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大先生(元院長)のブログ

認知症予防の「6つの習慣」

尾道の歯医者さいだ歯科医院の齊田健一です。
 私は先月後期高齢者の仲間入りをした。最近、昔から来院されている患者様をご家族の方が連れてこられるケースが増えてきている、年を取って免許を返納したとか、足腰が弱くなり一人でこれないとか、少し認知症が始まってあぶあないからと言って連れてこられる。
いずれ私もそうなるであろうと思っているのだが。
 毎月購読している月刊「致知」には毎号「大自然と体心」と言う日常生活でできる様々な健康法を紹介する記事が連載されている。今月号は浴風会病院精神科医の須貝祐一先生が『いまからでも遅くない、認知症予防「6つの習慣」80代までの“逃げ切り”戦略』と題して認知症予防のための心懸けや習慣について書いておられる。 
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 内容を紹介すると
「先生はこれまで約40年にわたり精神科医として多くの患者さんを診て来られたが、面白いことに気づかされたとのこと。『自分が認知症ではないかと疑って来院された方の中に82歳になる女性がいます。初診は彼女が70代の時でしたが、薬はほぼ処方していないにも拘らず、それから10年以上が経ついまも一向に症状が悪化しないのです。不思議に思って普段の生活について根掘り葉掘り尋ねると、趣味でフラダンスを長く続けていることが分かりました。』ダンスですから、大会があれば観客の前に立ち、そのために日頃から運動を続け、社交の場に出ることになります。こういう習慣が認知症、物忘れの進行を抑えているのでしょう。フラダンスに限らず、何か一つのことに深く打ち込んでいる人、様々なことに興味を持つ多趣味な人はボケにくいと感じます。」
ところで若いうちから発症するケースがある中、なぜこうも差が出るのでしょうか。
認知症の最も症例が多いのがアルツハイマー型認知症。これは発症の一因であるアミロイドβ(ベータ)タンパク質が、実に発症の20年前から脳に溜まり始め、歳をとって脳の機能が衰えるにつれ、この不要なβタンパク質を分解できなくなります。それが次第に寄り集まって神経毒となり、記憶や情報の整理を司る海馬に影響して、発症に至るとのこと。
アルツハイマー型は長く予防は難しいとされてきたが、研究が進んだ結果、生活習慣を改善することで防げる可能性があり、少なくとも、そのリスクは減らせることが解明された。
この研究を踏まえれば、40~60代の頃から手を打つべきであるが、70代以降でも有効である。よい習慣を身につけている人は脳の状態を維持あるいは向上させている例が多くある。
この事から先生は「80代(できれば80代後半)まで発症を食い止めましょう。」認知症は発症から一人では生活できない重症になるまでが、およそ8年と言われています。平均寿命を基準(男性81才/女性87才)にした時、仮に85才で発症したとしても重症化するのは93才。これだと80代の内は家族の手を煩わせずに乗り切れる可能性が高い。認知症は治すのではなく、生きている間に重症化させないことを目標に発症のタイミングを寿命の外へ外へと遅らせる戦略をとるのだと。
それでは認知症予防のためのよい習慣とは?
① 有酸素運動
最も優先すべきは運動で有酸素運動を伴う筋肉運動で誰でも取り組みやすいものとしてウォ―キング、散歩がありますが通常のペースよりやや早めに歩くことで有酸素運動になる。時間の目安は週3日以上、1日あたり30分以上。この基準は一部の癌や心臓病、高血圧、糖尿病と様々な病気を予防するのに必要な運動頻度を世界中で調査した結果、導き出されたものです。運動がなぜ認知症によいのかと言うと、一つは脳を含めた体全体の血流をよくし、細い血管にも血をめぐらせてくれるからです。もう一つは、新しい神経細胞を生み出す助けになるからです。適度な負荷によって筋肉が刺激されることで、神経伝達物質が脊髄を通して脳に上がり、海馬の神経細胞に新しい突起が増えることがあまたの実験で証明されている。
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② 頭を使う
次に重要なのは、「頭を使う」ことです。
会話を増やすことが良い。トランプや囲碁、将棋、麻雀をしながらだとなおよいとのこと。日々会話をするとことで、活発な神経細胞の総数が増えるからです。これを「認知予備力」と呼びますが、仮にアルツハイマー型認知症を発症し、一部の神経細胞が働かなくなっても、動いていた細胞の総数が多ければ致命的な症状に至りません。体と頭、両方の「運動」が認知症予防には大切なのです。
③ 和食(まごわやさしいこ)
認知症を防ぐとして注目を浴びている食事療法があります。2015年にアメリカのラッシュ大学が発表した「MIND(マインド)食」です。それを国立循環器病研究センターが、日本人の体質や食文化を考慮して改変したものがあります。
<積極的に摂りたい十の食べ物>
・緑黄色野菜 週六日以上 ・その他の野菜 一日一回以上 ・豆類 週三回以上
・ベリー類 週2回以上 ・魚 なるべく多く ・全粒穀物 1日三回以上 ・ナッツ類 週五回以上、毎日十グラム程度 ・鶏肉 週二回以上 ・オリーブオイル 日常的に ・ワイン 一日グラス一杯まで
ところで日本にもこれらに並ぶ食材があり、それを端的に表現したものが “まごわやさしいこ” という言葉です。「ま」は豆類、「ご」はゴマ、「わ」はワカメ、「や」は野菜、「さ」は魚、「しい」は椎茸、「こ」は米。ここで言う米は玄米と考えてください。玄米にはポリフェノールの一種で、抗認知症薬にも用いられるフェルラ酸や、うつにも効くというγ―オリザノールが豊富です。またヤマブシタケや舞茸といった椎茸類にも抗認知症作用があり、おすすめです。
④ 飲酒・喫煙を控える
これは 言わずもがなで「アルコール性認知症」という言葉がある通り、大量飲酒は脳を萎縮させ、認知症を促進します。喫煙についても注意が必要です。
⑤ 口を健康に保つ
これは私の守備範囲です。北海道大学の公衆衛生学の先生が、健康な歯が残っている割合と認知症の関係を調べたところ、歯が少ない人ほど発症のリスクが高く出ました。理由の一つは、歯が少ないほど食べるものが限られ、噛む回数が減り、脳へ指令が行かなくなること。もう一つは、認知症発症者は、口で発生した歯周病菌が血管を通して脳まで達し、βタンパク質を誘発している可能性が高い。こうならないためにも、毎日の歯磨きを徹底し、定期的な検診やメンテナンスをおすすめします。
⑥ 睡眠をしっかりとる
人は夜、睡眠によって脳に溜まった老廃物を洗い流しています。その老廃物の中には、アルツハイマー型認知症の要因であるアミロイドβタンパク質も含まれます。睡眠不足が続くとこれが排泄されにくくなり、進行を早めます。①の運動と併せて日中適度に体を疲れさせ、質のよい睡眠をとる習慣を付けましょう。
最後に先生は、どれか一つではなく、六つすべてを一日の中に取り入れ、サイクルとして回してほしい。また、楽しく行うことも大事で、鬱状態が続くと認知症も進みやすいと言われています。この六つの習慣を難行・苦行としてやっていては元も子もありません。プラスのオーラを発して楽しむこと自体が、認知症を遠ざける一つの要因になると述べられています。
私もこの六つの習慣をこれから実践してよりよい人生を歩もうと思います。


