AM9:00〜PM0:45PM2:00〜PM6:20
木・日・祝日
先日、広大工学部応用化学科S44年卒の古希の同窓会が大阪在住のクラスメートのお世話で、大阪ヒルトンプラザWEST6階「燦」で開催され参加した。我々のクラス会は昭和45年に1回目をした後、平成22年、平成26年、と今回で4回目である。平成22年まではみんな現役で忙しく働き、クラス会をする余裕もなかった感じがしている。しかも今回が広島以外での初めての開催である。 当日の会場は大阪駅前ということで案内が来ていたが、大阪という場所は何回か行ったことがあるが、ほとんど誰かの後をついて行くだけだったので全く不案内。きょろきょろ探す羽目に。やっと見つけて行ったところは、実は以前劇団四季を鑑賞した場所であった。おかげでなんとかぎりぎりに間に合う。 今回は43名の内20名が参加、卒業以来初めて会う級友が2名。その内一人は体型が変わりすぎて全く名前が出てこない。幹事が前もってみんなの近況をメールで聞いておりその一覧が机上配布されていた。参加できなかったクラスメートの状況もよく分かった。すでに他界したクラスメートが2名いる。 また2ヶ月ほど前に、工学部同窓会の同窓会誌が届いていたが、その中の物故者名簿に当時我々を教えて頂いた3名の先生方の名前が記載されていた。いずれも90歳を超えられており、ほぼ天寿を全うされたのではあろう。しかし我々にとっては寂しい限りである。幹事の挨拶の前に全員で黙祷をした。 他界したクラスメートのY君の実家は造り酒屋で、名古屋在中のT君がわざわざY君の実家のお酒を持参してくれ、それをみんなで飲みながらY君を忍んだ。 各自の近況を聞いているとボランティア活動をしている、家庭菜園をしている、親の介護をしているとか、結構みんな日々忙しそうで、趣味や社会活動など大いに元気に活躍していることを知り私自身元気と勇気をもらった。 終了後、同じ研究室だった神戸在住のN君が大阪を案内してくれる。心斎橋、法善寺、難波花月、大阪の日本橋、黒門市場などを歩いて案内してもらう。いくつかの場所は訪れたことがある。これらの場所も今までは誰かについて歩いただけでどこに何があるのか分からなかった。この度は全部で歩いて案内してもらったので少し位置関係が分かった。おかげで本日の歩数は12872歩になった。
だんだん年を経ると、参加できる人数も減る可能性があり、次のクラス会は来年、名古屋で開催することになった。万難を排して参加しようと思う。
2016年09月30日
先日、尾道市健康推進課より「平成28年度尾道市歯っぴー検診受診券」が送られてきた。そこには「今年度、あなたは無料歯周疾患検診の対象です」さらに 「実施期間10月1日〜11月30日、検診場所・尾道市内委託歯科診療所・病院」とあった。当然私の勤務する「さいだ歯科医院」も委託歯科診療所でありこの検診のことは周知のことであった。しかしまさか自分自身が対象者であることには思いもつかなかった。私が今年度中に70歳になることすら失念しており本当にびっくりすると同時に否が応でも70歳を受け入れざるを得ない。今回の検診が最後の検診に当たる。自分は歯科医だが日頃、口の中を検診してもらったことが無いので、息子の院長先生に検診してもらうことにする。「医者の不養生」という言葉があるが良い機会かもしれない ところでこの「歯っぴー検診」は10数年前から尾道市では取り組んでいただいている。それまでは我々が誕生してから受けられる公的歯科検診は1.5歳児、3歳児歯科検診、就学時前検診、幼稚園入学〜高校卒業までの年1回の学校検診があった。高校を卒業すればその後、公的歯科検診は無い。 就職すると職場では年1回の検診が労働安全衛生法により義務付けられているが、その中に歯科検診を実施することは入っていない。願わくば労働安全衛生法に「歯科検診」という4文字さえ書き加えていただければ全てが解決するのだがいつまでたっても埒があかない。 そこでなんとか市民の皆様のお口の健康に資するために尾道市歯科医師会から要望書を出してこのような検診事業を尾道市がスタートさせた経緯がある。 