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2月3日から2月11日までの間で7本の映画を観た。現在上映は修了したが最初が「アンストッパブル」で暴走列車を止めるべく色々の手立てをしていく過程がスリリングで結構手に汗握る面白い映画であった。次が「ウォール・ストリート」、これは正月に韓国仁川空港から福岡空港までの間で観ていた映画で、途中切れになっていて非情なマネーゲームの果てに何があるのか是非最後の結末が観たいと思っていたもの。最後はやはり血のつながりがお金に勝るようだ。
その次が掘北真希主演の「白夜行」これもストーリーに引き込まれ固唾を呑んで観ていたように思う。そしてその日はもう一本「僕と妻の1778の物語」を観た。この映画は癌で余命1年と宣告された妻に夫として何が出来るかと考えた末に1日1編の短編小説を書くことにして実行していく。1年が過ぎ2年、3年と経つうちに妻の容態は悪化していく。妻が死んだ日に1778編目の物語を死んだ妻が読めるようにと原稿用紙に空書きし、それを空に投げて風に舞い上がらせる。癌を扱った映画のため少し重たい感じがしたが、自分だったらどうなのだろうかと考えてみたが結論は出ない。
そして2月11日には夕方16時半に夕食を食べて、エーガル8シネマズに行き、17:20から3本映画を観た。終わったら24:05であった。最初が「毎日かあさん」で、あまり笑うような場面は無かったがなんとなく憎めないほのぼのとした映画であった。映画の最後はキャストの名前が出てくるがこの映画ではスチール写真を挿入しながら映し出されていた。そして一番最後の写真は作者、西原理恵子さんとご主人がカンボジアのアンコールワットをバックに写した写真であったため、12月にアンコールワットを訪れたときの事を思い出させてくれた。次いでトイレ休憩後、同じ劇場で「ジーンワルツ」を見た。パンフレットには『“生命誕生の現場”崩壊の一路をたどる産科医療に潜む闇に迫るとある。代理母出産に挑む産婦人科医の戦いを描く医療ドラマで、妊娠受け入れ拒否や地方の医師不足などの医療問題を背景に、不妊治療のエキスパートの主人公が生命誕生に全力を尽くす姿を描く。壊滅寸前の産婦人科医療の現実に圧倒されながらも希望につながるラストが感動を呼ぶ』とあった。正にその通りでいずれも最近の話題が組み込まれており、私も一医療人であることから興味を持って鑑賞した。
またトイレ休憩の後、3本目の映画「太平洋の奇跡」を観た。この映画は太平洋戦争の激戦地サイパン島で、たった47人の兵力で4万5,000人ものアメリカ軍を翻弄(ほんろう)し続け200人の民間人を守りぬき、アメリカ軍から恐れられた実在の日本人、大場栄大尉の実話を映画化したものだ。この物語は歴史の中に埋もれていたが、かって銃を交えた元アメリカ海兵隊員のドン・ジョーンズが書いた一冊の本「OBA、the LAST SAMURAI」により広く知られるようになった。サイパン戦とは1944年6月、日本の重要な基地であったサイパン島に米軍が上陸、激戦となった。追い詰められた日本軍は、7月7日、約4000名の兵士で最後の総攻撃(バンザイ突撃)を敢行。捨て身の攻撃で、日本軍はほぼ全滅玉砕した。一方、島の北部に残された民間人はマッピ岬から次々と海に身を投げ命を絶った(その後この崖は「バンザイ・クリフ」と呼ばれている)。その数8000人とも12000人とも言われている。サイパンが落ちて以後、B29による本土爆撃が可能となった。2005年天皇・皇后陛下がバンザイ・クリフを慰霊されている。日本軍による民間人虐殺などの話がある中でこのサイパンでの大場大尉の行為は賞賛される。観終わって熱い物がこみ上げてきた。「ジーンワルツ」と「太平洋の奇跡」はお勧めである。
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