2022年04月26日

「1日1話読めば心が熱くなる365人の生き方教科書」を読んで

 私は26年以上月刊「致知」を愛読しているが、その出版社から一昨年末に発刊され35万部を突破したベストセラー「1日1話読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」は読者が選ぶビジネス書グランプリ2022総合グランプリ第1位受賞に輝いた。この本については昨年1月31日のブログで紹介したが、1年間読んでみて自分の仕事に対する心構えや、感動を共有することが出来た。今2回目を読んでいるところであるが新しい気づきがある。
 出版社からのメールに寄ればこの本を読まれた多くの方より「是非、第二弾をお願いします」といった要望があり、第二弾として「生き方の教科書」が発刊されるという案内をもらい予約を入れていたところ3月26日に届いた、早速26日から毎日その日のページを読み始めた。
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そのメールに寄れば【『生き方の教科書』のタイトル通り、人は何のために、また、どう生きればいいか、「懸命」の字の如く、命を懸けて伝えてくださった方や生きていく上で何が一番大切なことか、1話1話が語り掛けてくる内容に、その人の魂を感じ、深い感動に涙する記事に出会っていただける貴重な1冊です。
親から子へ、おじいちゃんおばあちゃんから孫へ語り継ぎたい偉大な生き方が紹介されていて、日本人の素晴らしさを改めて感じます。】とあった。
 まだ読み始めて20日分しか読んでない。本の内容は過去に月刊「致知」に掲載されたものであり一度は目を通しているはずだが改めて読んでみると毎日胸が熱くなるようなことが書かれている。時には感情がこみ上げてきて目に涙がにじむこともある。「仕事の教科書」とは違い「生き方の教科書」だからなのかな。
4月10日の話はなるほどと改めて合点がいき、心の中にストンと入った。
転載させていただく。
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「使命、懸命、宿命」 柏木哲夫(金城学院大学学長)

『私には自分の人生を動かしていく三つの言葉があります。それは使命、懸命、宿命という言葉です。使命というのは、作家の三浦綾子さんが亡くなる前にテレビの取材で言われていて、すごいなと思った言葉なんです。
 三浦さんは、「使命というのは命を使うと書くでしょう」とおっしゃるんですね。「私は小説を書くことが自分の使命だと思っているので、死ぬまで小説を書き続けます。いま私は体を病んでいますから、小説を一冊書いたらクタクタになって、ああ、命を使ったなと実感するんです。けれども、小説を書くということは自分にとって命を使うことで、それが使命なので、その使命を全うしたいと思います」と。この話を伺って、使命というのは命を使うことなんだと教えられました。
 それからしばらくして、今度は瀬戸内海のある小さな島で診療をやってこられた老いた医者のことを知りました。75才ぐらいですがまだお元気で、医療に恵まれない島の人達のために自分の一生を捧げようと懸命に働いてこられたそうなんです。
 その方のことを知ったとき、懸命というのは命を懸けることなんだな、と思い至りました。
その方は自分の医師としての仕事に命を懸けてこられた。周りの人は、もういいかげんに都会に戻ってのんびりしたらどうかと言うけれど、自分はここに骨を埋めるつもりです、それが私の宿命だと思います、と言われるんです。
 普通、宿命というとなんとなくネガティブな感じがありますけれども、そのお話しを聞いて、宿命というのは命が宿ることなんだと私は思ったんです。
命を使い、命を懸けて、その結果命が宿るような人生を送る。そんな生き方ができたらすごいな、と思うんです。』
4月13日の話は読みながら胸に込み上げるものがあった。
  「妹は私の誇りです」(山本加津子 石川県立小松瀬領養護学校教諭)

 お姉さんの結婚式には、お姉さんに浴衣を縫ってあげようと提案しました。でもきいちゃんは手が不自由なので、きっとうまく縫えないだろうなと思っていました。けれど一針でも二針でもいいし、ミシンもあるし、私もお手伝いしてもいいからと思っていました。けれどきいちゃんは頑張りました。最初は手に血豆をいっぱい作って血をたくさん流しながら練習しました。一生懸命にほとんど一人で仕上げたのです。とても素敵な浴衣になったので、お姉さんのところに急いで送りました。するとお姉さんから電話がかかってきて、きいちゃんだけでなく、私も結婚式に出てくださいと言うのです。
 お母さんのお気持ちを考えどうしようかと思いましたが、お母さんに伺うと、「それがあの子の気持ちですから出てやってください」とおっしゃるので、出ることにしました。お姉さんはとても綺麗で、幸せそうでした。でもきいちゃんの姿を見て、何かひそひそお話をする方がおられるので、私は、きいちゃんはどう思っているんだろう、来ないほうが良かったんだろうかと思っていました。そんなときにお色直しから扉を開けて出てこられたお姉さんは、驚いたことに、きいちゃんが縫ったあの浴衣を着ていました。一生に一度、あれも着たいこれも着たいと思う披露宴に、きいちゃんの浴衣を着てくださったのです。そしてお姉さんは旦那さんとなられる方とマイクの前に立たれ、私ときいちゃんをそばに呼んで次のようなお話をされたのです。
 「この浴衣は私の妹が縫ってくれました。私の妹は小さいときに高い熱が出て、手足が不自由です、でもこんなに素敵な浴衣を縫ってくれたんです。高校生でこんな素敵な浴衣が縫える人は、いったい何人いるでしょうか。妹は小さいときに病気になって、家族から離れて生活しなければなりませんでした。私のことを恨んでるんじゃないかと思ったこともありました。でもそうじゃなくて、私のためにこんな素敵な浴衣を縫ってくれたんです。私はこれから妹のことを、大切に誇りに思って生きていこうと思います。」
 会場からは大きな拍手が湧きました。着ちゃんもうれしそうでした。お姉さんは、それまで何もできない子という思いできいちゃんを見ていたそうです。でもそうじゃないとわかったときに、きいちゃんはきいちゃんとして生まれて、きいちゃんとして生きてきた。これからもきいちゃんとして生きていくのに、もしここで隠す様なことがあったら、きいちゃんの人生はどんなに淋しいものになるんだろう。この子はこの子でいいんだ、それが素敵なんだということを皆さんの前で話されたのです。きいちゃんはそのことがあってから、とても明るくなりました。そして「私は和裁を習いたい」と言って、和裁を一生の仕事に選んだのです。
この本は読み始めたばかりですが、これからどんな出会いがあり、どんな感動をもらい、どんなに心を揺さぶらされるのか楽しみです。

