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本日「後期高齢者医療被保険者証」が広島県後期高齢者医療広域連合から送られてきた。これで今年3回目の保険証である。と言うのも3月から後期高齢者になったため最初3月25日から7月31日まで有効なもの、次に8月1日から9月30日まで有効なもので本日送られて来たものは来年7月31日まで有効となっている。これは10月1日より今迄1割り負担で有った方の中で一定以上の所得がある方は窓口負担が2割負担に変更されるからだ。 厚労省のHPによれば『少子高齢化が進展し、令和4年度以降、団塊の世代が75歳以上の高齢者となり始める中、現役世代の負担上昇を抑えながら、全ての世代の方々が安心できる社会保障制度を構築することが重要です。 このような状況を踏まえ、医療保険制度における給付と負担の見直しを実施するとともに、子ども・子育て支援の拡充や、予防・健康づくりの強化等を通じて、全ての世代が公平に支え合う「全世代対応型の社会保障制度」を構築することを目的として、令和3年の通常国会において、健康保険法等の一部を改正する法律が成立しました。 この法律により、令和4年10月1日から、現役並み所得者を除き、75歳以上の方等で一定以上の所得がある方は、医療費の窓口負担割合が1割から2割に変わります。また、窓口負担割合が2割となる方には、外来の負担増加額を月3,000円までに抑える配慮措置があります。』と説明されている。 そして2割になる人の数は後期高齢者全体の2割の人だと書いてあった。私の場合まだ現役バリバリで仕事をしているので今迄と同じく3割負担である。しかし「さいだ歯科医院」に通院される患者様の中には影響がでる方がいらっしゃるであろ。ただ厚労省のHPに書いてあるように「外来の負担増加額を月3,000円までに抑える配慮措置」が少しは有効であるだろう。ただメンテナンスの患者様には厳しいかもしれない。 ところで医療費の負担割合というのは法律で決まっており今迄は75歳以上の者は、1割(現役並み所得者は3割)。70歳から74歳までの者は、2割(現役並み所得者は3割)。70歳未満の者は3割。6歳(義務教育就学前)未満の者は2割、となっているがこの度75歳以上の者について改正が行われたと言うことである。 6歳未満の就学前乳幼児については乳幼児医療と言うことで2割負担であるが、各自治体が補助を行っている。 尾道市でも最初は6歳未満で通院の場合1医療機関につき1日500円の患者負担で、同じ医療機関での1ヶ月の負担は通院月4日までの支払い(最高2000円)でその後は窓口負担がないと言うサービスが行われていた。その後小学校卒業までに延長され、さらに中学生までと延長されてきたが、この度10月1日より18歳到達後最初の3月31日(高校卒業)までに延長された。近辺の三原市、福山市よりも良いサービオス提供となった。平谷市長を始め市議会の先生方の英断によるものであり医療提供側としては本当に有難いことである。これにより少しでも受診抑制がなくなり市民の健康に役立てば良いと思う。 また最近は若い人達がUターン・Iターンをして地方に移り住むケースが増えてきていると聞くが、この人達にとっても子育てするのにどこが良いか探す場合大いに参考にしていただき尾道市を選んでいただけるのではないだろうか?
2022年09月22日
私は30年近く毎年お盆明けに三原医師会病院で健診を受けている。今年も8月25日に健診を受けた。今年は健診結果に期待をしていた。と言うのも昨年健診医から「少し運動をした方が良い」とアドバイスを受けそれで9月4日から毎日ウォーキングを始めた。雨が降ったりした時以外はほぼ毎日歩いている。最初は昼休みに診療室の周りを歩き、休日は自宅の近くを歩いていた。しかし今年4月21日から朝5時に起床して出勤前に7q前後50分ほど歩いている。この1年間の1日平均ウォーキングは7qで平均歩数は7561歩であった。 ウォーキングをしたことで体重や腹囲が減っているのは日々なんとなく感じていた。若い頃買ったズボンが昨年までは入らなくてタンスに仕舞い込んでいたが最近は入るようになっている。そして逆にここ2〜3年前に買ったズボンは、すかすかでベルトを締めるとズボンがだぶついて随分ださい感じになっている。 先日健診結果が送付されてきた。
体重は昨年比6.7s減少、また腹囲は7.4p減少していた。メタボ判定のBMIも2減少して23.4と標準になった。中でも一番驚いて喜んだ結果は腹部超音波検査で20年以上脂肪肝と判定されていたが今年は肝臓に白い陰がなく、脂肪肝ではないと判定された。毎年のように総合判定では「肥満傾向、脂肪肝を認めます。バランスのとれた食事と適度な運動を心がけ、体重のコントロールに努めましょう。」とのコメントが記載されていたが今年はこのコメントは消えていた。 歩けば当然エネルギーを消費するが、私の食事の量や内容、1日に飲むアルコール量((福山鞆の浦の保命酒、ぐい飲み半分(0.3合)と缶ビールなら350㎖1本程度))にほとんど変化はないことから、歩く(有酸素運動)ことにより消費するエネルギーはもっぱら今迄肝臓に蓄えられていた脂肪を消費したのではないかと考えている。肝臓の脂肪がなくなったせいか最近よく腹が減り夕方5時前頃からお腹が「ぐー」と鳴る、患者様に聞こえているのではないかと危惧する。 また腹部超音波診断では一昨年右の腎臓に「のう胞」が認められたが大きさに変化はない。さらに胃カメラでは毎年良性のポリープが認められ、「これからも内視鏡検査をおすすめします。」と書かれていた。 この度初めて指摘されたことだが、血液検査で白血球数・赤血球数・血色素量・ヘマトリックトが少し正常値より低かった。そのため貧血傾向がある診断され「鉄分を多く含む食品の摂取を心がけましょう。めまい、立眩みなどの自覚症状があれば内科受診をお勧めします」と言うコメントがあった。現在、立眩みなどの自覚症状はなくウォーキングをするために朝早くから起き、昼休みも診療室裏手の家庭菜園での水まきやトマトなどの収穫、草取りなどをしていることから少し働き過ぎ、夏場で睡眠時間などが少し少ないなどが原因ではないかと自己分析を行っている。 とにかく脂肪肝が無くなったことが嬉しくてたまらない。これからもウォーキングを続け食事・アルコールに気をつけて生活をしようと思う。
2022年09月13日