AM9:00〜PM0:45PM2:00〜PM6:20
木・日・祝日
GW最初の日曜日、尾道では「第71回おのみち港祭」が開かれていた。その日の中国新聞の記事では前日、土曜日の人出が16万人と出ていた。その記事に誘われて、家内と久しぶりに市内に出かけてみた。考えてみると11月のベッチャ―祭り以来である。 新浜から歩いて行く途中、先日オープンした全国初のサイクリスト向け複合施設「ONOMICHI U2」があり中に入ってみた。尾道県営2号上屋倉庫を改造したという事で、少し変わった雰囲気のたたずまいであった。 中にはホテル・サイクルやレストラン、オリジナルなパンを焼いているパン屋さん、カウンターバー、伝統工芸を現代生活に生かした製品を販売する瀬戸内ライフスタイルショップ、世界一の自転車メーカーのサイクルショップなど色々のテナントが入っており、若者向けの雰囲気であったが結構楽しめた。 その後尾道駅前に行くと特設ステージで小学生が踊りを披露していた。ステージのまわりでは我が子の踊りを観ようと集まった親御さんでごった返していた。 そういえば3年前、孫娘が幼稚園生の時出場したので、必死でビデオカメラを回していたことを思い出した。それからさらに東に向かって海岸通りを歩くが、次々と各小学校の踊り手たちがやってきて目を楽しませてくれた。それにしても音楽は同じ「ええじゃんSANSAがり」なのだが振り付けや衣装は各学校により違っており、しかも児童達のきびきびした動きにほれぼれとする。踊りの振り付けや、練習など先生も児童も大変だったのではないだろうか。それにしても小規模校はほとんど全員で出場しているが、大規模校では4年生の1学年だけとか、地域によって随分とばらつきがあるが尾道市の全部の小学校が出場しているとのこと。 途中結構知った人たちに出会って立ち話をしたりして楽しむ。 それにしてもこれくらいの人達が何時も街に溢れていると尾道も活気づくのだが。 午後からは中学生の出番だったが、久々に歩いたせいか、くたびれて小学生の部だけを観て帰る事にした。歩いて帰りかけたが年には勝てないのか、あるいは日頃運動もしていないせいか、人の多さに圧倒され、疲れて途中からバスに乗って新浜の駐車場まで帰った。 本日の出費は自販機のペットボトルのお茶2本320円とバス代2人分280円で合計600円。あまり「みなと祭」の経済効果にはお役に立てなかった。済みません。 それでも天気が良くて気持ちが晴れた。
2014年04月29日
広島で開業のS先生から「恒例カープ観戦の夕べ」のご案内を2月にいただいた。 S先生はカープを優勝させる会を主宰しておられその案内文には『我らが広島カープは、昨年初めてCSに進出を果たし、ドラフトでは超大物投手の大瀬良大地選手を引き当てるなど、戦力アップが図られ、シーズンインが待ち遠しい今日この頃です』とあった。早速申し込み、17日に他の歯科医師会の先生方と2年振りにマツダスタジアムへ野球観戦に出かけた。 新幹線で出かけたのだが新尾道駅にはカープのユニホームを着た何組かの野球観戦のグループがいた。ベンチで隣り合わせた人に「今日は勝てそうですか」と聞いたところ「外人だから打てないのでは」と言われていた。 カープファンではあるが、熱烈なファンとまではいかないので広島駅からスタジアムまで歩いて行く途中、広島カープの野球帽を買い求めようと何軒かのお店に立ち寄ったが、どこも品切れで手に入らず残念。 今年は開幕ダッシュで絶好調、一昨日16日までの成績は10勝5敗で首位をキープしている。昨年CSに出たせいで選手たちに自信が湧いてきたのではないだろうか。前回と同じく3塁側のラグジュアリーフロアーで観戦した。今期初の阪神3連戦最後の日である。 今回の対阪神戦の結果は15日が2対8で負けて阪神に6連勝を与えてしまい首位に並ばれた。しかし16日にはルーキー大瀬良投手の投打にわたる活躍により3対1で勝利し対戦カードを1勝1敗の5分にしての3戦目であった。 昨日は日中晴れて気温も24度くらいまで上がったが、夕方プレイ−ボール時間帯には雲行きがおかしくなり19時前から少し降りだした。しかしたいしたことはなく最後までもった。 球場は綺麗に整備され目に青葉ならぬ青々として芝生で心が安らぐ雰囲気であった。 プレーボールに先立ち、JTサンダーズの越川優選手が始球式をした。見事な投球であった。 18:00プレイボールで先発はカープがバリントン、阪神がメッセンジャーであった。 