2022年04月14日

桜満開

 昼休み毎日診療室横の藤井川に沿ってウォーキングをしている。3月25日の私の誕生日には宮前橋のところの桜が開花し数輪咲いていた。ところがそれから一気に咲くスピードがあがり3日前位には満開となった。また通勤途上に桜土手の桜を見ながら車を運転しているがここも一昨日くらいから満開となっている。
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 「さいだ歯科医院」の駐車場には1本の「吉野桜」を植えているがこれも満開となった。例年ならその隣りに植えている花桃の方が先に咲き出すのだが今年は遅く順序が逆転していたが少し咲きはじめた。
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 さらに自宅の前のお家にも桜が植えてありこの時期桜に囲まれ正に春爛漫である。
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 今日、4月3日朝から良い天気で有り、家内と2年振りに千光寺公園に桜を見に出かけた。歩いて行こうとしたが家内が足の筋肉が痛いと言うこと、私も起床してすぐに自宅周りを6㎞歩いていたので車で出かけた。長江中学のところから上がっていったが9時半過ぎにもかかわらず千光寺第一駐車所に入るのに長い車の列が出来ていて40分くらい掛かった。
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 全山、桜一色である。今年はコロナのためお花見の宴会は御遠慮くださいと看板がありいつもと違う感がした。それでも少しシートを敷いて飲食をされる人達がいた。かなりの人出で結構外国人の方が来ていらっしゃるのか日本語よりも外国語が耳に多く入ってきた。
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かっての尾道城跡が展望台になっておりそこから尾道水道が見渡せた。また3月末にオープンした旧展望台の後に出来た新しい展望台にも足を運んだ。係の人が海抜150メートルからの眺望をおたのしみくださいと案内をしていた。行きはループ状の階段をあがり上に行く。景色を堪能した後、私は階段を降りたが家内はエレベーターで降りた。これなら足の悪い人でも、車いすの人でも気軽に上がれるなと思った。
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 帰りは栗原方面におり桜土手の桜を横目で見ながら帰る。まだ満開になって日が浅いので川面に桜の花びらによる花筏はなかった。
良い天気に恵まれで昨年はコロナで行けなかったが分花見を堪能出来た。

2022年04月04日

2年振りに孫と再会

 3月19日~21日の3連休に沖縄にいる長男の孫達に会いに行った。コロナ禍のため丸2年お互いの行き来もままならず、時折フェイスタイムで姿を見るだけであった。今回は3番目の孫娘が小学校を卒業し中学に入学するというのでお祝かたがた是非にと思い行った。
 広島空港では気温10℃だったが沖縄はなんと最高気温が25~26℃で持参した服が合わずかろうじて1枚だけ持っていった薄手のポロシャツで何とかなった。半袖があった方が良かったようだ。この時期広島と沖縄の温度差が大きくほんとに服には悩まされる。
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 ところで今回乗った飛行機は各座席にモニター画面が有り、映画を観ることも出来るし、飛行中の外の風景も見れるようになっていた。それで飛行機の真下の風景映像を見ていたところ、陸地の多くの山が削られ木の代りに黒い太陽光発電パネルが敷き詰められていた。日本はパネルの設置数が世界第3位だとか。SDGsとかで自然エネルギーだと言っているが無残な山の姿を見ると心が痛みどこが持続可能な世界なのかと思う。また先日東京電力管内では電気が不足し停電が発生する恐れがあるとして政府が節電を呼びかけていたが、雨や雪が降れば太陽光発電は出来ない。一説によれば山手線内全部をパネルで埋めても原発一基分しか発電できないのだとか。
 2年振りに見る4人の孫はそれぞれに大きくなっていた。とりわけ一番下で小学校2年、齊田家唯一の男児が活発なのには驚かされた。また高校生の長女は随分と大人びてきた。
 19日到着した日は息子の診療所をじっくり見学させてもらった。頑張っているのを見て親として安心した。夜はしゃぶしゃぶ屋で歓待してくれた。何時ものことであるがお互い気を遣うし、こちらもゆっくりするためには、息子の家でなくホテル泊まりにしている。
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 翌日は「世界遺産 琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つ読谷村の座喜味(ざきみ)城跡に連れて行ってもらった。2年前は同じく関連遺産である勝連城跡を見に行った。沖縄の城の城壁は本土とは違って美しいアーチ状曲線で構成されている。場内に入る石造りアーチ門は琉球最古の城門として知られておりその後のグスク建築のモデルになったとのこと。城壁の上からは東シナ海が一望出来た。
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 その後、城の脇に併設されている「世界遺産座喜味城跡ユンタンミュージアム」で琉球と読谷の自然、歴史、文化、戦前、戦後の暮らしを見た。発掘された人骨から顔が再現されて展示して有った。
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 また厨子甕(ずしがめ)と呼ばれる骨壺が展示されていたが昔は火葬でなく土葬であった。沖縄では何年か経つと掘り出して洗骨しこの甕に入れてお墓(亀甲墓)に入れたとのこと。なおこの洗骨はお嫁さんの仕事であったと沖縄育ちの長男の嫁が言っていた。
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夜は料理好きな2番目の孫娘がお好み焼きを焼いてくれた。
 21日は帰りの飛行機が16:20発のため昼過ぎまで時間があり、首里城に連れて行ってもらった。2019年10月31日夜に火事が発生し正殿他いくつかの建物が焼失した。4ヶ月後の2020年3月に行ったときはまだ瓦礫がたくさん有った。
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 今回は再建に向けて基礎工事などが始まっていた。首里城には何回か足を運んでいたが平成の改修工事が完全に終わった時の姿は一度しか見てない。勿体ないことである。2026年完成予定であるが早く復元されると良いのだが。
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その後空港近くのイオンモールにある「DMMかりゆし水族館」に行く。大きな魚はいないが直接水槽に手を入れると小さな魚が寄ってきて手をつついたりするコーナーなどがあった。また鳥やナマケモノなどの小動物も展示してあり面白かった。
空港の中のおそば屋さんで昼食をとり、その後チェックインして孫達と別れて帰路につく。
今年の5月連休に長男一家は来尾するかも知れないな。