対象者は歯周病が顕著になる40歳から10歳刻みで、40歳・50歳・60歳・70歳が対象者であった。 ところで私どものところに3〜5年振りに来院される患者様の多くの方が、結構虫歯が新たに発生していたり、歯周病が重症化されている方々が多い。 そこで昨年6月に歯科医師会としてこの検診を見直し35歳から70歳までの間を5歳刻みで検診出来るようにしてほしい旨、尾道市長に要望書を提出したところ、今年度から35歳から5歳刻みの検診が導入された。 尾道市の人口規模でここまで検診が充実しているところは広島県でも先進的である。受診率がどの程度になるか分からないが、対象となる市民の方が少しでも多く受診され、お口の健康に役立ったら良いなと思う。 この度の検診案内の少し前に、「平成28年度高齢者肺炎球菌予防接種のご案内」が尾道市より送付されて来ていた。まだ開封していなかったが本日開封するとそこにも今年度70歳になる方のところに丸印がついており、否が応でも高齢者になりつつあることを自覚させられた。
2016年09月19日
先日いつも通ってこられるYさんが「先生面白い文章があるので読んでみて」と1枚の紙を渡してくれた。聞くところによれば娘さんが電話口で話してくれたのを書き取ったのだとか。すぐ目を通したところ思わず納得。すぐコピーをして医院のスタッフにも見せる。みんなケラケラ笑いながら納得である。 その内容は 「18歳」と「81歳」の違い ・ 道路を暴走するのが18歳 逆走するのが81歳 ・ 心がもろいのが18歳 骨がもろいのが81歳 ・ 偏差値が気になるのが18歳 血糖値が気になるのが81歳 ・ 受験戦争を戦っているのが18歳 アメリカと戦ったのが81歳 ・ 恋に溺れるのが18歳 風呂で溺れるのが81歳 ・ まだ何も知らないのが18歳 もう何も覚えていないのが81歳 ・ 東京オリンピックに出たいと思うのが18歳 東京オリンピックまで生きたいと思うのが81歳 ・ 嵐と云うと松本潤を思い出すのが18歳 鞍馬天狗の嵐寛寿郎を思い出すのが81歳 ・ 自分探しの旅をしているのが18歳 出かけたままわからなく成って皆が探しているのが81歳
Yさんは81歳をすでに超えていらっしゃるが、まだまだお元気で70代半ばくらいにしか見えない。背筋も伸びてしゃきしゃきと歩かれる。この文書とは無縁の様である。 ところで最近2025年問題がクローズアップして来た。これは2025年に団塊の世代が全員後期高齢者になる。そうなると今の介護施設などの数ではとても対応できなくなり、また医療保険・介護保険が破綻する恐れが出てきた。 厚労省のホームページを見ると、「2025年(平成37年)を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもと、たとえ重度な要介護状態となっても可能な限り、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現していきます。」とある。 歯科医師会としてもこの地域包括システムにどのように関わっていくか議論が始まった。 先日歯科医師会の会合で尾道市における、65歳以上の単身世帯、夫婦二人の世帯数の平成17年と22年の国勢調査からの比較」表が出ていた。それによると平成22年には65歳以上での単身世帯が7786世帯、夫婦2人世帯が7389世帯とあった。恐らく単身あるいは2人世帯が、一番地域包括ケアシステムが必要になるのではなかろうか。 その数字を見ながらハタと思ったのは、私も65歳以上の夫婦2人世帯であることに気が付き驚く。昔は、3世代同居は当たり前だったが現在核家族化が進み、子供たちが独立すれば後は夫婦二人になってしまう、このままだと私達夫婦のどちらかに何かあれば老老介護の身になるのだと認識した。やはり住み慣れた地域、自宅で過ごしたいという気持ちは非常に強い。 81歳になってもYさんのようにしっかりと自立した生活ができ、最後はこのシステムを上手に利用出来れば良いのだが。
2016年09月06日