1回表、出塁されどうなるかと思ったが0点で切り抜け、その裏、2死満塁からの松山選手のタイムリーで2点を先取した。幸先よくスタートできこれはいけると思った。 攻守交代時の選手の動きを観ているとカープの選手はきびきびしていたが、阪神の選手は動きが鈍い。さすが首位のチームは動きが違うなと感じがした。3回にエルドレッドが5号ツーランを打ったが、「イケイケ」と大声で叫んでいた。何度もチャンスに大声を出したいたせいか、終わってみれば私の声は随分枯れてだみ声になっていた。 ラッキー7での風船飛ばしが終わって阪神の攻撃は0点でカープも簡単に2死となったが、エルドレットの2累打で2点追加し勝ちを確実なものにした。それでも9回バリントンに代わって今村が出ると、一緒に観戦していた先生方がまずいなと言う声を上げていらっしゃった。ふたり塁に出してしまいどうなるかと思ったが、無事切り抜け8対1で勝てた。これで首位をがっちりキープできた。阪神は3位に転落し、代わって巨人が上がって来た。これは脅威である。 エルドレッド・バリントン・松山がヒーローインタビューでお立ち台に立った。 何時もカープは鯉のぼりまで調子が良くてそれ以後落ちると言われているが、今年は期待が持てそうである。
2014年04月18日
先日映画「サクラサク」を観に行った。さだまさし原作で主題歌「残春」も彼の作詞・作曲である。彼の映画は「眉山」を観て以来である。この映画を観ながら考えることが多々あった。映画のストーリーは公式サイトから引用させていただく。 『大手家電メーカーに勤める大崎俊介(緒方直人)は部下からの信頼も厚く、将来を嘱望される会社員だ。重役への出世も目前で、生活は順風満帆なように思えた。 しかし、気付けばその家庭は多くの問題を抱えていた。妻・昭子(南果歩)との関係は冷え切り、、二人の間には何年もろくな会話がない。息子の大介(矢野聖人)は、大学受験に失敗しながらアルバイトを転々としており、家に帰っても逃げるように自分の部屋に閉じこもってしまう。娘の咲子(美山加恋)は高校生だというのに毎晩帰りが遅く、俊介の忠告も聞かず何を考えているのかわからない。俊介が仕事に追われている間に、家族は確実にバラバラになりかけていた。 周りを見つめるきっかけになったのは、父・俊太郎(藤竜也)が老人性認知症を患ったことだった。大雨の夜、俊太郎は徘徊しているところを警察に保護され、この日を境におかしな行動が増えていく。苦しむ俊太郎を見ても家族は見て見ぬふりで、一切助けようとはしなかった。薄情な家族に俊介は大きく失望し、孤独な父を守ろうとひとり奮闘する。しかし、実は、息子の大介が人知れず俊太郎を介護していたことを知る。家族の事を何も考えていないと思っていた息子の優しさあふれる行動を見て、俊介は家族のことを見ようとしていなかったのは自分の方だったと、初めて気付かされる。 ある晩俊介は、俊太郎の遠い過去の物語を聞く。 「家族と暮らした思い出は、敦賀のあのお寺だけだ。春、桜の花が満開で美しかった。」 あいまいな様子で、それでもしっかりとした口調で大事そうにその思い出を語る父を見て、俊介は決意する。 父の遠い記憶を探すため、家族のそれぞれを見つめてまたやり直すため、一家は一台のワゴン車に乗り込み、みんなで初めての旅に出る・・・』 壊れかけた家族の絆が少しずつ修復されていく様を見ながら目頭が熱くなった。と同時に、子育てや家族の大事な事、それこそ参観日・入学式・卒業式等子供に係る事も、「仕事が大事、家族を食べさせているのは俺だ」という自負のもと俊介と同じように妻に任せきりにしていた。 映画が終わって帰りの車の中で、家内に「あなたも同じだったでしょう」と言われ、図星で返す言葉もなく、そうだったと深く反省した。私の態度に呆れながらも全てをこなし、家族をまとめていてくれた家内には改めて頭が下がる。 今までは俊介の立場で人生を生きてきたがこれからは父・俊太郎の立場になる。 67歳という年齢を考えれば私にも老いが近くまで来ている事は間違いない。 昨日の新聞に2035年には65歳以上の高齢世帯が4割を超え高齢世帯の37.7%が一人暮らしになるという。年金・介護・医療など問題は山積みであり不安ばかりである。 その時私は俊太郎のように認知症になっているかもしれない。そうなるとどうなるのか、徘徊する様になるのか、粗相をするようになるの、そのとき誰が介護をしてくれるのか。いずれ行く道とは言え老いに対する何かしらの不安が付きまとう。 出来るだけ頭を使い、ぼけない様に日頃から訓練を心掛ける必要がある。ボケ防止には何が良いのか探さなくてはならないな。 本当に良い映画であった。第38回モントリオール世界映画祭に正式に招待されるだけの映画だと思った。