2022年03月24日

「デジタル・ファシズム」を読んで

 最近DX(デジタル・トランスフォメーション)とかAI、5G、デジタル庁とか良く分からない言葉が氾濫していて、まもなく後期高齢者になる私にはついて行けないことだらけである。そこで最近「デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える」堤未果著(NHK出版新書 2021年8月30日発行)を購入して読んだ。
 驚愕の内容であり、怖くなった。裏表紙には全国民必読!日本の「心臓部」が米中資本に売られる!亡国のデジタル改革を緊急レポート!とあった。
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 表紙のカバーの裏には『コロナ禍の裏で、デジタル改革という名のもとに恐るべき「売国ビジネス」が進んでいるのをご存じだろか? アマゾン、グーグル、ファーウエイをはじめ米中巨大テック企業が、行政、金融、教育という、日本の”心臓部“を狙っている。デジタル庁、スーパーシティ、キャッシュレス化、オンライン教育、マイナンバー・・・・そこから浮かび上がるのは、日本が丸ごと外資に支配されるXデーが、刻々と近づいている現実だ。果たして私たちは「今だけ金だけ自分だけ」のこの強欲ゲームから抜け出すことが出来るのか? 気鋭の国際ジャ-ナリストが、緻密な取材と膨大な資料をもとに暴く、「日本デジタル化計画」の恐るべき裏側!』と有った。
第1部 「政府が狙われる」・第2部 「マネーが狙われる」・第3部 「教育が狙われる」と3部に別れている。どの項目も本当に怖いことばかりでほとんど何も知らないし、ましてや新聞やTVではほとんど報道されないことばかりである。
 例えば第1部行政では2020年5月12日にデジタル庁の設置が決まったが内容を本から一部引用させてもらうと
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『最初に政府機能のデジタル化と言うことで、日本の各府省や地方自治体のバラバラになったデジタル情報を一つにまとめ、「政府共通プラットホーム」として2020年10月より運用が開始されたが、なんとそのベンダー(製造・販売元)として選ばれたのが米系IT大手のアマゾン・ウエブ・サービスだった。・・・(中略)・・・安全保障に関わる政府システムを、他国の民間企業に任せるケースは世界でも珍しい。デジタル化する際、マイナンバーに統合される私たち日本国民の戸籍、年金、税金、健康保険等の個人情報や、防衛、外交などの国家機密情報を扱う政府にとっての最優先事項はまずセキュリティだからだ。政府は知っているのだろうか? アマゾンがCIA(米国中央情報局)やNSA(米国国家安全保障局)など、米国の諜報機関との関係が深い企業であることを。・・・(中略)・・・当時の高市大臣はアマゾンをベンダーとして入れるにあたり、国民の個人情報データの置き場所にも配慮したから大丈夫だと言う。だが本当にそうだろうか? アマゾンのような企業が日本でデジタルビジネスをする際、個人情報などを管理するデータ設備を日本国内に置く要求は、2020年1月1日に発効した「日米デジタル貿易協定」によってできなくなっている。・・・(中略)・・・さらにこの協定にはこの他にも、<デジタル製品への関税禁止> <個人情報などのデータは国境を超えて移動させてもOK> <コンピュータ関連設備を自国内に設置する要求の禁止> <ソース・コードやアルゴリズムなどの開示要求の禁止> <SNSのサービス提供者が損害賠償から免除される>などが盛り込まれている。
つまり「デジタルを通して私達の資産をアメリカかのグローバル企業に際限なく売り渡す協定」なのだ・・・(引用ここまで)』とあった。正にがんじがらめである。
日本に人材がいないと言うことで外国企業に丸投げし、しかもセキュリティまで相手任せなどとても許されるものではない。政治家や企業はもう少しよく勉強し国益とは何か、日本を守ると言うことは何なのかよく考えてもらいたいものだ。
 またコロナ禍でキャッシュレス化が進行し、○○Payなどスマホ決済が多くなっているがこれらの事業主は、銀行ではないので何か事故があった場合政府による預金保護はない。しかも購入したもの、金額、時間など全て把握されデータの蓄積が他国のサーバーに蓄えられていく可能性がある。中国ではアリババ集団の「Alipay」、テンセントの「WeChat Pay」の2社でモバイル決済の90%以上を占めている。日本でも例えば「Alipay」には30万店以上の加盟店がある。そして中国には<いかなる組織も人民も、政府が要求すれば全てのデータを提出しなければならない>という「国家情報法」が存在しているため、現時点ではデータが抜き取られていないとしても今後全てのデータが中国政府に握られる可能性がある。
 さらに教育に関してはコロナ禍で学校が休校になりオンライン授業が当たり前となり、小・中学校の生徒に一人1台のタブレットが渡された。そしてオンライン授業用プログラムをグーグルなどのIT企業が開発提供すると名乗りを上げている。教育が正に巨大なビジネスのチャンスとなっており益々日本の財が盗まれていこうとしていることを知った。
 新型コロナの騒動で「人・もの・カネ」の動くスピードが早まりインターネットで全世界がつながるようになった今、“危機”は世界中の人が国籍関係なく影響を受けるものになってきている。
裏表紙に書いてあるように自分や家族を守るためにも「全国民必読」の書かも知れない。

