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木・日・祝日
立春を過ぎても寒い日が続く、先週、今週と朝雪がうっすらと積もっていたし、雪がなくても畑は一面霜で真っ白である。TV報道によれば北陸、東北、北海道などでは大雪となり車の事故、飛行機の運休、そして北海道内は鉄道の全面ストップなどが報道されている。 学生時代北海道に住んでいたので大雪の大変さは経験済みである。本当に雪かきは大変で、しかも古いぼろの一軒家に住んでいたので、家が雪の重みでつぶれるのではないかと思い、夜中に起きて屋根の雪下ろしなど何回もやった。またすきま風が入るので秋には窓全部にビニールハウス用のビニールシートを買ってきて外から窓に打ち付け、天井も隙間が空いているためビニールシートを張って冬に備えたりにした。正にビニールハウスの中に住んでいる感じであった。しかし風呂は石炭で焚くのでススで煙筒が詰まると煙が家の中に充満する。そうなると窓が開けられないので往生した記憶が蘇ってきた。 このTV報道を見る限り世の中温暖化だと大騒ぎをしているのにチョット違うのではないのと思ってしまう。大騒ぎをしている人はこの事象をどう説明するのであろうか?温暖化、二酸化炭素排出0と騒いでいる人達は他に何か意図があるのではと思ってしまう。 ところで最近、日が少し長くなり春めいてきている感じがして、そろそろ春の農作業を始めなくてはと心がはやりだした。 昨日秋に植えた大根の最後の1本を収穫した。今年も大根は良く出来た、私の足のふくろはぎを超えるくらいの太さがあり、大根おろし、おでん、なますなどで大いに堪能できた。また枯れた菊の枝や草などが気になって刈り取り野焼きをした。その折カタツムリの殻を3個も見つけた。そういえば私が小さい頃はどこにでもカタツムリがいて雨の日など学校に行く途中、何時も目に触れていたが昨今ほとんど見たことがない。それでもわが畑にいたことに驚き殻に愛着が湧く。 また一昨年植えた南高梅に花が1輪咲いているのを発見した。残りの蕾みも大きく膨らんできており近日中には大分咲くのではないだろうか?世間では梅の開花は大分前から報道されていたのでやっとの感が有る。秋口に枝の剪定と枝ぶり矯正のためにひもで縛ったり、牛糞堆肥の追肥をしてお世話をした。また紫陽花の芽が出ていて驚く。寒くても自然界は確実に春に向かっているようだ。 さて春一番に何を植えるかと考えると「じゃが芋」かなとおもう。昨年は「デジマ」と言う品種を作付けし、なかなか良い出来であった。今年もそれにしようと種屋さんに行ったが今年は種芋産地が干ばつだったので種芋の収穫が少なく入荷しないとのこと。それで「ニシユタカ」という品種に挑戦してみることにした。最も作付けは3月半ばになるがその前に畑を耕運機で耕したり、肥料を撒いたりして土壌の準備をしなくてはならない。 農作業が始まると結構休日はそれに手を取られ、他のことが出来ないな。しかしわくわく感で満たされる。
2022年02月24日
昨日は「建国記念の日」で「皇紀2681年」祝日であった。昔は「紀元節」と呼んでやはり祝日であった。この日は初代天皇である神武天皇の即位日に当たる。今の人は「紀元節」と言われてもぴんとこない。私は戦後生まれであるが両親が2月11日にはいつも今日は「紀元節」であると言っていたことを思い出す。 戦後GHQが日本の歴史を否定するためにこの紀元節を廃止し、初代神武天皇によって建国されたことを日本人の記憶から消し再び天皇陛下のもとに一致団結してアメリカに二度と刃向かわないようにした。このため戦後75年になるがいまだに学校では日本の建国は教えられていないようだ。しかし昭和41年に「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として定められ国民の祝日となった。この事について自民党が昭和32年に法案を提出するも当時の社会党の反対で廃案となり何回も提出・廃案を繰り返しやっと昭和41年に成立したという経緯がある。