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先日ニュージーランドからJ娘が「ただいま」と言いながら帰って来た。
彼女は本当の娘ではない。AFS留学生として2005年3月から2006年2月まで1年間私の家にホームステーイし、私はホストファーザーであったためJ子を娘と呼んでいる。
今回で3回目の里帰りである。現在オークランド大学でコンピューターのハードウエアーを研究する学科の学生で来年卒業とのこと。この度は3ヶ月間、京都大学に短期留学しに来たのだ。彼女はもともとオークランド大学で文学部と工学部の2学部に在籍し、文学部の方は既に修了したとのこと。それにしても一度に2学部をこなすなんて素晴らしい。
ところで私にはJ娘の他にまだ4人の娘がいる。この度の地震と津波、原発事故が世界に発信されたため、AFS留学生としてかって我が家にホームステーイしたフィリピンのA娘、ミャンマーのE娘、USAのL娘、マレーシアのS娘と全員から早々にお見舞いのメールをもらった。それと同時に彼女たちの近況を知らせてくれた。
昨年5月に結婚したA娘は妊娠8ヶ月で大きなお腹を抱えた写真を送ってくれた。E娘は医者になり2年間のミャンマーでの研修医を終えシンガポールの大学で、博士課程の研究を始めた。L娘はUSAの空軍中尉として活躍し、将来の宇宙飛行士を目指している。S娘は弁護士試験に合格し、マレーシア法務省の高級官僚として、現在日本でも話題になっているTPPについて検討しているようだ。彼女たちがそれぞれの国において無くてはならない存在として活躍しており、私としても日本で留学生活を送った時お世話させていただいたことが今更ながら嬉しい。

ところでJ娘は最初、もう少し早く来る予定であったが、地震と大津波、そして福島原発事故のため家族の反対があり、来日が遅れたようだ。多くの外国人が日本から脱出している現在よく来たなと感心する。それだけ勉強したい意欲が強いのだろう。留学に当たっては笹川財団の奨学金がもらえたとのこと。全経費が賄える額ではないが、かなり助けになるのだろう。
何日か一緒に過ごしているが、日本語検定1級を取得しており、会話はもちろん、日本語の深い意味も理解し、造語ばかりでしゃべる現代の若者よりは遥かに日本人らしい。
以前のように海外から留学生が日本に来なくなったとニュースが流れていたが、政府はODCなどで色々の国に、お金や物を援助しているが、物よりも人を援助することの方が本当は重要なのではないだろうか。
また明日はJ娘のオークランド大学の友人で一緒に京都大学に留学する台湾系のSさん(女性)がやって来るとのこと。賑やかになりそうである。
J娘の今後の京大での研究に期待している。3ヵ月後、帰国する前にもう一度会えるであろう。
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