2022年03月09日

春の兆し

 立春を過ぎても寒い日が続く、先週、今週と朝雪がうっすらと積もっていたし、雪がなくても畑は一面霜で真っ白である。TV報道によれば北陸、東北、北海道などでは大雪となり車の事故、飛行機の運休、そして北海道内は鉄道の全面ストップなどが報道されている。
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 学生時代北海道に住んでいたので大雪の大変さは経験済みである。本当に雪かきは大変で、しかも古いぼろの一軒家に住んでいたので、家が雪の重みでつぶれるのではないかと思い、夜中に起きて屋根の雪下ろしなど何回もやった。またすきま風が入るので秋には窓全部にビニールハウス用のビニールシートを買ってきて外から窓に打ち付け、天井も隙間が空いているためビニールシートを張って冬に備えたりにした。正にビニールハウスの中に住んでいる感じであった。しかし風呂は石炭で焚くのでススで煙筒が詰まると煙が家の中に充満する。そうなると窓が開けられないので往生した記憶が蘇ってきた。
このTV報道を見る限り世の中温暖化だと大騒ぎをしているのにチョット違うのではないのと思ってしまう。大騒ぎをしている人はこの事象をどう説明するのであろうか?温暖化、二酸化炭素排出0と騒いでいる人達は他に何か意図があるのではと思ってしまう。
 ところで最近、日が少し長くなり春めいてきている感じがして、そろそろ春の農作業を始めなくてはと心がはやりだした。
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 昨日秋に植えた大根の最後の1本を収穫した。今年も大根は良く出来た、私の足のふくろはぎを超えるくらいの太さがあり、大根おろし、おでん、なますなどで大いに堪能できた。また枯れた菊の枝や草などが気になって刈り取り野焼きをした。その折カタツムリの殻を3個も見つけた。そういえば私が小さい頃はどこにでもカタツムリがいて雨の日など学校に行く途中、何時も目に触れていたが昨今ほとんど見たことがない。それでもわが畑にいたことに驚き殻に愛着が湧く。
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また一昨年植えた南高梅に花が1輪咲いているのを発見した。残りの蕾みも大きく膨らんできており近日中には大分咲くのではないだろうか?世間では梅の開花は大分前から報道されていたのでやっとの感が有る。秋口に枝の剪定と枝ぶり矯正のためにひもで縛ったり、牛糞堆肥の追肥をしてお世話をした。また紫陽花の芽が出ていて驚く。寒くても自然界は確実に春に向かっているようだ。
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 さて春一番に何を植えるかと考えると「じゃが芋」かなとおもう。昨年は「デジマ」と言う品種を作付けし、なかなか良い出来であった。今年もそれにしようと種屋さんに行ったが今年は種芋産地が干ばつだったので種芋の収穫が少なく入荷しないとのこと。それで「ニシユタカ」という品種に挑戦してみることにした。最も作付けは3月半ばになるがその前に畑を耕運機で耕したり、肥料を撒いたりして土壌の準備をしなくてはならない。
農作業が始まると結構休日はそれに手を取られ、他のことが出来ないな。しかしわくわく感で満たされる。

2022年02月24日

2022年2月12日

 昨日は「建国記念の日」で「皇紀2681年」祝日であった。昔は「紀元節」と呼んでやはり祝日であった。この日は初代天皇である神武天皇の即位日に当たる。今の人は「紀元節」と言われてもぴんとこない。私は戦後生まれであるが両親が2月11日にはいつも今日は「紀元節」であると言っていたことを思い出す。
 戦後GHQが日本の歴史を否定するためにこの紀元節を廃止し、初代神武天皇によって建国されたことを日本人の記憶から消し再び天皇陛下のもとに一致団結してアメリカに二度と刃向かわないようにした。このため戦後75年になるがいまだに学校では日本の建国は教えられていないようだ。しかし昭和41年に「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として定められ国民の祝日となった。この事について自民党が昭和32年に法案を提出するも当時の社会党の反対で廃案となり何回も提出・廃案を繰り返しやっと昭和41年に成立したという経緯がある。世界の多くの国では建国の歴史を習うが日本ではそのような教育はされていない。そもそも神武天皇は古事記や日本書紀に出てくる神話の中の人であり存在しなかったと発言する左翼系の研究者達がいまだ多数存在する。アメリカなら独立記念日、フランスならフランス革命記念日などしっかりと学び自国の建国を知っている。
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 私は11日の朝、国旗をベランダに掲揚したが朝日が顔を出しとても綺麗であった。昔は多くの家で国旗を掲揚していたが今はほとんどなく、正にGHQの思うつぼになっている。
 最近の日本国内の事件などを見ると本当にこれが日本人がすることなのかと思う。昨日のニュースでは岡山の母親とその恋人が子どもを椅子に置いた鍋に6時間も立たせたり食事もろくに与えなかったりして死に至らしめたとか、大阪では心療内科医院に放火して医者や患者を焼き殺したり、埼玉県ふじみ野市で母親が死んだからと医師を呼びつけて散弾銃で撃ち殺したり、電車内で放火したり、大学入学試験の会場前で受験生を刺したりと、凶悪事件が頻発している。この様な報道に接する度に今の日本人の心があまりにも荒んでいることに情けない気がする。これも日本人として古代から受け継いできたものをしっかりと教育してこなかったために、日本人としての優しさ誇り、他人への思いやりなど何もかも捨て去ったことで起きたことなのかも知れない。
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 ところで私は宮崎正広氏(保守系論客)のメルマガを随分前から読んでいるが、最近宮崎氏が出版された「日本の保守 やまと魂をつくった思想の系譜」を購入して読んだ。最初に保守主義とはなんぞやとの問いかけがある。『保守と言うからには何かを守るのである。ならば何を何から守るかと問うと、伝統、文化、歴史を守るのだという定義よりも最大公約数的な模範解答は「国民の生命と財産」であり、「敵の侵略から国土を守」となる。何か欠けていないか?「国民の精神」を守ると答える人は日本では稀である。ましてや、その精神の中核にあるのは万世一系の天皇伝統である。』と書いてあった。
 これこそが126代続く天皇でありその最初が神武天皇である。神武天皇の建国の理念「八紘一宇、皆が家族のように仲良く生きよう」である。神代に興味を持ったので宮崎氏が昨年11月に発刊された「葬られた古代王朝 高志国と継体天皇の謎」を知り早速アマゾンで取り寄せて読んだ。
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 まず高志国という名前は全く知らなかった。高校3年生で日本史を習ったが、その時先生がぼそっと一言「出雲は違う国であったようだ、神話が違う」と言われたのが何故か耳に残っていた。 この意味は大和朝廷と出雲国は違うのだとおぼろげながら理解していた。ところがこの本に出てくる「高志国」は現在の若狭・福井・石川・富山から新潟県あたりでいわゆる越前。越中・越後で、古事記に出てくる高志は別名「古志」、日本書記では「越」の表記が多い。錦鯉の産地で有名な「山古志村」、その他「こし」にちなんだものとしてお米のコシヒカリ、お酒では越乃寒梅、今の三越の前身の越後屋などにその名残を留めている。この時代中国や朝鮮との行き来があり日本海側が日本の表玄関であったことに驚く。また出雲の大国主の命が高志国の女王ヌナカワヒメと結婚したことにより出雲の勢力圏に入ったこと等を知り驚いた。歴史の授業では全くスルーされていた。そして天皇家のことについ書いてあったが第25代武烈天皇が早世され、「天皇空位」となったため後継者を誰にするかと言うことで第15代応神天皇の5世孫で高志国の大王であった「オホド」に決めて迎えに行くが、3回躊躇されたのち、やっとお受けされ第26代継体天皇として即位された(継体元年 507年)。現、天皇陛下の丁度100代前の出来事である。折しも今、皇位継承問題が取りざたされているが、今迄に10代8名(2度皇位につかれた方が2名)の女性天皇がいらっしゃるが父親が皇族でない女系天皇は0で皇室は2681年続いてきている。この歴史の重みを考えると軽々しく女系天皇も良という無かれである。
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 今は宮崎氏の「歩いてみて解けた『古事記』の謎」を読み始めた。実に面白い。

