科医院としては14年振りに外壁の塗装をした事、11月に14年乗っていた往診車がいよいよ駄目になり新しい車を購入する羽目になる。年末出費が嵩むが仕方ない。現在真っ赤なアクアの代車を借りて過ごしている。近いうちに納車されるであろう。 今年も後わずかとなったが、これからは良いことばかりが起きて欲しいものである。
2014年12月26日
7日の日曜日に「全国共通がん医科歯科連携講習会」が三次市「十日市コミュニティセンター」で開催され出席した。この講習会の申し込みは10月にしたのだが、その時、開催が12月なので当日車で行けるかどうかすごく心配した(ちなみに私は冬タイヤの準備が無い)。そして11月の初めには会場までの道順を確かめるべく三次まで下調べに行って用意周到を重ねた。しかしやはり天候の問題については心配が募っていた。講習会前日の6日には広島で大学の同窓会広島県支部会が有り出席するので、思い切って広島に泊まり、7日当日バスセンターからバスで三次に行く事にしホテルを11月半ばに予約した。 この話を尾歯会の先生に話したところ一笑に付されていたが、何と4日から県北は大雪警報が出て私の読みは見事に的中した。ホテルを予約していたおかげで私のストレスがなくほっとする。 7:45センター発の東城行きのバスにて出発した。安佐南区沼田町付近から山や道路際に雪が現れて来た。千代田インター辺りではかなりの雪があり、昔住んでいた北海道の風景を彷彿させた。しかし三次の街に入るとほとんど雪は無く驚く。無事会場に着き講習会を受講する。 現在日本人の死因の第1位になっているがん治療に際し、治療効果に加えてより安全であること、苦痛を出来るだけ緩和し、治療中から治療後も含めて患者のQOLを可能な限り良好に維持することが求められている。 厚労省が策定した我が国のがん対策の中核となる「がん対策推進基本計画」においても口腔ケアの推進が重要視されている。これを踏まえて日本歯科医師会は「がん患者の口腔を守り、最後までお口から食事をとる事を支援する」地域医科歯科連携を強力に推し進めるため、「国立がん研究センター」と共同して今回の講習会の為のナショナルテキストを作成した。 このテキストを使用しての講習会によりがん患者の歯科治療や口腔ケアについて全国の歯科医師が同レベルの知識技術を習得できる。 講習会の内容は「がんの治療の総説」から始まり、「がん手術と口腔ケア」、「がん薬物療法を受ける患者の歯科治療・口腔ケア」、「頭頚部放射線治療、放射線化学療法の患者への歯科治療・口腔ケア」、「がん医療における緩和ケアと歯科治療・口腔ケア」等々多岐にわたり講習を受けた。100%全部理解できたわけではないが、今後何度かテキストをめくり、実際にがん患者が来院された時実践に役立てたいと思った。 ところで12月1日にはNHKの「クローズアップ現代」で「長寿の鍵は“口”にあり 口腔ケア最前線」という番組が放映された。ここでは千葉県の「国保旭中央病院」の取組が紹介されていたが、まさに今回の講習会で習った事がそのまま実選されている内容であり、あまりにもタイミングの良さに驚いた。 帰りはまた広島センター経由で帰らなくてはと思っていたが、家内が迎えに来てくれることになり帰る途中も雪などほとんどなく無く、世羅辺りの山に一部雪が残っている程度だった。早く帰れたおかげで3時間程時間を節約出来た。
2014年12月08日