世界の多くの国では建国の歴史を習うが日本ではそのような教育はされていない。そもそも神武天皇は古事記や日本書紀に出てくる神話の中の人であり存在しなかったと発言する左翼系の研究者達がいまだ多数存在する。アメリカなら独立記念日、フランスならフランス革命記念日などしっかりと学び自国の建国を知っている。 私は11日の朝、国旗をベランダに掲揚したが朝日が顔を出しとても綺麗であった。昔は多くの家で国旗を掲揚していたが今はほとんどなく、正にGHQの思うつぼになっている。 最近の日本国内の事件などを見ると本当にこれが日本人がすることなのかと思う。昨日のニュースでは岡山の母親とその恋人が子どもを椅子に置いた鍋に6時間も立たせたり食事もろくに与えなかったりして死に至らしめたとか、大阪では心療内科医院に放火して医者や患者を焼き殺したり、埼玉県ふじみ野市で母親が死んだからと医師を呼びつけて散弾銃で撃ち殺したり、電車内で放火したり、大学入学試験の会場前で受験生を刺したりと、凶悪事件が頻発している。この様な報道に接する度に今の日本人の心があまりにも荒んでいることに情けない気がする。これも日本人として古代から受け継いできたものをしっかりと教育してこなかったために、日本人としての優しさ誇り、他人への思いやりなど何もかも捨て去ったことで起きたことなのかも知れない。
ところで私は宮崎正広氏(保守系論客)のメルマガを随分前から読んでいるが、最近宮崎氏が出版された「日本の保守 やまと魂をつくった思想の系譜」を購入して読んだ。最初に保守主義とはなんぞやとの問いかけがある。『保守と言うからには何かを守るのである。ならば何を何から守るかと問うと、伝統、文化、歴史を守るのだという定義よりも最大公約数的な模範解答は「国民の生命と財産」であり、「敵の侵略から国土を守」となる。何か欠けていないか?「国民の精神」を守ると答える人は日本では稀である。ましてや、その精神の中核にあるのは万世一系の天皇伝統である。』と書いてあった。 これこそが126代続く天皇でありその最初が神武天皇である。神武天皇の建国の理念「八紘一宇、皆が家族のように仲良く生きよう」である。神代に興味を持ったので宮崎氏が昨年11月に発刊された「葬られた古代王朝 高志国と継体天皇の謎」を知り早速アマゾンで取り寄せて読んだ。
まず高志国という名前は全く知らなかった。高校3年生で日本史を習ったが、その時先生がぼそっと一言「出雲は違う国であったようだ、神話が違う」と言われたのが何故か耳に残っていた。 この意味は大和朝廷と出雲国は違うのだとおぼろげながら理解していた。ところがこの本に出てくる「高志国」は現在の若狭・福井・石川・富山から新潟県あたりでいわゆる越前。越中・越後で、古事記に出てくる高志は別名「古志」、日本書記では「越」の表記が多い。錦鯉の産地で有名な「山古志村」、その他「こし」にちなんだものとしてお米のコシヒカリ、お酒では越乃寒梅、今の三越の前身の越後屋などにその名残を留めている。この時代中国や朝鮮との行き来があり日本海側が日本の表玄関であったことに驚く。また出雲の大国主の命が高志国の女王ヌナカワヒメと結婚したことにより出雲の勢力圏に入ったこと等を知り驚いた。歴史の授業では全くスルーされていた。そして天皇家のことについ書いてあったが第25代武烈天皇が早世され、「天皇空位」となったため後継者を誰にするかと言うことで第15代応神天皇の5世孫で高志国の大王であった「オホド」に決めて迎えに行くが、3回躊躇されたのち、やっとお受けされ第26代継体天皇として即位された(継体元年 507年)。現、天皇陛下の丁度100代前の出来事である。折しも今、皇位継承問題が取りざたされているが、今迄に10代8名(2度皇位につかれた方が2名)の女性天皇がいらっしゃるが父親が皇族でない女系天皇は0で皇室は2681年続いてきている。この歴史の重みを考えると軽々しく女系天皇も良という無かれである。 今は宮崎氏の「歩いてみて解けた『古事記』の謎」を読み始めた。実に面白い。
2022年02月13日