2022年02月13日

3回目のワクチン接種

 1月23日に3回目のワクチン接種をした。医療従事者なので早めに案内が来て1月13日から打てることになっていたが、丁度その頃政府が高齢者のワクチン接種の間隔を8ヶ月から前倒しをしたため、私が打つ時期と重なり予約が取りづらくやっと取れた。今回も接種部位を中心として腕が痛かったが1回目ほどではなかった。
 しかし私はワクチンについては少し懐疑的である。というのも2回目のワクチン接種が終わっていたにもかかわらず5月にPCR検査が陽性となりJA尾道総合病院に入院した。その当時、政府もマスコミもワクチンを接種すれば完璧だからぜひワクチンを接種する様に国民を煽っていた。それが秋頃からは2回目接種をしても感染する人が増えてきて、ブレイクスルー感染といいだした。最近ではオミクロンにかかっている人の半数以上が2回目接種完了者だという。ところで昨日(1月29日)は全国では感染者数が84,941人となり過去最高を記録したと報道されている。
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 ところでインフルエンザは年間どれくらい感染者がいるのか厚生労働省のHPで検索してみると、例年、日本国内のインフルエンザ感染者数は、推定約1000万人と言われている。日本人口の約8%の方が感染している計算になる。2019年のインフルエンザによる死亡者数は、厚生労働省が毎年発表している人口動態統計によると3,575人。
 インフルエンザによる死亡者数として発表されるこの数字には2つの種類があり、1つは、インフルエンザの感染が直接的に死の原因となった人で、先ほどの3,575人という数値はこれを意味している。もう一つは、インフルエンザに罹ったことによって自分が罹患している慢性疾患が悪化して死亡した時。この2つをあわせた死亡率のことを超過死亡概念といい、WHOが提唱している。
 2020年1月16日に国内感染者第1号が発表されてから2年ほどになるが本日(1月30日)の中国新聞によればダイヤモンド・プリンセス号の患者も含めて2年間で260万人と書いてあった。但し2020年は患者数が少なく2021年1月初旬で累計感染者数24万人である。新聞報道の数値から24万人を差し引いた236万人がほぼ1年間分の数値としてみても良いであろう。インフルエンザの1/4の人数である。死者数は 18,709人と報道されている。しかし2021年1月1日までの累計が3,513人であり、これを差し引いた15,196人がほぼ1年分とみるとインフルエンザの1.5倍である。但し2020年7月以降は「死後も含めPCR陽性者は死因を問わず新型コロナ死と扱う」と厚労省が決めたことで無関係な死者数が相当含まれていると考えられる。癌や寿命で亡くなったあとPCR検査で陽性であればコロナ死とされている。そのため本当はインフルエンザと同程度の死者数かも知れない。
 それならば現在医療が逼迫しかけているというのであれば2類相当を5類相当に変更してインフルエンザ並みの扱いにすれば良いのではないだろうか?
それにしても、NHKを始めメディアに出演する医師やコメンテーターと称する人達は全員ワクチン、ワクチンと言っている。ところがインター-ネットで検索するとワクチンの危険性について発言している医師は昨年の初め頃は少なかったが、最近はかなり増えてきて、危険性についての外国論文なども紹介されてきている。しかしマスコミは相変わらず全くそれを報道しない。マスコミは同じ意見の人だけを集めて放送するのではなく、反対意見についても報道すべきではないのか?
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 先日ダイレクト出版のオピニオン誌「Renaissance(ルネサンス)9号」を購入して読んだ。その中に井上正康氏(大阪市立大学名誉教授・医学者)の「ワクチンは本当に必要か? 間違いだらけの新型コロナ対応」という記事を読んだ。色々示唆に富んだ内容であるが特に興味を持ったのは、ワクチンのリスクである。
 通常ワクチン開発には10年以上の期間を要する。しかし、今回のコロナワクチンにおいては、開発から1年以内という極めて短い期間で世界規模にワクチン生産・供給が行われている。しかも「mRNAワクチン」はいまだかって人類に投与されたことは無い。現在、今回のワクチンは有効性と安全性が2023年5月までは不明な「第四相臨床試験中」の試験薬であり、すべての副反応結果が自己責任とされている。つまりそのワクチンを打って死亡しても責任は製薬会社に責任は無いと日本政府は広報している。恐らく政府が薬剤エイズのように保証してくれるのかも知れない。
 この様に政府の方針に反するようなことを書くととんでもないやつだとレッテル貼りをされるかも知れないな。
下記に本に掲載されていた井上正康先生のメッセージを添付する。
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私は医療従事者であり、ワクチンに対する違和感があったが、私から患者様に感染させたりすることは避けなければならない。また年齢もまもなく75才でありこれから10年後に今回のワクチンによる医療事故が発生したとしても「まあいいか」と思い三回目を接種した。
早くコロナが終息して日常の生活が戻ってくることを祈るばかりである。