2014年04月13日
4月8日はお釈迦様の誕生日であるが、私にとっては結婚記念日でもある。今年は天気も良く丁度41年前と同じような日和で式場の桜がひらひらと散っていたのを思い出す。今年は7日が二男の娘が幼稚園に入園したので、その御祝いを兼ねて二男一家と私達で食事に出かけた。 今から思うと結婚して30年くらいは結婚記念日に食事に行くとか、家内に何かプレゼントする事は思いもつかなかった。ここ10年くらいは結婚記念日だと意識するようになった。 沖縄にいる長男一家では同じ8日が次女の小学校入学式で有ったが、遠くのために今回のお祝い会には参加できなかった。 それでも長男一家でお祝のケーキを食べていると、フェイスタイムで実況中継をしてくれた。それはそれで良かったのであろう。 場所は先日誕生日会をしてもらった東山さんにした。二男夫婦にとっては初めての場所だ。 私たち夫婦と孫娘が主役のはずなのだが、今回の主役はもっぱら孫娘であった。 二男夫婦が用意した花束を孫娘は私たち夫婦にハグをしながら渡してくれた。料理も子供用をお願いしていたが、我々大人の料理にも欲しそうにして少しずつ味見をする。またお店の人に愛想を振りまいて人気者であった。 結婚した時は私と家内だけだったのに今では2人の息子夫婦と両方合わせて孫5人と総勢11人の家族になっている。結婚式を挙げた時、41年後にこの様な事になっているとは想像もしなかった。 思えばこの41年間に色々の事が有り、家内には色々と迷惑をかけっぱなしで有った。脱サラして歯医者になると言って学生生活を始めた時は歯医者になれる保証もなく、口にこそ出さなかったが内心穏やかではなかったのだろうと推測する。 また今でこそ手を挙げての喧嘩はしないが、若いころは結構喧嘩もしてきた。我々が結婚した当時の女性は嫁ぐ時、母親から「少々の事は辛抱するのよ」と言われて嫁いでくるのが当たり前であったが、家内の母親は、娘可愛さからか、「いけなければ帰っておいで」と言って送り出してくれたとか。でも何とか辛抱してくれて41年目が迎えられたのだと思う。後9年で金婚式である。とりあえずそれに向かって1年1年を大事に生きていこうと思った。結婚記念日を多いに盛り上げてくれた孫娘に感謝である。
2014年04月09日
いよいよ新年度が始まり、色々の行事がまた始まった。その中で昨日6日の日曜日に自由民主党広島県第6選挙区支部の支部長である衆議院議員「小島敏文を激励する会」が尾道国際ホテルで開かれ出席した。中々この様な催しに参加できるものではないが、たまたま広島県歯科医師連盟がパーティー券を購入し、尾道市歯科医師会に送付してきたので会の代表者として出かけた。 当日は前衆議院議員で宏池会名誉会長の「古賀 誠」氏が講師としておいでになり講演をされた。彼の父親がフィリピンのレイテ島で戦死された事もあり、平成24年まで日本遺族会の会長をされていた経歴が有る。 そのため講演の内容は 今、安倍政権が進める集団的自衛権についての話に特化して話された。 ネットの上では古賀氏は京都の野中務氏と同じく自民党の中の「左翼」だ、いや「ハト派」だと言われているが、安倍政権の拙速な進め方にもっと慎重にとくぎを刺されていた。 その後小島敏文氏が国会報告をされた。その中で「医療・介護サービスの提供体制改革のための新たな財政支援制度(新基金)」について少し話された。 財源は消費増税で得た金額の中から904億円を投じるとのこと。今年度は医療分野で来年度は介護分野に特化すると言う話であった。これからの高齢化に対し効率良く医療と介護を運用する事は喫緊の課題だろうと思う。歯科がどのように関わるのか考える必要が有るなと思った。 その後、立食形式のパーティーが有り、参議院議員の溝手顕正氏、宮沢洋一氏、県知事の湯崎英彦氏、その他県議会・市議会・町議会等の議員の方達が登壇しお祝いを述べられた。 その中で湯崎県知事が広島県の今後の展望として観光立県を目指しているが、「しまなみサイクリングロード」も大きな柱だと話されていた。尾道港の横に最近サイクリング参加者のためのホテルも出来た事だし、これを起爆剤として満開の桜のごとく尾道が賑わう事は本当に有難い事だ。 中々いい話が聞けて良かった。
2014年04月07日