2022年01月30日

広島県の教育改革の一端を知る

 私が毎月購読している人間学を学ぶ月刊誌「致知2月号(1月1日発行))が届いた。今月の表紙は珍しく女性である。見た顔だなと思って表紙をめくると広島県教育委員会教育長「平川理恵」氏と有った。広島県の教育長が女性であるのを知ったのは割合最近で、TVニュース番組等でお見受けして、女性が教育長になっているすごいなという程度であった。そしたら1月4日の日本経済新聞の21ページの教育というページで彼女の教育改革の話が特集されていた。
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 「致知」には彼女の略歴が載っていた。それによると「大学を出てリクルートの情報誌でトップ営業社員になった平川さんは退職後、自ら留学生斡旋の会社を立ち上げ。さらに横浜市の民間人校長公募により、女性で初めて公立学校の民間人校長になる。学校に活力もたらし、子供たちや教師一人ひとりを輝かさせるその手腕に着目した広島県の湯﨑英彦知事が県教育長就任を打診。これを受けて2018年に教育長に就任。」とある。
 「致知」の記事は東洋思想家田口佳史との対談で「古典の名著『大学』に学ぶ修己治人の道 先哲の教えを現代に活かす」である。平川氏は田口氏が講義する塾に20年前から通い古典を学ばれていたとある。
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 「大学」という書物は今時の若い人はあまり知られてないかも知れない。かくいう私も昭和4年4月20日に弘道館から刊行された「孝経大学中庸新釈」の新装復刊(平成17年12月15日第一刷発行)で一度読んだだけである。あの二宮金次郎(尊徳)少年が薪を背負い本を読みながら歩いている銅像が昔小学校にはあったが今はほとんど見受けない、彼が読んでいた本が実は「大学」なので有る。
江戸時代は武士の子ども以外、町人や農民の子どもたちも寺子屋などで学んだがその学問の教科書が四書五経である。その中で最初に習うのが「大学」で、人間の基本となる生き方、大義を説く「大学」の教えを、6才の子供たちに刷り込んでいた。それを考えると「大学」が当時の日本人の人格形成にいかに大きな役割を果たしてきているかが分かるのではないだろうか。
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 平川氏の根底には「大学」の教え・気づきが有り、この教えが平川氏の教育の改革への道しるべになったのではないだろうか。平川氏の教育改革の一部が「致知」に紹介されていた。
 彼女の改革の一つに広島県福山市の常石小学校で行っているイエナプラン教育はある。現在の学校は1年生、2年生、3年生と学齢で分けて行っているがそれをクラス編成は1~3年生、4~6年生という異年齢学級として、教師がいて指導に当たるが、上の子が下の子を教え、下の子が上の子の考えはすごいと思って頑張るところに力点を置いている。与えられたものをこなしていくだけでは、どうしてもモチベーションが下がっていきますが、基本的に異学年同士で学び合うというスタイルなので児童同士の関わりは強くなり、主体性や学習意欲も高まる。数と言葉(算数、国語)は各人の力に応じて進めていく。環境問題など子供たちの内側から湧いてくる課題は教師も生徒も皆で学習を重ねながら納得する解を求めていく。その点でも海外流の教育と言うよりは、むしろ寺子屋に似ているかも知れない。
 さらに学校に来ることができない小中学生のための不登校支援センターをつくって、その一つとしてオンライン部活というものをやっている。
100名くらいの子が匿名で参加しているが、イラストクラブや生き物クラブなどいろいろなクラブがあって、例えば生き物クラブだと皆、蛇に興味があるわけです。県庁の職員に蛇好きのおじさんがいると聞いて私から声を掛け、2度ほどスペシャルゲストとして登場してもらいましたが、子供たちにも大人気でした。
このような活動を通して子供たちがエネルギーチャージをしていくと、リアルな活動の場にも自然と参加するようになります。たとえオンラインを通してであったとしても、とにかく他者との関係を崩さない、断たないことが何より大切なのです。子供たちのオンラインでのやりとりを見て、一番驚くのは先生たちですね。「えっ、この子、こんなにニコニコした顔で話すんだ」って。子供たちは先生に見せる表情だけでなく、いろいろな表情を持っています。多くの人が教育に関わることで、その晴れやかな表情を引き出すことができるのですね。おかげさまで県内では新たな不登校の子たちはいま確実に減ってきました。
 また商業高校、農業高校、工業高校の教育にも力を入れている。県の産業を支えてくれるこの子達が立派に成長してくれることが広島県の明るい未来に繋がるわけですが、残念ながらこれらの学校で教えられているのは、前時代的なビジネススキル。どうやってアップデートできるのだろうと思案した結果、尾道商業、広島商業、福山商業、呉商業の4校の教員と教育委員会のスタッフ総勢8名で2020年1月にアメリカ・ロサアンゼルスの貧困地域にあるビジネスハイスクールなど複数の学校を視察。そこは髪を染めたりタトゥーを入れたりした生徒ばかりでしたが、なんと言ってもカリキュラムが面白いので、皆眼の色を変えて勉強しているのです。一緒に行った先生方も目を輝かせる生徒を見て「わしらも何かやらにゃいけん」と視察後はホテルに泊まるのではなく一軒家を借りて4日間雑魚寝をしながら新しいカリキュラムを考えました。そこで先生方から出てきたのは「生きるって何?」という意外なテーマでした。多少難しくてもこのテーマを「ド直球」に生徒達に投げ掛けたいとおっしゃるのです。商業科での勉強がいかに生きがいをもたらすものなのか、人に喜ばれるものなのかを実感させることをベースにカリキュラムを編成し、最終的には学習内容を県内の農産物や工業製品の販売と結びつけるところまで持っていくことにしました。現在週に4時間そのカリキュラムを基にした学習が行われています。この取り組みは農業高校や工業高校にも応用され、学校が大きく蘇っている。ある県立商業高校では「授業が面白くない」といって年間30人ほど退学していたのが、現在、退学者はほぼゼロになりました。
 私は教育関係の人間でなかったので平川氏が様々な改革を同時並行的に進めて教育現場が変わってきているのを全く知らなかった。この度「致知」と新聞の記事を読み驚く。
平川氏の根底には「大学」の教え・気づきが有り、彼女の仕事の支えとなっている言葉の一つに「心焉(こころここに)に在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、食らえどもその味を知らず」という一節と、もう一つは「心誠(こころまこと)に之を求れば、中(あた)らずと雖(いえど)も遠からず」をいつも心の戒めにしているとのこと。
 平川氏が学校・教育委員会の風土刷新を行い「広島で学んで良かった」「広島で学んでみたい」と思われる県を目指していく思いが達成されることを望む。

2022年01月09日

2021年から2022年へ

 大晦日の朝、雪が1センチほど積もっていてウォーキングをしていると霜柱を踏みしめているようなジャリ・ジャリと音がして風も冷たかった。
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部屋の掃除をする。夕方息子一家がやってきて一緒に夕食を食べる。その後紅白歌合戦を見る。1月3日の日経新聞によると紅白の視聴率は1989年以降、東京では最低であったとのこと。 NHKの「行く年来る年」を観ながら外に出て耳をそばだててみたが今年も除夜の鐘は聞こえてこなかった。一昨年までは裏のお寺にも赤々と電気が付いていたのだが昨年からひっそりとしている。
 翌朝、2022年 令和4年 元旦 何時ものようにベランダに日の丸を掲げる。最近は日の丸を見ることはほとんどない。しかし私は自分が何者であるかを表すのが国旗や国歌であると思っている。
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 その後、新浜の岸壁に初日の出を見に行く。昨日と違って今年は穏やかで風もほとんどなくしかも雲も少なく「初日」が綺麗に見えた。差し込む光を浴びながら今年1年の安寧を祈り手を合わせた。この穏やかさが1年続いてくれれば良いのだが。おせちを食べて元旦を言祝ぐ。昼前に息子一家が新年の挨拶に来て、「さいだ歯科医院」に届いた私宛の年賀状を届けてくれた。
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 彼らが帰った後年賀状の整理をし、出し忘れた方に年賀状を書いて本局まで歩いて出しに行く。今年も本局の前では車で年賀状を出しに来た方のため「年賀状受取隊」の女子職員の方が立っておられ車から車へと歩き回っておられた。私は歩きだったのでポストに投函。さすが1月1日のため本通り商店街の人出は閑散としていた。
   IMG_2436.jpg-1.jpg   IMG_2437.jpg-1.jpg         
 ところで年賀状に色々コメントが書かれているが、私とほぼ同じ年齢の方のコメントは読んでいて納得したり驚いたりした。
気になった今年の年賀状コメント例
・小・中学校の同級生のH君「団地内を歩いて老化防止を図る毎日です。」まさに私のウォーキングと同じだと思った。 
・日立製作所同期のM君「昨夏あたりから膝が痛み出しました。何時まで趣味の渓流釣りが出来るやら。」年を重ねるとあちこち痛みが出てくるとても人ごととは思えない。
・広大工学部応用化学科根来研で同期のN君「私は白内障手術、妻は膝関節手術と医療と手が切れない1年でしたが健康に留意しながら暮らしています。」まさに3~4年前の我家と同じだな。 
・広大根来研の1年後輩で化学会社に就職したS君「電気自動車の時代が来て、脱石油、脱石炭と叫ばれています。化学産業はどう変化するのでしょうか?石油ショックより激動でしょうか?」とあった。本当にどうなるのか、単なる化学産業は斜陽かも知れない。 
・また同じく1年後輩のS君の賀状には「私は昨年50回目のフルマラソンを完走できました。」と有り「えっ」と驚く、良く体力があるものだ。そういえば広大根来研でチームを組んで広島大学のフェニックスマラソンに一緒に出場したことがあったことを思い出す。
・高校の同級生K君「元旦や、償うごとく家に居る。「ハイ!」、「ごもっとも」、「ゴメン!悪かった、もうしない」・・・耐え忍ぶ忍従の日々。頑張るど!!」と有った。私は年を取っても、中々我が強く人間的に丸くなれないせいで最近家内とよくぶつかることがある。これからは「ハイ!」、「ごもっとも」、「ゴメン!悪かった、もうしない」心して素直に謝らなくてはならないな。
・広大根来研の1年先輩のTさんの賀状は何か哲学的なことが書いてあった。「(前略) 同種の生物は利害が同じなので対立するのは必然ですが、一方で繁殖して生きるために必要な相手は同種個体である生物が多く、それをお互い求めるから面倒な関係になります。『世界は人類無しで始まり、人類無しで終わる』と言われていて、物質から自己都合で身勝手に変わる定理のない生き物に変わる過程で、寿命という存在を制限する法則が出来ました。(中略)宇宙天体の星等は億年単位の寿命がある一方で、生き物寿命が極端に短くなっている宇宙の法則は、理に適っていると思えました。自己制御のできない人類こそが地球を破壊するウイルスであるかも知れませんし、宇宙にある寿命という生き物退場の法則は生き物誕生と同時に出現したのかも知れません。(中略)世界の指導者が生き物の正しい原点を学んだら地球上での運営方法が変わるかも知れないとおもいました。」と書いてあり、温暖化や資源採掘などを地球の目から見れば正に人類が地球にとってのウイルスなのだと気付かされる。このような深い思索をめぐらす先輩とは露知らず改めて先輩の思考の深さに驚かされた。
・また年齢、終活などと共に、SDGsを理由に今年を最後に年賀状の交換をやめると案内もあった。SDGsはCO₂削減の一助とすべくペーパーレス化の推進の一環とのこと。これからはこの考え方が主流になってくるのかも知れない。
ただ1年に一回だけ近況を知るケースも多く年賀状と言う習慣がなくなるのは寂しいような気もしてくる。
 最後に東洋思想家で「平成」の元号考案者、安岡正篤師の年頭自警を掲げる。
1, 年頭まず自ら意気を新たにすべし
2, 年頭古き悔恨(かいこん)を棄(す)つべし
3, 年頭決然滞事(たいじ)を一掃すべし
4, 年頭新たに一善事(いちぜんじ)を発願(ほつがん)すべし
5, 年頭新たに一佳書(かしょ)を読むべし
「安岡正篤一日一言」より
この5箇条を心に刻み令和4年を歩み出した。

2022年01月03日

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